平成2508日目

平成7年11月20日(月)

1995/11/20

【英・ダイアナ妃】「離婚は望んでいない」

「離婚は望んでいない」―チャールズ英皇太子と別居中のダイアナ妃が20日夜、BBCテレビの特別番組に出演し、自分からは皇太子妃の座を放棄しないとの決意を表明した。ダイアナ妃はまた、自らの「不倫」を初めて告白、英国内だけで1500万人がこのインタビューを見守ったとみられる。

BBCは、王室メンバーインタビューする際は事前にエリザベス女王に伝えるという従来の「慣習」を破り、バッキンガム宮殿の頭越しにダイアナ妃との会見を収録、放映した。番組は皇太子夫妻の離婚問題の行方だけでなく、今後の王室報道の在り方にも影響を及ぼしそうだ。

20日午後9時40分(日本時間21日午前6時40分)から放映された特集番組「パノラマ」に黒っぽいスーツ姿で出演したダイアナ妃は、ふだんの華やかさはなく化粧も控えめ。皇太子を「この上なく、愛していた」と新婚時代を振り返った。

「世紀の結婚」と騒がれた1981年当時のかれんな「レディー・ダイアナ」の面影はない。「わたしは最後まで闘う。2人の子供(ウィリアム、ヘンリー両王子)を育てなければならないから」と語る姿には、孤独に耐える母親の力強さを感じさせた。

ダイアナ妃は落ち着いた口調で「この結婚には3人が存在していた」と述べ、結婚後の早い段階から皇太子とカミーラ・パーカーボールズさんとの関係を知っていたことを明らかにした。チャールズ皇太子は昨年6月、民放の特別番組に出演しカミーラさんとの「不倫」を認めている。

ダイアナ妃もこの日、元近衛将校のジェームズ・ヒューイット氏との関係を問われ、不倫の関係にあったことを認めた上で「彼を敬愛していた。わたしは恋に落ちた」と語った。

将来については「私が王妃になるとは思わないし、国民もそれは望んでいない」と強調。今後は「(親善)大使」として活躍したいと述べた。

ダイアナ妃は皇太子の王位継承について「彼が国王(としての役割)に適応できるかどうかわからない」との見方を表明。理由については「彼の性格を知っているから」とだけ話した。

番組放映の当日、会員制アスレチックジムで汗を流したダイアナ妃は、放送中はチャリティーの夕食会とファッションショーに出席し、会場ではリラックスした表情を見せた。

1992年12月、別居を公表した皇太子夫妻は昨年12月に別居から丸2年を迎え、英国の法律上は協議離婚が可能となった。「私は離婚したくない」とダイアナ妃。しかし将来どうなるかについては表情をこわばらせながら「夫(皇太子)の決断を待っている」とだけ述べた。

バッキンガム宮殿側が離婚に備えての対策を検討しているとの情報も流れる中、ダイアナ妃はテレビを通じ国民に直接訴えることで支持を広げ、王室側に一方的措置を講じさせないための「先制パンチ」を見舞ったとの見方もある。

番組は、日本や米国など世界各国でも放送される予定。ダイアナ妃は、バッキンガム宮殿にとって、さらに厄介な存在となりそうだ。《共同通信》



【竹内まりやさん】シングル「今夜はHearty Party」発売

【大相撲九州場所】9日目

大相撲九州場所9日目(20日・福岡国際センター)大関若乃花が1敗を守って勝ち越しを決め単独トップ。これを貴乃花、曙の両横綱ら5人が2敗で追う展開となった。

若乃花はうるさい舞の海を落ち着いて寄り切った。しかし、曙は土佐ノ海の左上手投げに逆転負け。土佐ノ海は今場所2個目の金星獲得。大関武蔵丸は関脇魁皇に寄り切られ、いずれも2敗となった。魁皇は連敗を4で止めた。貴乃花は関脇琴錦を引き落として2敗を堅持した。琴錦も2敗。平幕の大翔鳳も2敗を守った。貴ノ浪は関脇武双山を破って6勝目。武双山は6敗となった。《共同通信》

