平成2598日目

平成8年2月18日(日)

1996/02/18

【橋本龍太郎首相】阪神大震災被災地を訪問

橋本龍太郎首相は18日、阪神大震災の被災地・兵庫県西宮市の鳴尾浜仮設住宅(約350戸)を訪れ、土井たか子衆院議長、馬場順三市長らとともに「元気で頑張ってください」と被災者を励ました。

続いて首相は、ボランティア団体主催の茶話会が開かれていた敷地内の「ふれあいセンター」で、住民約20人を前に「2年間の仮設住宅入居期限を延ばすより、一日も早く住宅を建てたい。今後は政府の復興対策本部の幹事会を地元で開きますので、どんどんこちらに参ります」とあいさつした。

この後、住民代表の自治会長(55)に、全員分の健康サンダルなどを私、拍手を浴びていた。

同仮設を離れる際、住民の一人が首相に「住専処理に投入する税金を被災者にまわして」と訴える手紙を渡し、首相が次の演説会場で「(移動中に)読んで泣けた」と紹介する一幕も。《共同通信》



【新進党・小沢一郎党首】「現実から逃避したい」

新進党の小沢一郎党首は18日夜、地元・盛岡市のホテルで開かれた「小沢一郎党首誕生を祝う会」に腰痛をおして出席した。

小沢氏はあいさつで「今日の政治状況を見ると、政治に対するイライラ、注文をたくさんお持ちと思う。自分の無力を感じ、時々、現実から逃避したい気持ちにかられる」と珍しく本音を漏らした。

ただ「嫌なことがあっても乗り切って頑張らなければならない」と述べ、「小沢首相」誕生への郷里の期待にこたえる決意も強調したものの、「党の顔」としての全国行脚がたたったのか、腰を痛めて体調は万全とは言えない上、住専問題での政府与党追及も手詰まり状態の中での発言だけに、思わず本音が漏れたとの声も出そうだ。《共同通信》

【若田光一宇宙飛行士】帰国

スペースシャトル「エンデバー」に搭乗した日本人宇宙飛行士、若田光一さん(32)が18日夕、成田着の日航機で米国から帰国した。

1月20日に10日間の宇宙飛行を終えてから初の帰国。今回の日本滞在は約3週間で、宇宙開発事業団に飛行報告をするほか、23日には出身地の埼玉県に里帰りし、県庁などを訪問する。

到着ゲートに姿を見せた若田さんは、以前勤務していた日本航空の女性職員から花束を受け取り、にっこり。「飛行の目的は達成され、うれしい。日本では多くの方々に、私が飛行を通じて経験したことをお話ししたい」と話した。

今後も米国での訓練に戻る若田さんだが、次回の宇宙飛行について「宇宙ステーションの組み立てに向け、船外活動をする機会があれば」と抱負を語った。

1年半ぶりの日本にもかかわらず、滞在中のスケジュールはびっしりで「ゆっくり休みたいが、そんな時間もないかも。日本食、特に(大学時代になじんだ)博多のラーメンを食べたい」と話していた。《共同通信》

【日本列島】各地で積雪

日本列島の南海上を進んだ低気圧の影響で関東から近畿を中心とした太平洋側で強く降り続いた雪は、18日昼前に峠を越したが、JRなどの交通機関が乱れ、影響が同日夜まで残った。ラグビーの日本選手権」などが中止となり、入学試験が行われた一部大学では開始時間が繰り下げられた。

低気圧は関東の東海上に抜け、気象庁は同日正午までに関東甲信地方などに出していた大雪警報を解除した。最大積雪量は東京14センチ、横浜、甲府22センチ、奈良17センチ、大阪7センチ、名古屋4センチを記録。東京、横浜では2年ぶり、奈良では6年ぶりの大雪となった。静岡でも2センチが観測され、12年ぶりの積雪となった。《共同通信》

【英・ロンドン】2階建てバスが爆発

ロンドン中心部で18日午後10時半(日本時間19日午前7時半)すぎ、爆発があり、2階建てバスが破壊され、少なくともバスの運転手や乗客ら8人が負傷した。日本人は含まれていないもよう。3人が死亡したとの未確認情報もある。

ロンドン警視庁は、バスに仕掛けられた爆弾テロの可能性が濃いとみて、現場一帯の道路を封鎖し、捜査している。停戦を破棄し、爆弾テロを再開している北アイルランドのカトリック系過激組織アイルランド共和軍(IRA)の犯行かどうかは不明。警視庁スポークスマンは「事前の犯行予告はなかった」と述べた。

現場は、英国放送協会(BBC放送)や、共同通信、日本経済新聞のロンドン支局が入ったブッシュハウスなどの建物が立ち並ぶオルドウィッチ地区の一角。高級ホテルや劇場街、観光客に人気のコベントガーデンにも近い。

目撃者らによると、バスは大破し、重傷の女性が血だまりに横たわり、男性が「わたしの足が…」とうめいていたという。《共同通信》



2月18日のできごと