平成3119日目

平成9年7月23日(水)

1997/07/23

【 ASEAN・東南アジア諸国連合】ミャンマー、ラオスが加盟

東南アジア諸国連合(ASEAN)は23日、クアラルンプールでラオス、ミャンマーの2カ国の加盟式典を行い、ASEAN9カ国体制を発足させた。しかし当初予定されていたカンボジアの加盟は見送られ、「ASEAN10」体制は実現しなかった。

議長国マレーシアのアブドラ外相は同日夜の記者会見で、「カンボジアの連立政権は維持されなければならない」と明言。その上で、連立政権の一翼を担う民族統一戦線の党首選について「法的な手続きを経ればだれでも構わない」と述べ、ラナリット氏以外の第一首相でもASEANとして認めることを示唆した。

アブドラ外相の発言は、フン・セン第二首相による。ラナリット外しを事実上容認、今年12月に開かれる創30周年の記念首脳会議までに、カンボジア加盟を実現させる可能性を残したものと言える。

一方、カンボジアの新第一首相に内定しているイン・フォット外相は、混乱収拾に向けたASEANの調停を受け入れる柔軟姿勢を表明。ASEAN側は連立政権体制の維持を軸に調停活動を再開することを決め、外相会議で継続協議することになった。

ASEANがカンボジア問題への全面的関与を表明したことで、地域機構として域内の安定を脅かす紛争処理への力量を問われることになる。《共同通信》



【秋田自動車道】湯田ICー北上西IC開通

「秋田自動車道」のうち岩手県の湯田ー北上西間21.6キロが23日、開通した。これにより、すでに開通している湯田ー秋田南(76.4キロ)、北上西ー北上ジャンクション(JCT)(8.7キロ)と合わせて、秋田市が東北自動車道と接続。東京と東北6県の県庁所在地がすべて高速道路で結ばれた。

秋田にとっては、今年3月のJR秋田新幹線「こまち」開業に続く高速交通網の整備。同日午前10時に湯田町で行われた開通式には、増田寛也・岩手県知事、寺田典城・秋田県知事らが出席して開通を祝った。《読売新聞》

【プロ野球・オールスターゲーム】第1戦

プロ野球のサンヨー・オールスターゲーム第1戦、全パ−全セは23日、大阪ドームで行われ1試合最多タイ記録の17安打を放った全パが5−0で勝ち、最優秀選手(MVP)には1試合4盗塁のオールスター戦新記録を達成した松井(西武)が選ばれた。通算成績は全パの68勝50敗6分け。

全パは三回、安打の松井が二、三盗を決め、二死三塁から吉永(ダイエー)の中越え二塁打で1点を先制した。四回には田口(オリックス)の犠飛で加点。五、六、八回にもそれぞれ1点を加えた。投げては5投手の継投で、全セの打線を散発5安打に零封した。最終戦は全パが西口(西武)、全セが山本昌(中日)の先発で24日、神宮球場で行われる。《共同通信》

【月ヶ瀬村中2女子不明事件】村内在住の25歳男を逮捕

奈良県月ヶ瀬村で村立月ヶ瀬中2年、A子さん(13)が5月4日、車ではねられ連れ去られた事件で奈良県警の捜査本部は23日未明、A子さんを故意に車ではねて連れ去ったとして、未成年者略取の疑いで無職B容疑者(25)を逮捕した。

B容疑者とA子さんの自宅は約200メートルしか離れておらず、互いに顔見知りだった。調べに対し、B容疑者は事件当日現場付近でA子さんを目撃したことは認めたが、容疑は全面的に否認している。《共同通信》

【小泉純一郎厚相】ジンバブエを批判

アフリカ3カ国を訪問した小泉厚相が23日に帰国した。ジンバブエで、ムガベ大統領との会談が実現しなかったことから、小泉氏は成田空港で記者団に「外交常識があるのか」と同国を批判するとともに、「政府開発援助(ODA)を総点検する必要がある」とし、24日の橋本首相への帰国報告の際の進言する考えを示した。

しかし、政府は、騒ぎをこれ以上拡大させたくないのが本音で、政府筋は「大統領に会えなかったから援助を見直すという短絡的な発想を首相はしていない」と説明し、事態の沈静化に躍起になっている。《読売新聞》

【橋本龍太郎首相】閣僚数削減せず

橋本首相は23日、首相官邸で開かれた行政改革会議の会合で、中央省庁再編に伴う閣僚ポストの見直しについて、「現状くらいの(閣僚の)定員は欲しい。省庁の数と閣僚の数は別にしてもらいたい」と述べ、現在の20閣僚を削減する考えはないことを明らかにした。

また、現在約220ある政府の審議会については、「新しい省庁が出来れば、すべての審議会をご破算にすべきだ」と指摘し、省庁再編の具体化に合わせていったん全廃する方針を示した。《読売新聞》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は23日、東京ドームで開かれた都市対抗野球大会を久美子夫人と観戦、地元岡山県倉敷市の川鉄水島チームを応援した。最初は地元チームのリードに会心の笑み。ところが相手チームの反撃であっという間に逆転され、とたんに仏頂面に。結局リードされたまま途中でドームを後にしたが、官邸に戻ってからも「おれは機嫌が悪い」と記者団に八つ当たり。「残念ですね」と記者団が水を向けると「うるさい。まだ負けていない」と相変わらずの負けず嫌いぶり。

○・・・自民党の太田誠一筆頭副幹事長はこの日、野中広務幹事長代理を講師に招き、政策セミナーを都内で開いた。最近、加藤紘一幹事長から「ヒラ取締役の一つ手前かな」と言われたことを紹介した後で、「橋本首相は政府の仕事だけだから(党内ではいわば)会長。加藤社長、野中専務の次に太田常務、というくらいの気概でいる」とちゃっかり重役級をアピール。きたる内閣改造では是が非でも入閣の力添えをと、らつ腕専務の野中氏に熱い視線。《共同通信》



7月23日のできごと