1991 平成3年8月23日(金)のできごと(何の日)

平成958日目

平成3年8月23日(金)

1991/08/23

【第3回世界陸上・東京大会】開幕

史上最多の168か国・地域から1705選手が参加する第3回世界陸上選手権は23日夜、東京・国立競技場に天皇、皇后両陛下をお迎えして開会式が行われ、10日間にわたる大会の幕を開けた。

1980年のモスクワ五輪が西側諸国にボイコットされたのを契機に、世界の陸上選手たちが、政治や国際問題の影響を受けずに参加できるようにと、1983年(ヘルシンキ)に創設された大会は、87年のローマを経て、今回が3回目。大会直前にクーデターが発生、不参加が心配されたソ連選手団も到着し、国内競技団体の不統一から参加を見送られた南アフリカを除き、ほぼ全世界の陸上選手たちが集まった。

開会式は、選手団の入場行進のあと、プリモ・ネビオロ国際陸連会長があいさつ。天皇陛下が開会宣言をされた。そのあと歌舞伎の市川猿之助氏の総合演出、作曲家坂本龍一氏の音楽監督による華やかなアトラクションが行われた。《読売新聞》

【ソ連】内閣総入れ替え

ゴルバチョフ大統領は職務復帰2日目の23日、エリツィン・ロシア共和国大統領と会談、急進改革派のバカーチン元内相を国家保安委員会(KGB)議長にするなど、エリツィン色が極めて鮮明な連邦政府新人事に合意した。これを受け、ゴルバチョフ大統領はロシア共和国最高会議の演説で連邦内閣の総入れ替えを発表、両大統領は、一人が職務遂行不能となった場合、直ちに残る一人に権限を移譲することに合意したことを明らかにした。

また、ゴルバチョフ大統領は、クーデター関与の疑惑のあるルキヤノフ・ソ連最高会議議長、ベススメルトヌイフ外相の解任を発表、9共和国首脳との会談では、新連邦内閣を9共和国代表が参加した連立内閣とすることに合意した。

一方で、クーデター派の基盤とされるソ連共産党への反対行動が各地で激化、モスクワでは市共産党の活動停止を命じた政令が布告され、両大統領の会談でも、共産党中央委ビルの封鎖が合意された。ソ連は、共和国主導の下、共産党の影響力排除と急進改革に向け、さらに大きく踏み出した。

ソ連のゴルバチョフ大統領は23日、「先のクーデターに関与したすべての閣僚を更迭する」という方針の下、新たに、ベススメルトヌイフ外相を解任、新しい国家保安委員会(KGB)議長にワジム・バカーチン国家安全保障会議員、内相にビクトル・バランニコフ・ロシア共和国内相、国防相にエブゲニー・シャポシニコフ国防次官(空軍総司令官)を指名、さらに、パブロフ内閣総入れ替えの方針を明らかにした。

これらは、ロシア共和国最高会議での演説などで明言したものだが、ゴルバチョフ大統領は、さらに、エリツィン・ロシア共和国大統領との会談で、ルキヤノフ・ソ連最高会議議長を解任することで合意。また、22日に国防相代行に任命されながら、クーデター関与の疑惑が浮上しているモイセーエフ・ソ連軍参謀総長の後任に、ウラジーミル・ロボフ・フルンゼ軍アカデミー学長を任命した。

急進改革派寄りのバカーチン氏、現ロシア内相のバランニコフ氏らの起用などは、エリツィン氏の意向に沿うもので、同氏が22日、改めて強調した「国民合意政府」樹立構想を、ゴルバチョフ大統領が、ほぼ全面的に受け入れざるを得なかった結果ともいえよう。《読売新聞》

【海部俊樹首相】政権2年「みなさんのおかげ」

「自民党内の基盤が弱いことは事実。みなさんの協力を得て、やってこられたのも事実だ」。23日の参院予算委員会で、自民党の井上孝氏(竹下派)が、海部内閣2年間の感想を聞いたのに対し、首相は「みなさんのおかげ」を強調した。

21日の衆院予算委で、やはり自民党の山口敏夫氏(渡辺派)が、「海部続投」阻止の立場から、首相のリーダーシップに疑問をぶつけた時は、「力いっぱい取り組んで来た…改めて前進したい」と、ムキになって強気の答弁をした首相。この日は、海部内閣を支えている竹下派議員の質問という安心感に加えて「『一生懸命』の言葉通り首相は努力され、世論調査でも高い支持率を得ている」などと持ち上げられたせいか、つい本音?が出たようで、答弁も「微力だが与えられたことに全力を挙げてきた」と、謙虚な姿勢。

自ら党内基盤の弱さや他派の協力を認めるあたりは、続投をにらんでの竹下派への協力要請とも受けとれる。《読売新聞》



8月23日のできごと

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