平成983日目

1991/09/17

この日のできごと(何の日)

【国連総会】南北朝鮮の加盟を承認

第46回国連総会は開幕日の17日午後(日本時間18日未明)、韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、沿バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア各共和国)、マーシャル諸島共和国、ミクロネシア連邦の7か国の国連加盟を承認する決議案を全会一致で採択した。

米ソ冷戦下で分断、1948年に政府を樹立した南北朝鮮は44年目にして初めて正式に国際社会の仲間入りを果たし、平和共存への第一歩を踏み出した。また、ソ連による併合(1940年)以前に国際連盟(当時)の一員だった沿バルト3国は50年以上のソ連支配から脱し、国際社会に復帰した。これにより、加盟国数は166か国となった。

南北朝鮮、沿バルト3国の加盟は、東西冷戦体制の終えん、ソ連旧体制の崩壊という歴史的転換期を象徴するものである。南北朝鮮の首席代表はこの日の演説で、「平和的統一達成」を世界に公約、同時加盟は朝鮮半島をめぐる国際情勢の緊張緩和に大きく貢献しよう。《読売新聞》

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【海部俊樹首相】“倫理発言”を陳謝

衆院政治改革特別委員会(小此木彦三郎委員長)は17日午前10時すぎから、13日に続き、政治改革関連3法案に関する総括質疑を行った。

冒頭海部首相は、13日の同委での「米国の候補者には、厳しい倫理というものがあまりないのではないか」との自らの発言について、「米国には法定選挙費用という制度がなく、日本のように候補者が厳しい選挙運動費用の制限を受けていないということ(を指摘するの)が真意だった」と釈明した。

そのうえで、「私の発言で倫理という言葉は不適切であり、遺憾だった。反省のうえ、改めて真意を申し上げ、理解をたまわりたい」と陳謝した。《読売新聞》

【海部俊樹首相】並立制は民意反映

衆院政治改革特別委員会は17日、野党各党が衆院への小選挙区比例代表並立制導入を柱とする政治改革関連3法案について政府を追及、2日間にわたる総括質疑を終えた。

野党各党は並立制について「民意が公平に反映されない」と重ねて批判したことに対し、海部首相は「小選挙区制に比例代表制を加味させ、両方の特性をあわせることで民意を反映させるものだ」と述べ、並立制は中小政党に配慮しており、民意は十分反映されるとの考えを強調した。《共同通信》

【自民党・金丸信元副総理】「自社公民で連立内閣を」

17日で77歳を迎えた自民党竹下派会長の金丸信・元副総理の「喜寿の祝い」が同日夜、都内のホテルで開かれた。竹下元首相はじめ竹下派議員のほか、市川・公明、米沢・民社両書記長、社会党の井上普方衆院議員ら約600人が顔をそろえ、金丸氏の人脈の広さをうかがわせた。

その中で来月の自民党総裁選に出馬の意向をみせている渡辺美智雄、三塚博・両元政調会長は招待されたが、宮澤喜一・元副総理は「これまでお付き合いがないから」(金丸氏周辺)として声は掛けられなかった。

金丸氏はあいさつの中で持論の政界再編論を披露、「強力な内閣を作らねばという党内の意見はその通り。できることなら、自民、社会、公明、民社4党で連立内閣を作る考え方があっていいじゃないか」と述べ、自社連立構想を上回る4党大連合構想をぶち上げた。

この「金丸節」に対し、渡辺氏は「大所高所論から一つの政治哲学を語られた。米寿のお祝いは私どもでやらせてもらう」とエール。三塚氏も「私も金丸学校の高弟の一人。我が道は金丸哲学にある」と強調し、政局のかぎを握る金丸氏に期待感をにじませた。《読売新聞》

【大相撲秋場所】10日目

大相撲秋場所10日目(17日・両国国技館)琴錦が1敗を守り、2敗のうち小錦は旭道山に圧勝したが、平幕の栃乃和歌、琴椿は敗れて優勝争いから後退した。琴錦はもろ差しからつり、寄りで攻め、三杉里を寄り倒した。 貴花田は寺尾をさばいて五分の星とし、若花田は豪快な首投げで久島海に逆転勝ち、連敗を4で止めた。

二人にとっては一つの通過点にすぎないだろうが、幕内100回出場をともに白星で飾った時 貴と若。貴花田は星を五分にし、若花田も連敗を「4」で食い止め、終盤戦に弾みをつける意味では、大きな星といえるだろう。 貴花田は寺尾の突っかけで「待った」のあと、右四つ頭をつける十分の体勢となった。寺尾が再三、下手投げで揺さぶろうとしても、慎重にさばいて送り出した。

支度部屋では「しゃべる心境ではありません」と相変わらず言葉少なだったが、師匠の藤島親方(元大関貴ノ花)は「まだ戸惑っている感じもするが、でも白星になれば」と今後に期待する。 若花田は、逆転の首投げで187キロの久島海を裏返しにする派手な勝ちっぷりだった。「あまりいい相撲じゃない」と言うものの、連敗脱出に「ゲン直しに行ってたら、フォーカスされちゃうでしょ」の冗談も。

ところで優勝争いは琴錦と小錦にほぼ絞られた。優勝の望みがなくなった花田兄弟だが、賜杯の行方には大きなカギを握っている。 貴花田は小錦との、若花田は琴錦との対戦をそれぞれ残している。ちなみに序盤戦では貴花田が琴錦に勝ち、若花田が小錦に勝っている。快進撃が止まっても、貴花田と若花田は最後まで目が離せない存在だ。《読売新聞》



9月17日 その日のできごと(何の日)