平成3046日目

平成9年5月11日(日)

1997/05/11

【秋田・八幡平温泉郷】土石流で16棟全壊

11日午前8時ごろ、秋田県鹿角市八幡平の八幡平温泉郷にある澄川温泉の裏山で土砂崩れが発生、崩れた土砂が近くの川に流れ込み、土石流となって同温泉と約1.2キロ下流の赤川温泉の宿泊施設など計16棟を全壊した。澄川温泉では7日に降った大雨の影響などで10日にも土砂崩れがあり、2つの温泉旅館に宿泊していた湯治客らは既に避難していたため、けが人などはなかった。

秋田県警などによると、土砂は赤川温泉を越え、さらに下の銭川温泉まで約2キロのところに迫ってきており、砂防のえん堤に土砂がたまっている状態。鹿角市は対策本部を設置、被害がさらに拡大する恐れがあるため、周辺の温泉や民家にも避難勧告を出し、秋田県や県警などとともに24時間態勢で警戒を続けている。

10日の土砂崩れは澄川温泉の裏山で発生、幅約500メートル、高さ約120メートルにわたって崩れた土砂で国道341号が通行止めとなったほか、露天ぶろが埋まった。このため鹿角市は澄川、赤川の両温泉などに避難勧告を出し、銭川温泉を含めた3つの温泉の宿泊客、関係者計74人が避難。さらに、この日の土砂崩れ、土石流発生で周辺にも勧告を出し、銭川温泉から約1.7キロの志張温泉の14人と民家などの7世帯28人も11日夕までに避難した。《共同通信》



【国連・アナン事務総長】初来日

国連のアナン事務総長が11日、就任後の主要国来訪の一環として成田着の日航機で初めて来日し、明石康国連事務次長らの出迎えを受けた。事務総長は滞在中、12日に池田行彦外相と、13日に橋本龍太郎首相とそれぞれ会談、国連の行政改革などについて話し合う。《共同通信》

【プロ野球・中日】大豊200号は逆転3ラン

広島3−5中日◇11日◇ナゴヤドーム

終盤、一発攻勢でシーソーゲームになり、中日は八回、大豊のプロ通算200号本塁打となる中越え3ランで逆転勝ち。五回はスクイズ、六回は犠打と先手、先手と攻めたのが功を奏した。広島は七回、代打西山の2ランで勝ち越したが、佐々岡投入が誤算。《読売新聞》

【東京六大学野球】慶大・高橋由伸選手が21号

慶大10−1東大、法大6−1立大◇11日◇神宮

法大と慶大がそれぞれ連勝。法大は勝ち点3、慶大は2とした。

慶大は二回、後藤の右中間三塁打を足場に、3長短打と4四死球など打者11人の猛攻で優位に立ち、計13安打で圧勝した。高橋は九回に通算21号本塁打を放ち、田淵幸一(法大)のリーグ記録にあと1と迫った。東大は8連敗で2季ぶりの最下位が決定した。

法大は四球や敵失などで出塁した走者を着実にかえしてリードを広げ、九回には平馬が左越え2ラン。伊達は6安打、1失点で2試合連続完投勝ち。《読売新聞》

【大相撲夏場所】初日

大相撲夏場所初日(11日・両国国技館)1横綱、2大関が敗れる波乱の幕開け。曙は突き放せず、旭鷲山の上手投げに屈した。旭鷲山は初金星。貴ノ浪は栃東の厳しい攻めからの下手投げに敗れ、武蔵丸も、攻め込みながら小城錦に左腕をたぐられて前に落ちた。貴乃花はすばやく右上手を引き、休まず攻めて武双山を圧倒した。《読売新聞》

旭鷲山関、初の金星

小股すくい、足取り、ちょんがけ……。あらゆる持ち技を駆使し、最後は連続の上手投げで豪快に曙を転がした。勢い余って自らも一回転して土俵下へ。相撲も動作も旭鷲山らしさが全面にあふれる初金星となった。

二度の挑戦は、曙にあっさり退けられる。巡業のけいこでも勝負にならなかった。「止まったら終わり」と横綱の突きを左にまわってかわすと、「自分十分の左上手がとれていた」。そこからは技のオンパレードである。

曙は「(負けたのは)たまたまです」と強がったが、さすがにショックは隠せない。「僕の動きはそんなに悪くない。相手はだいぶ考えてきた。動きが止まらないし、捕まえさせてくれない」。要するに完敗ということだ。

モンゴルから角界入りして5年余り。幕に上がってから立てた目標、「三役昇進」と「寄り切りで勝つ」をかなえ、次の念願は横綱を倒すことだった。「(これで)自分が本当の相撲取りになったような気がする」と感慨を込める。

新小結の春場所は、すっかり研究されて4勝11敗と大負けした。「番付が落ちたから、今場所は思い切ってやる」と旭鷲山。場所前にひじを痛めたが、はつらつとした相撲はそんな不安を感じさせない。《日経新聞》

【イラン】地震の死者2400人に

イラン東部ホラサン州で起きた強い地震から一夜明けた11日、がれきの山となった被災現場では必死の救出、救援活動が続いている。

国営テヘラン放送などによると、マグニチュード(M)7.1の激しい地震で倒壊した家屋の下敷きになるなどして約2400人が死亡、負傷者は約6000人に上った。200近い村がほぼ壊滅状態となり、倒壊家屋は約1万戸に達した。救出作業が進むにつれて被害はさらに拡大しそうだ。

イラン政府は軍の救援部隊を空と陸から現地にピストン輸送しているが、被災地域が広く、道路も土砂崩れなどで寸断されているため、救出、救援活動は難航している。内務省は不足している医者や輸血用血液などの国際的な支援を呼び掛けている。《共同通信》



5月11日のできごと