平成3120日目

1997/07/24

この日のできごと(何の日)

【橋本龍太郎首相】北方領土「1999年までに打開」

橋本首相は24日、都内で開かれた経済同友会の懇談会で講演し、対ロシア外交に関して、首脳会談の積み重ねや経済開発への協力などを通じて、1999年中に北方領土問題の打開などを目指す考えを示した。

首相は対ロ外交の新ドクトリンというべき、「信頼」「相互利益」「長期的視点」の3原則を明示し、とくに北方領土問題について、「『3原則』によってのみ乗り越えられる」と強調した。

これが、9月の自民党総裁選で再選が固まっている首相として、今後2年の在任中には北方領土問題で何らかの道筋をつけたいとの意欲を示したものだ。首相は年内にエリツィン大統領との会談を実現したうえで、精力的に首脳外交を展開し、領土問題解決の環境作りを促進する方針だ。《読売新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【民主党】「改革会議」で波紋

民主党は24日の代表、副代表による会議で、新進、民主、太陽3党などの有志議員が設立準備を進めている「改革会議」への参加について協議した。同会議の世話人を務め、民主党からの全員参加を唱えている鳩山由紀夫代表が「将来的には統一会派や新党も視野に」と発言していることに対し、横路孝弘副代表や鳩山邦夫副代表から批判が出た。このため同党からの参加については、他党からの参加状況も見ながら、あらためて検討することになった。

横路氏らは「地域に人が集まって党を立ち上げている時に、代表が簡単に新党などと口にするのはおかしい」「新進党の党内抗争に利用されるだけではないか」などと批判するとともに、同党全員参加にも慎重な姿勢を示した。

これに対し鳩山代表は「民主党の理念をないがしろにするつもりはないし、現時点で新党を目指しているということではない」と釈明。会議後の記者会見でも「統一会派や新党と申し上げたことは必ずしも適切ではなかった」と述べた。

だが党内には「民主党も新党なんだから、足場も固まらないうちにまた新党と言っても、だれもついてこない」(幹部)との不満がくすぶっている。

民主党は、党本部を東京・虎ノ門から国会近くの永町のビルに移転し、24日、新事務所のお披露目式を行った。鳩山由紀夫、邦夫正副代表ら幹部や党職員がジュースで乾杯、800平方メートルと2倍近くに広がった新天地での新たな出発を祝った。

同党内では社民、さきがけ両党出身者間のあつれきが国会議員だけでなく、職員間でも指摘されているだけに、鳩山氏はあいさつで「旧党本部は国会から離れていて、仕事の打ち合わせもできない状況があったが、この事務所が解決してくれる。新党本部を愛して一日一度は顔を見せていただきたい」と、しきりに党内融和を訴えていた。《共同通信》

【東大阪市】男が「なた」で2人切りつけ

24日午前7時50分ごろ、大阪府東大阪市の長田北公園で通勤中の会社員A子さん(28)と、無職のBさん(68)の2人が相次いで、なたを持った男に切りつけられた。A子さんは頭と腕を切られ、Bさんは頭の骨を折られていずれも1ヶ月の重傷。

通りがかった会社員ら3人が男を取り押さえ、布施署員が殺人未遂の現行犯で逮捕した。調べによると男は住所不定、無職C容疑者(52)で「暑いのでむしゃくしゃしてやった。だれでもよかった」と供述しているという。なたは全長37センチ、刃渡り17センチ。《共同通信》

【プロ野球オールスターゲーム第2戦】全セ6−3全パ

プロ野球のサンヨー・オールスターゲーム第2戦(最終戦)、全セントラル−全パシフィックは24日、神宮球場で行われ、全セが6-3で勝ち、第1戦の雪辱を果たした。最優秀選手は2本塁打の清原(巨人)が選ばれ、昨年の第2戦以来、自己記録を更新する史上最多の6度目の受賞となった。通算成績は全パの68勝51敗6分け。

全セが長打攻勢で先手を取り、6投手の継投で逃げ切った。全セの口火を切ったのは清原。二回二死一塁から左へ2点本塁打。西口のスライダーをうまく捕らえた。続いたのは松井。四回、グロスから右中間へソロ本塁打。プロ5年目でのオールスター戦初アーチとなった。さらに波留の安打の後、清原が2打席連続の2点本塁打した。八回は松井の左前適時打で、巨人勢が全打点をたたき出した。

先発の山本昌は2回を打者6人できっちりと封じた。全セは、八回は佐々木、九回は宣が力で抑えた。全パは五回、イチローの中前打の後、田中、片岡の連続適時二塁打で2点。六回には中前打の松井が二盗後、ローズの左翼フェンス直撃の二塁打で2点差に詰め寄った。しかし、終盤は全セの強力ストッパーに後続を断たれた。《共同通信》



7月24日 その日のできごと(何の日)