平成3259日目

1997/12/10

【山陽自動車道】全線開通

神戸市と山口市を結ぶ山陽自動車道の三木小野インター(兵庫県三木市)−山陽姫路東インター(同県姫路市)間21.5キロの工事が完成し10日、開通式が行われた。これで山陽道は全線(419キロ)が開通し、瀬戸内海沿岸の各都市が一本の高速道路で結ばれた。

開通式は今度完成した区間の権現湖パーキングエリア(同県加古川市)で開かれ、鈴木道雄日本道路公団総裁、貝原俊民兵庫県知事ら約1000人が出席。パレードなどで祝賀ムードを盛り上げた。

山陽自動車道は昭和49年に建設が始まり、約2兆1700億円をかけた。来春には、明石海峡大橋を渡り四国と本州を結ぶ「神戸淡路鳴門自動車道」とも接続する予定で、地元は瀬戸内地域の経済振興につながると期待している。《共同通信》



【プロ野球・阪神】契約保留者が続出

オフになると阪神は粘り強い。10日も契約交渉で藪、八木、平塚がサインしなかった。桧山、湯舟、伊藤、田村、弓長、山田と合わせ、主力9人が保留。いずれもシーズン中を上回るような気迫だ。9人はいずれも昇給提示を保留している。今季5位に終わったのに、それぞれの言い分はまるで優勝チームのようで……《共同通信》

【温暖化防止京都会議】温暖化ガス削減で合意

京都市で開催中の気候変動枠組み条約第3回締約国会議(温暖化防止京都会議)は最終日の10日、欧州連合(EU)と米国、日本が最大の焦点だった温室効果ガスの排出削減目標についてEU8%、米国7%、日本6%で合意した。日本は橋本龍太郎首相が政治決断した。

同会議全体委員会のエストラーダ委員長は同日深夜、先進国全体で6%の削減となる修正議定書案を作成。最終的に決着する方向で、委員会で認められれば本会議の採択を経て、11日未明にも世界で初めて二酸化炭素(CO2)などの排出削減などを義務付けた法的拘束力のある議定書が生まれる。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・村岡兼造官房長官は10日午前の記者会見で、温暖化防止京都会議の見通しについて「ぎりぎりの交渉をやっている」「何とか妥結したい」と事務局が用意したメモを手に慎重な言い回しに終始した。だが、最後は「ま、こういうのは昨日の本会議と同じで、最終段階にならないとなかなか(決まらない)と私は思ってますがね。深夜になることも…」と介護保険法案採決などで夜にずれ込んだ9日の衆院本会議を引き合いにニヤリ。外交は苦手とする村岡氏だが、長年の経験で磨いた“国対感覚”では、与野党対決の終盤国会も京都会議も乗り切る手法は同じ話か。

○・・・梶山静六前官房長官はこの日、早大で講演し、竹下登元首相が同じ会合にかつて招かれたことに触れ「奇縁があり、感動した」と述べ、ささやかれる同氏との“不仲説”をまず否定した。二十数年前の訪中時に会った故周恩来首相との思い出話に絡め「周氏は『あす死んでもいいというつもりで全力を尽くしている』と語った。私もそういう思い。次の世代に何を残すかが政治課題だ」と最近の心境を披露。しかし「周さんは常にナンバー2としてやってきた」と強調したあたりは、10兆円の新型国債構想で久々に脚光を浴び、あまり出過ぎないようにと自戒の念も。《共同通信》

【ノーベル平和賞】授賞式

地雷廃絶を目指した国際世論の推進役となった非政府組織(NGO)の国際連合体「地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)」と、米国人女性ジョディ・ウィリアムズICBL代表(47)に対するノーベル平和賞の共同授賞式が10日、ノルウェーのオスロ市庁舎で行われた。

ウィリアムズ代表とともに、地雷で両足を失ったカンボジア人活動家トン・チャンナレットさん(37)もICBLを代表して平和賞のメダルを受け取った。

授賞式でウィリアムズ代表は「われわれが最も誇りに思うのは条約である」とし、3、4日にオタワで121カ国が調印した対人地雷全面禁止条約の重要性を強調。

同代表はさらに「NGOと諸国政府が軍備管理問題で初めて密接に協力したことが認知された」として、従来は敵対者とみなし合っていたNGOと政府の両者が、同条約成立に関して「共同で先例をつくり、共同で歴史を変えた」と指摘。その上で「諸国家の指導者が初めて市民社会の意思にこたえるために結集した」として条約賛同国の政治指導者に感謝した。《共同通信》



12月10日のできごと