平成5523日目

2004/02/21

この日のできごと(何の日)

【自衛隊イラク派遣】陸自主力部隊が出発

イラク派遣の陸上自衛隊の主力部隊約140人が21日夕、クウェートに向け政府専用機で航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)を出発した。

部隊は22日、クウェートに到着予定。数日かけて米陸軍のキャンプで車両の整備や射撃訓練を行った後、陸路で今月中にイラク南部のサマワ入り。宿営地設営を進めている部隊と合流する。

昨年7月のイラク復興支援特別措置法成立から約7カ月。サマワ中心部で迫撃弾による爆発が起きるなど治安情勢の悪化が懸念される中、番匠幸一郎一佐をトップとする主力部隊が本格的に復興支援活動をすることになる。政府専用機には無償で供与する医療機器も積載した。

浜田靖一防衛庁副長官は「イラクの人々のため、世界の平和のため、そして日本の平和のために頑張っていただきたい。多くの国民が心から敬意をもって応援している」と激励。

番匠一佐は「現地で活動している仲間と一体になって、早く、りっぱな(復興)基盤をつくりたい。50年、100年後の後輩たち、日本人から『良くやった』と胸を張れる仕事をしたい」とあいさつした。《共同通信》

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【プロ野球】契約更改

ダイエーの松中信彦内野手(30)が21日、キャンプ地の宮崎市で代理人を通じて交渉し、昨季の年俸1億5900万円から、3年の複数年で総額10億5000万円(出来高払いを含む)でサインした。これで12球団全選手が契約更改を終えた。

この日、松中の代理人を務める高橋博美弁護士がダイエー球団の佐藤賢二代表と中断を挟みながら約4時間交渉し、合意。その後、松中も同席し契約を結んだ。松中は「1回目の交渉から長くかかったけど、納得するまでサインするつもりはなかった。今はほっとしている」と話した。(金額は推定)《共同通信》

【サッカー】国際親善試合

サッカーのアテネ五輪アジア最終予選に備えた最後の強化試合となる国際親善試合のキリン・チャレンジカップは21日、大阪・長居陸上競技場に3万8601人の観客を集めて行われ、U−23(23歳以下)日本代表がU−23韓国代表に2−0で快勝した。

日本は後半、司令塔の山瀬(浦和)に代えて松井(京都)を投入して好機をつくり、後半11分に松井が先制点。同36分には森崎浩(広島)が追加した。注目の大型FW平山(長崎・国見高)も先発フル出場し、2点目をアシストするなど好プレーを見せた。《共同通信》

【大阪府・太田房江知事】リング入り

女人禁制を理由に地元で開催される大相撲春場所の土俵入りを今年も日本相撲協会に拒否された大阪府の太田房江知事が21日、大阪城ホール(大阪市)で開かれたプロレスのリングに上がり、開会宣言した。

主催の大阪プロレスは、防犯キャンペーンを行うなど府の事業を支援sたり、選手が府知事選で応援に駆け付けるなど太田知事にとって強い味方。無事にリング入りを果たした太田知事は「気分が良かった。そこに立つだけで元気がもらえる気がした」と満足げ。

この日は女子の試合も組まれ、太田知事は「プロレスは男女共同参画のスポーツですね」と遠回しに日本相撲協会を皮肉っていた。《共同通信》

【自民党・安倍晋三幹事長】北朝鮮をけん制

自民党の安倍晋三幹事長は21日午後、長野市内で講演し、北朝鮮を視野に今国会で成立した改正外為法について「もし北朝鮮が事態を悪化させれば、おそらく発動されるだろう」と述べ、核開発や拉致問題に対する北朝鮮の姿勢によっては経済制裁の発動もあり得るとの見方を示した。

25日から始まる6カ国協議を前に北朝鮮をけん制したとみられる。北朝鮮の貨客船「万景峰92」などへの適用を念頭に自民党が今国会への提出を目指している特定船舶入港禁止法案についても「基本的には今国会中に成立させたい」と強調した。

6カ国協議については「ウラン濃縮型の核開発計画を認めるかが焦点となる」と指摘。拉致問題について「北朝鮮が6カ国協議で誠意を示さなければ、他の問題を前進させても北朝鮮の要求に応じるわけにはいかない」と述べ、拉致問題も含めた包括的解決が必要との認識をあらためて示した。《共同通信》

【森喜朗前首相】「民主党は長くない」

自民党の森喜朗前首相は11日、兵庫県洲本市内などで講演し、民主党について「菅(直人代表)さん、小沢(一郎代表代行)さん、鳩山(由紀夫前代表)さんが合うはずがない。憲法、安全保障に関し考え方が全然違う。とりあえずまあまあとやっているが、長くはない」と述べ、分裂の可能性を指摘した。

小泉純一郎首相については「小泉さんは少し頑固なところがあるが、結果としてちゃんと党の総意を受け止めていく。それくらいの度量はある」として自民党の意向を尊重しつつ郵政民営化などの改革を実現していくとの見方を示した。

また「戦後約60年を経過して経済、金融、財政、税制もきしみや緩みが出てきている。新しい価値観の中で仕組みをつくっていくのが構造改革だ」と改革の必要性を強調した。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】1人区で過半数獲得を

民主党の菅直人代表は21日夜、鹿児島市で開かれた県連の会合で、夏の参院選について「27ある1人区でどれくらい民主党議員を誕生させられるか、が分かれ道だ。少なくとも10、できれば13、14の選挙区で勝たせていただきたい」と述べ、1人区での過半数獲得を目標に掲げた。また衆院鹿児島5区の補欠選挙で候補を擁立する方針を表明した。

一方、岡田克也幹事長は、栃木県で開かれた衆院議員の会合で「選挙区においては与野党逆転を目標に掲げて頑張りたい」と強調した。《共同通信》

【この日の民主党】

菅代表、鹿児島で「若者が戻ってくる地域づくり」を訴え

民主党の菅直人代表は21日、鹿児島県を訪れ、大口市ふれあいセンターに集まった500人を超える聴衆を前に「菅直人 日本の政治を斬る」と題して、講演した。

菅代表は保育園園長・後庵卯さんからの「安心して子育てできる社会をつくるにはどうすべきか伺いたい」との主催者挨拶を受けて、少子化問題と地域社会づくりをめぐる課題は重なっているとの見方を示し、地域社会で安心して子育てできる環境整備が必要と主張。行政主導の地域社会整備の必要性を訴えた。また、従来の近代化・工業化の延長線上にある開発による地域活性化ではなく、「農業・林業・漁業の見直し、環境保全事業への行政の取り組みによって若者が戻ってくる地域づくりを行うべき」と語った。

また菅代表は、イラクへの自衛隊派遣の問題にも触れ、「イラク戦争では協力できなかったから復興支援で、とした小泉首相の判断は果たして正しい道だったのか」として、イラク戦争の大義、非戦闘地域の認識等、あいまいな説明に終始したまま派遣に踏み切った政府の姿勢を批判した。

講演後の参加者との意見交換では、保育士をしているという参加者が「安心して子育てできる環境の整備と老後の不安を取り除いてほしい。民主党に期待している」と菅代表を激励。また、政府が進める年金改革への不安を訴える発言もあり、菅代表は先の衆議院選挙で示した民主党の持続可能な年金制度改革案を説明した。

集会には長崎県選出の山田正彦衆議院議員も参加した。

また、集会の帰路に菅代表は、センター近くのみどり保育園を訪問。園児や保護者と交流し、園児たちからかわいい合唱の歓待を受けた。《民主党ニュース》



2月21日 その日のできごと(何の日)