平成2553日目

平成8年1月4日(木)

1996/01/04

【村山富市首相】伊勢神宮を参拝

村山首相は4日昼、橋本龍太郎通産相、武村正義藏相、池端清一国土庁長官ら9閣僚を伴って三重県の伊勢神宮を参拝。神職の案内で外宮、内宮の順に訪れ「二礼二拍手一礼」の神道式に従って拝礼し「内総理大臣 村山富市」と記帳した。

首相は昨年4月の伊勢参拝の際には「村山富市」とだけ記帳したが、靖国神社への公式参拝とは違って伊勢参拝は憲法の政教分離原則に抵触する恐れがないと判断、あえて「内閣総理大臣」という公式の肩書を記入したものとみられる。

首相は帰京後、公邸で記者団に対し「私人として慣例に従い、お参りした。初もうでじゃ」と説明した。しかし、首相が天皇家と縁の深い伊勢神宮に参拝することに対し、出身の社会党内に根強い批判があるほか、宗教法人法改正で政治と宗教の在り方が問われている時期だけに、あらためて参拝の是非が問われることも予想される。

首相の伊勢参拝は連立を組む自民党や地元に配慮したもので、今年が2回目。昨年1月4日の参拝は風邪のために急きょ中止し、4月7日に三重県知事選の応援を兼ねて訪問した。《共同通信》

村山富市首相(社会党委員長)は4日午後、伊勢神宮参拝のため訪れた三重県伊勢市で記者会見、5日に立候補届け出を受け付ける社会党委員長選挙への対応について「あすまでに時間がある。まだ熟慮中だ」と述べ、慎重に判断するとの姿勢を示すにとどまった。橋本龍太郎通産相(自民党総裁)への「政権禅譲」の質問には、一切言及を避けた。

首相は委員長再選に向け出馬の意向を固めているとされるが、首相周辺は無投票再選が望ましいとしていることから、立候補の動きを見せる秋葉忠利衆院議員の動向を見極めた上で最終態度を明らかにするものとみられる。

また、社会党の新党問題では「第三極を形成しながら、政権を担い得るもう一つの党を作るという方向で努力したい」と指摘。自民、社会、さきがけ3党の有志議員で10日に発足する「フォーラム日本の進路」を軸に幅広い政治勢力を結集していく考えを表明した。

政局の焦点である衆院の解散・総選挙については、住宅金融専門会社(住専)の不良債権処理や米軍基地問題などへの対応の必要性を具体的に挙げた上で「今のところ考えていないし、政治課題に全力で取り組む」と、念頭にないことを重ねて強調した。《共同通信》



【高速増殖炉もんじゅ】事故原因究明へ本格化

動力炉・核燃料開発事業団の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(敦賀市白木)のナトリウム漏れ事故で、年末の29日から中断されていた作業は4日再開、原因究明に向けた準備がようやく本格化した。5日に漏えい個所真下の空調ダクトを切断、その後ナトリウム配管の保温材をはぎ取る。《福井新聞》

【馳浩参院議員】プロレスラーとしての引退試合

自民党の馳浩参院議員は4日、東京ドームでプロレスラーとしての引退試合に臨み、会場を埋めた約6万4000人のファンに別れを告げた。3月に金沢市で行われる試合を最後にマットを離れ、議員活動に専念ずる。

昨年7月の参院選石川県選挙区で初当選した馳氏は、同5月の八王子大会以来、試合から遠ざかっており、一連の引退試合は昨年末の大阪城ホールに続くものとなった。

東京ドームでは、馳氏は後輩の佐々木健介選手にフォール負けを喫したものの、軽やかな動きと大技の連発で会場を沸かせた。県内からは北國観光などでバスをチャーターした後援会関係者が多数詰めかけ、声援を送った。試合前には、森喜朗建設相が馳氏に花束を贈った。

馳氏は試合後、「十分な体でリングに上がれない以上、戦う資格はない。これからは政治に目標を絞り、石川県代表の参院議員として頑張りたい」と話した。《北國新聞》



1月4日のできごと