平成2597日目

平成8年2月17日(土)

1996/02/17

【北海道・豊浜トンネル崩落事故】全員の遺体収容


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北海道のトンネル崩落事故で現地対策本部は17日午後3時、土砂の下敷きになっていた北海道中央バスの路線バスを掘り出し、午後8時すぎまでに車内に閉じ込められていた19人全員の死亡を確認、収容した。

16日には四輪駆動車に乗っていた積丹町の店員Aさん(20)も車内から遺体で発見されており、トンネルに突き刺さった巨大な岩盤を除去するため4回の発破作業が実施されたトンネル崩落事故は発生から8日目で、巻き込まれた20人死亡という最悪の結末となった。

陸上自衛隊などが徹夜で続けてきた掘削作業は17日午後3時ごろ終了。道警と消防のレスキュー隊が車体の屋根を切断、遺体を収容した。

車高3.2メートルのバスは、トンネル天井部の厚さ約85センチのコンクリートと大きな岩の下敷きになって高さ約1メートルに押しつぶされていた。

遺体確認の知らせとともに、トンネルの余市側で待機していた乗客の家族らは、トンネル海側の旧国道を通って遺体安置所となる古平海洋センターに移動、遺体も17日夜、同センターに運ばれた。

事故は10日午前8時すぎに発生した。巨大な岩盤が落下、トンネルが崩落。バスと四輪駆動車が閉じ込められた。乗客らはいずれも近くの市や町の住民で、通勤や通院、「さっぽろ雪まつり」などに出かける途中で巻き込まれた。

救出作業は、トンネルの上にのしかかり約5万トンの岩盤に阻まれたが、4回の発破で岩盤を除去し、トンネル上部から掘り進めた。

岩盤崩落の原因について専門家は、岩の亀裂に染み込んだ水の凍結や、2年半前の北海道南西沖地震の影響などを指摘している。《共同通信》



【村山富市氏、武村正義氏】そろい踏み

社民党の村山党首と新党さきがけの武村正義代表が17日、そろって市長選応援のため神奈川県藤沢市を訪れ、街頭演説に立った。同市長選は自民党公認を含む保守系候補に対抗して、両党とローカル政党が共同推薦候補を擁立。「第三極を目指す両氏にとって理想的構図」(村山党首周辺)との理由で、この日のそろい踏みとなった。

しかし、武村氏は演説冒頭から「評判の悪い住専(処理策)を決めた大蔵大臣です」「公的資金導入についてここでは説明しないが、人に嫌われたくない政治家があえて決断したことに深いわけがある」と住専の逆風「防戦」に終始。

これに対し、村山氏は持論の「人に優しい政治」実現に努めた首相時代の実績を強調、地方分権の重要性を訴えるなど、住専問題にあえて触れない作戦。結局、両氏とも新党問題には一切触れずに遊説を終了。新党結成の気勢は最後まで上がらずじまいだった。《共同通信》

【自民党・亀井静香氏】衆院解散時期「来年1月ごろが最適」

自民党の亀井静香組織広報本部長は17日、岩手県久慈市で講演、衆院解散と総選挙の時期について「来年1月ごろが最適」と述べる一方、総選挙後の新進党との保保連合を否定した。

亀井氏は、当面の最重要課題として景気対策を挙げ「上向き始めた景気を農村地帯まで浸透させてから解散するのが望ましい。時期とすれば平成9年度予算案編成後の1月ごろがベスト」との見方を示した。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】「住専」母体行献金を自粛

橋本龍太郎首相(自民党総裁)は17日夜、市長選応援のため京都市内で演説し、住宅金融専門会社(住専)問題に関連して「住専問題の責任が解明されるまで、自民党は主要母体行からの寄付の受け取りを遠慮することを約束する」と述べ、住専設立母体行の主要な21の銀行を対象に献金受領を自粛する方針を正式に表明した。《共同通信》



2月17日のできごと