平成982日目・振替休日

平成3年9月16日(月)

1991/09/16

【フジ系連続ドラマ・101回目のプロポーズ】最終回

【フィリピン上院】米基地存続を否決

フィリピン上院(議員23人)は16日、スビック米海軍基地存続を内容とする米比友好協力・安保条約の批准を審議、賛成11、反対12で、批准に必要な3分の2以上の賛成を得られず、否決した。これに対し、コラソン・アキノ大統領は、上院決定を覆すため基地存続を国民投票にゆだねることを表明しており、米側も国民投票の結果が出るまで、完全撤退を延期する方針だ。

在比米海軍基地は、海外で最大規模、東南アジアでは唯一のもので、撤退が本決まりとなれば、米国のアジア戦略に大きな影響を与えるのは必至だ。米側は、基地存続が否決されれは撤退するとの方針を再三表明しており、一部の機能を日本などの米軍基地に移す意向で、日本の防衛政策にも影響が出そうだ。

比上院はこの日、条約の批准そのものの審議と同時に、「批准反対決議」も討議し、賛成12、反対11で採択した。

比憲法では、外国軍の駐留には上院の批准による条約が必要で、批准否決の結果、現行の基地協定が16日で期限切れとなり、17日以降は、在比米軍基地は憲法上の存在根拠を失うことになった。

現行協定で一年間の撤退期限が認められているため、米軍は即時に完全撤退の必要はないが、米側は既に撤退の準備に着手している。《読売新聞》

【政府】PKO携行武器「小火器限定」避ける

政府は16日、海部首相と石原官房長官、工藤内閣法制局長官らが協議、国連平和維持活動(PKO)協力法案の内容を最終的に固めるとともに、自衛隊の国連平和維持軍(PKF)への併任参加を合憲とする政府統一見解を確定した。

協力法案は焦点になっていた併任参加の自衛隊が携行・使用する武器の範囲を小火器類に限定することは避け「国連事務総長が認める範囲」としてPKF参加の他国軍と横並びになることを容認。

さらに自公民3党合意に基づく自衛隊のPKF参加5原則を盛り込んでいるものの、停戦が崩れた場合の対応については「実施計画を変更する」とし、実施計画の中で業務の中断や撤収を規定することにしたのが特徴。《共同通信》

【プロ野球・西武】11連勝

ダイエー2−9西武◇16日◇西武

西武が大勝し、西鉄時代の1958年以来、西武になって初の11連勝(2分けを挟む)をマークするとともに、優勝へのマジックを「13」とした。

西武は序盤で一方的な展開に持ち込んだ。2安打と四球で一死満塁の好機をつかんだ三回、デストラーデの中堅前への飛球を大野が落球する間に2走者がかえって先制。続く石毛は気落ちした木村から左中間席へ3点本塁打を打ち込んだ。その後も攻撃の手を緩めず、五回にデストラーデが33号ソロ、七回には石毛、吉竹の連続適時二塁打で3点を加えた。

先発石井はラガに2打席連続アーチを浴びたものの、危なげなく完投。今季2度目の無四球で6勝目を挙げた。《共同通信》

【大相撲秋場所9日目】琴錦「給金」一号

大相撲秋場所9日目(16日・両国国技館)平幕で1敗の琴錦は、速攻で若瀬川に快勝して勝ち越し一番乗り。2敗の大関小錦も逆鉾を落ち着いてさばいたが、霧島は同じ2敗の栃乃和歌に敗れて優勝争いから一歩後退した。2敗は平幕琴椿と合わせて三人。貴花田は琴の若に勝って連敗を脱したが、若花田は4連敗を喫した。《読売新聞》

ただ一人1敗でトップを走る琴錦。2敗力士にとっては、負ければ優勝争いから後退する状況で、平幕の栃乃和歌が、大関の霧島に快勝して踏みとどまった。

四つ身の芸では、何といっても霧島が一枚も二枚も上で、栃乃和歌の作戦は「押していこう」だった。だが、当たり合った後は、相手十分の左四つ、しかも下手を引かれて、動きが止まった。まわしには手がかからなかったものの、右からおっつけ、左差し手を返して、頭をつけさせなかった。 苦しくなった霧島が右の巻きかえに来たところにつけ込んで、どっと寄り立て、寄り切った。

栃乃和歌は「大関の四つになってまずいと思ったが、とにかく上手は引かせないようにした」といい、相手のちょっとした動きをとらえての寄り身には「勝負にこだわらないで、前に出ているのがいいんじゃないか」。その出足がいかに鋭かったか、霧島は「あー」っという間に下がっちゃった」とボヤいた。

かつては大関候補と騒がれながら、三役に定着できなかった乃和歌だが、今場所はこれまでになく充実している。琴錦との対戦を残しているだけに、目が離せない。《読売新聞》

【ジャパンフェスティバル1991】開幕

日本の文化や科学技術を総合的に紹介する「ジャパンフェスティバル1991」の開会式が、英国訪問中の皇太子さまとチャールズ皇太子を抜かえて16日正午(日本時間午後8時)過ぎから、ロンドンのビクトリア・アルバート博物館で開かれた。

フェスティバルは、日英友好を図る英ジャパンソサエティーの100周年を機に、英側の要請で開かれ、両皇太子が名誉総裁に就任。英国全土で4か月にわたって歌舞伎などの舞台、音楽の公演、大相撲ロンドン場所など、約350の催しが行われる。

総経費は約50億円で、英国で開かれた外国紹介イベントとしては史上最大規模。英国のマスコミは開催に向けて日本特集を取り上げ、大相撲などはチケットが打ち切れる人気を見せている。《読売新聞》

【ユーゴ連邦軍】2基地の封鎖解除

ユーゴスラビア・クロアチア共和国のアドリア海沿いの5都市で、共和国側が封鎖した連邦軍駐屯基地の封鎖解除を理由に16日夕(日本時間同日深夜)大規模攻撃を開始した連邦軍は、同日夜(同17日未明)までにザダ、ドルニスの基地の封剣を解除するとともに主要幹線道路を奪回、同共和国ダルマチア地方の中央部をほぼ制圧下に置いた。また、クロアチア共和国通信によると、連邦軍機数機が同共和国の首都ザグレブ郊外のテレビ塔を爆撃、戦闘は首都にまで拡大する形勢となっている。

共和国側は14日、共和国内の連邦軍駐屯基地に対して、電気、水道、食料の供給を切断する封鎖措置に出たが、国営タンユグ通信などによると、連邦軍は16日夕から戦闘機や戦車、迫撃砲、ミサイルで約20か所の基地などを封鎖する共和国防衛隊に対し一斉攻撃を開始。このうちザダから約15キロ離れたグルベでは、ミグ21戦闘機2機が、共和国が封鎖した国際通信施設を空爆し、ザダ、ドルニスの封鎖解除に成功、スプリット—ドルニス間、ザダ—マスレニッツ間の幹線道路も共和国側から奪回した。連邦軍は「完全封鎖解除まで攻撃を続行する(第5軍管区)としている。同軍管区のレセタ副司令官は16日、連邦軍によるザグレブ攻撃の可能性が排除できないと指摘した。《読売新聞》



9月16日のできごと