平成3274日目
1997/12/25
この日のできごと(何の日)
【沖縄県名護市・比嘉鉄也市長】辞職届を提出
普天間代替海上基地建設の受け入れを24日に表明した名護市の比嘉鉄也市長は、25日午後6時前、辞表を名護市議会の我喜屋宗弘議長に提出した。今後、公職選挙法に基づき処理されるが、日程的に名護市長選は3月1日の投票実施が有力となった。比嘉市長は、25日夕の記者会見で「ヘリポートはいつまでもキャンプ・シュワブ沖に存在し続けるものではない」として、市街地再開発や港湾整備など名護市や北部全体の振興を図る立場から受け入れを決意したと述べた。
比嘉市長は「私のこれからの責務は、政府に対しヘリポートの安全性を確保し、騒音を最低限に抑え、環境に最大限の配慮を示させること、名護市と北部地域振興の約束を守らせることだ」と述べ、24日の橋本首相との会談で「総理はこれらについて最大限の努力を約束し、振興策について閣議決定することを約束した」と成果を報告した。《琉球新報》
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【大相撲初場所】番付発表
日本相撲協会は25日朝、大相撲初場所(来年1月11−25日・両国国技館)の番付を発表した。九州場所で2度目の優勝をした貴ノ浪が、東大関で横綱昇進に挑む。旭天鵬がモンゴル出身で旭鷲山に続く2人目の新入幕を果たした。
両横綱は、6場所連続で貴乃花が東、曙が西。貴乃花は来年2月の長野冬季五輪開会式で横綱土俵入りを披露する。先場所全休の曙は横綱在位が史上7位タイの30場所目となる。大関陣の東は貴ノ浪と若乃花。武蔵丸が西に回った。
関脇、小結は先場所勝ち越しがなかったため顔触れが大きく変わった。西小結の琴錦は1年ぶりの三役返り咲きで、長谷川と並ぶ史上1位の三役在位30場所(関脇21、小結9)を記録した。東関脇の武双山と東小結の魁皇はともに三役20場所目となる。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・首相官邸の年末恒例行事になっている絵画の掛け替えが25日行われ、橋本龍太郎首相は運び込まれた来年用の作品30点を鑑賞した。前日、比嘉鉄也名護市長が海上ヘリ基地受け入れを表明し、懸案が解決に向け動き出した解放感からか、記者団に「この色の使い方は変わっていていいぞ」と解説するゆとりを見せた。さらに、以前から飾ってある沖縄女性の絵を指さして「大田知事はこれに喜んだ」と語り、海上へリ基地問題で依然姿勢がかたい大田昌秀知事を、絵の力を借りてでも解きほぐしたいとの気持ちをのぞかせた。
○・・・この日開かれた与党政治改革協議会の冒頭、首長の多選問題が話題に。自民党と社民党が対立している企業・団体献金の禁止問題と違って本来の協議テーマではないだけに、さきがけの武村正義元代表が「三選禁止でどうか」と提案すると、自民党の関谷勝嗣政治改革本部長も「それならこの場でサインできる」と安請け合い。さらに、滋賀県知事OBの武村氏に「国会議員より知事の方がいいでしょう」と水を向けた。武村氏は「平均的な議員より知事の方が楽しい」と答えたものの、議員数が少ないさきがけとしては、平均的議員以上の動きで独自色をアピールしなければならない立場。《共同通信》