【新進党・小沢一郎幹事長】参院補選敗北「執行部責任論には直結しない」

新進党の小沢一郎幹事長は20日夕、静岡市内で記者会見し、参院佐賀補選の敗北が池田大作創価学会名誉会長の国会招致問題に与える影響について「選挙がそれほど論理的因果関係があるものではない」と述べ、あくまで反対を貫く姿勢を表明した。

また党首公選との関連にも「今度のことが政治的影響を及ぼすことはない。党首はどうの、何がどうのというと、自民党も社会党もとうの昔に辞めていなければならない」と述べ、執行部責任論には直結しないとの見解を示した。《共同通信》

【沖縄の施設区域に関する特別行動委員会】初会合

日米両政府の「沖縄の施設区域に関する特別行動委員会」の初会合が20日、外務省で開かれ、1年以内に米軍基地の実効ある整理・統合・縮小案をまとめ、閣僚レベルに報告することで合意、(1)整理・統合・縮小を進めるに当たっては日米安保条約体制の目的と調和を図る(2)米軍基地の施設・区域に関連して生じる訓練、騒音、安全について具体的に改善を検討するーことを確認した。

村山富市首相は、19日のゴア米副大統領との会談で沖縄米軍用地の強制使用の署名を自ら代行する意向を伝えており、この日の「特別行動委」が縮小を含めた基地対策の検討に入ったことを受け、21日に与党党首と幹事長、書記長を交えて協議したうえで大田昌秀知事との会談(24日)前にも法的手続きに踏み切る見通しだ。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は20日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)大阪会議の議長役を務め終えた感想を記者団から聞かれると、正直に「ホッとしている」と安どの表情をみせた。「各国で事前に努力して(宣言)案を作って、それをまとめた日本の役割には大変評価が高かった」と言葉を続け、胸を張ってみせた。この日の首相は定例の3党首会談や政府与党首脳連絡会議を取りやめ、官邸に姿を見せたのは昼ごろ。大阪での記者会見では今後の政権運営に強い自信を示し、APEC花道論を一蹴した首相の余裕ぶりがそのまま行動に表れた?

○・・・衛藤征士郎防衛庁長官はこの日、防衛庁幹部から「勘違いの抗議電話がやまない」という報告を受けた。この抗議電話、ある民放番組で女性評論家が衛藤長官を江藤隆美前総務庁長官と間違えて「過去の歴史についてひどい発言をするエトウさんはすぐ辞めさせるべきだ」と力説した日から殺到し始めた。仰天した衛藤長官は民放に訂正を申し入れたが、さして効果なし。衛藤長官は「『防衛庁のエトウは征士郎だし、隆美さんとは名前だけじゃなく考え方も違うよ』と電話でよく説明しといて」と苦笑いしながら同庁幹部に指示した。《共同通信》

【ポーランド大統領選挙】ワレサ大統領敗北

任期満了に伴うポーランド大統領選挙の決選投票は20日、開票が終了し、旧共産党系の民主左翼連合(SLD)のクワシニエフスキ代表(41)が、現職のワレサ大統領(52)の再選を小差で阻み、当選を決めた。

SLDは、2年前の総選挙に勝利。議会、政府の主導権を握ったのに続き、大統領のポストも手に入れた。昨年にはハンガリーやブルガリアでも旧共産勢力が総選挙で勝利しており、中・東欧地域の旧共産勢力が社会民主主義政党として復権する流れが定着する形となった。

ワレサ大統領は、かつては自主管理労組「連帯」の議長として、東欧民主化運動のシンボル的な存在だったが、大統領就任後、法案に拒否権を連発するなど、国民の不信を招いていた。ワレサ氏の落選は、世代交代の流れも加速させそうだ。ワレサ大統領のスポークスマンは開票結果を受け、大統領の敗北を事実上認めた。《共同通信》



11月20日のできごと