1996 平成8年1月5日(金)

平成2554日目

平成8年1月5日(金)

1996/01/05

【村山富市首相】退陣表明

村山富市首相(社会党委員長)は5日午前、自民党の橋本龍太郎総裁(副総理兼通産相)らに対し、首相を退陣する考えを表明した。これを受けて正午すぎ開かれた、首相、橋本龍太郎総裁、武村正義さきがけ代表(蔵相)との3党首会談で首相退陣を了承。3党連立の枠組みを維持し、後継首相は橋本氏とすることで一致した。政府は同日午後3時をめどに臨時閣議を開き、閣僚に正式に辞意を表明する。平成6年6月30日に発足した自民、社会、さきがけ3党の連立による村山政権は1年半余りで幕を下ろすことになった。《共同通信》

村山富市首相(社会党委員長)が5日、退陣表明したのを受け、自民、社会、さきがけの与党3党は、連立の枠組み維持を前提に新政権の政策調整に入ることを確認した。6日から3党幹事長・書記長会談などで政策のすり合わせ作業を本格化、7日の政策合意取りまとめを目指す方針。政策合意を経て、8日中に橋本龍太郎自民党総裁(副総理兼通産相)を首相指名選挙の統一候補に決める。11日召集の臨時国会で第82代首相に指名される見通しだ。

村山首相は5日午後、記者会見し「この機会に人心を一新し、当面する課題に取り組むことがより清新な力をつくり出すと考えて辞任を決意した」と退陣を正式に表明。一方で、再選を目指して社会党委員長選に立候補し、新党づくりに全力を挙げる考えを示した。

自民党は緊急役員会で「橋本首相」実現を目指すことを確認。社会、さきがけ両党も同日夜、臨時の中執委員会や総務会で「橋本首相」を前提に新3党合意を急ぐ方針を了承した。橋本氏は会見で、社会党などが警戒する衆院の早期解散・総選挙の可能性を否定した。新進党は米沢隆幹事長ら執行部が都内のホテルで情勢分析、早期の衆院解散を要求していくことを確認した。

武村正義さきがけ代表(蔵相)は同午後の記者会見で新政権での入閣の可能性を否定、党務に専念する考えを表明。村山首相も委員長に再選されても入閣しないことにしており、3党首が入閣しているという「自社さ」連立の性格が大きく変化する見通し。

首相は会見で、辞任理由として①水俣病問題など戦後処理問題が決着②平成8年度予算編成が終了した③景気回復の兆しが出てきた―などと指摘した上で「戦後50年の節目に遭遇して、歴史的役割を担い、全力でやってきた」と強調した。

首相、橋本、武村両氏の3党首は橋本氏後継の方針で一致している。加藤紘一自民党幹事長は会見で「今度は本格政権であり選挙管理内閣ではない」と強調。首相はこれに先立つ臨時閣議で「一生懸命やってきたが、新しい人にしっかりやってもらった方がいい」と発言、突然の辞任表明に理解を求めた。橋本氏は「3党の枠組みを大事にし、政治に責任を持っていきたい」と政権担当に意欲をにじませた。

首相は会見後記者団に4日夜、野坂浩賢官房長官に辞意を伝えたことを明らかにした。《共同通信》

新進党の小沢一郎党首は5日午後、村山首相の退陣表明について「今日の状況からして何も解決することにはならない」と指摘。自民党の橋本龍太郎総裁への政権禅譲に関しては「与党3党の中で選挙せずにあっちへこっちへ、というたらい回しはよくない」とした上で、「国民の最終的な審判は一時も早く問うべきだ」と述べ、早期の衆院解散・総選挙を求めた。都内で記者団の質問に答えた。 小沢氏はまた、「今日の日本社会は難しい時期にあり、それを乗り越え、打開するための強力な政治と政策を進めなくてはいけない」と自社さきがけ政権との対決姿勢を強調した。《共同通信》

公明の藤井富雄代表は5日昼、村山首相が辞意を表明したことについて「むしろ遅きに失した。訳の分からない内閣は総辞職し、衆院を解散して国民の信を問うべきだ」と述べた。都内の公明会館で記者団の質問に答えた。また与党内の首相禅譲論に対し「全く姑息で、国民は納得しない。住宅金融専門会社問題でも国民は怒っている。潔く謝罪した上で総辞職すべきだ」と強調した。《共同通信》



【多摩テック】観覧車に14時間客放置

5日午前6時半ごろ、東京都日野市、遊園地「多摩テック」の大観覧車のゴンドラ2基の中に、男女6人が閉じ込められているのをジョギング中の男性が発見、110番した。6人は1時間後に救出され、けがはなかった。ゴンドラは4日午後5時ごろから、高さ約50メートルの最上部に約14時間にわたり停止したままになっていた。

4日夕、観覧車を操作していた19歳と20歳の女性アルバイト2人が終業時に客の有無を確認しておらず、日野署は管理に落ち度があったとみて関係者から事情を聞いている。《共同通信》

【サッカー・全国高校選手権】第4日

サッカーの全国高校選手権第4日は5日、千葉県総合運動場などで準々決勝4試合を行い、連覇を目指した市船橋(千葉)は東福岡(福岡)に敗れた。東福岡は0−0からのPK戦で競り勝った。鹿児島実(鹿児島)は室蘭大谷(北海道)に4−2で快勝。静岡学園(静岡)は4−1で佐賀商(佐賀)を下した。初芝橋本(和歌山)は3−2で多々良学園(山口)を破った。7日の準決勝(東京・国立競技場)は、東福岡−静岡学園、初芝橋本−鹿児島実の対戦となった。《共同通信》

【全国高校ラグビー】第6日

第75回全国高校ラグビー大会第6日は5日、東大阪市の花園ラグビー場で準決勝を行い、秋田工(秋田)が8大会ぶり22度目の、大工大高(大阪第一)は7大会ぶり5度目の決勝進出を決めた。

秋田工は大会3連覇を狙ったAシードの相模台工(神奈川)を22−12で下した。もうひとつのAシード大工大高は22−5で日川(山梨)を突き放した。決勝は7日午後2時5分から同ラグビー場で行われ、秋田工は16度目の、大工大高は4度目の高校日本一を目指す。《共同通信》

【巨人・松井秀喜外野手】故郷で始動

正月を石川県根上町で過ごしている巨人の松井秀喜外野手が5日、自宅近くの農道でランニングの初練習に作を流した。松井がウインドブレーカーで自宅から姿を現し、走りだすと、待ち構えていたファンらが一斉に後を追い、カメラでシャッターを切る人も。約20分間のランニングを終えた松井は心地よい汗に満足そうな顔を浮かべた。

4日の根上町民との集いで「一球一球を大事にしたい」と話した松井。初の師走自主トレに励むなど、ことしにかける意気込みは強く、期待十分である。松井は5日夜に金沢市での金沢ジャイアンツ会にも出席し、激励を受けた。6日に帰京し、キャンプを待つ。《北國新聞》



1月5日のできごと