平成2143日目

1994/11/20

この日のできごと(何の日)

【大相撲九州場所】千秋楽

大相撲九州場所千秋楽(20日・福岡国際センター)既に2場所連続7度目の優勝を決めていた大関貴乃花が結びの一番で横綱曙を倒し、秋場所に続く全勝を達成、決定的としている場所後の横綱昇進に花を添えた。2場所連続の全勝優勝は63年名古屋、秋場所の千代の富士以来。

貴乃花は寄りの速攻で先手を取り、曙に逆襲を許したものの、最後は右の上手投げで仕留めた。秋場所初日からの連勝を30に伸ばし、年間6場所制では4人目となる年間80勝に到達した。曙は10勝5敗。

三賞は、4度目の入幕で10勝を挙げた浪乃花が敢闘賞を初めて受賞。殊勲、技能賞は該当者がいなかった。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【上野紗稀さん】誕生日

【村山富市首相】新党結成動向に不快感

村山首相は20日夜、首相公邸で、野坂建設相、渡辺社会党総務局長と約2時間にわたり、社会党の政策集団「新民主連合」(山花貞夫会長)の動向など党内情勢について意見交換した。

この中で首相は新民連メンバーの先行離党を示唆した山花氏や「民主主義・リベラル新党」結成を急ぐ久保書記長の言動に対し「首相として政策課題に取り組み、他の与党も支えてくれているのの、社会党内で(政権の)足を引っ張るような動きが出ているのは不愉快だ」と強い不快感を表明。新党問題は新民連主導ではなく、党の機関で検討すべきだとの考えを示した。

首相は「自分が悪いのか。とにかく一生懸命やって、国民の理解を得たい」と強調したという。《共同通信》

【田中真紀子科技庁長官】高速増殖炉もんじゅを初視察

田中真紀子科技庁長官が20日来福し、動力炉・核燃料開発事業団(動燃)の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(敦賀市白木)を長官就任後、初めて視察した。記者会見で原発の集中立地に関し「できれば1カ所に集中しない方がよい」と述べ、あらためて慎重な考えを示した。

科技庁長官の敦賀地区視察は昨年11月の江田五月氏以来約1年ぶり。臨界後の「もんじゅ」視察は田中長官が最初となった。《福井新聞》

【京都・広隆寺】聖徳太子像、衣替え

京都市右京区の広隆寺で20日、天皇即位の際の儀式用衣装を天皇在位ごとに着替えて身にまとっている聖徳太子像が衣替えをする「御袍御更衣之儀式」が行われた。

広隆寺には、16世紀の後奈良天皇はじめ、歴代天皇数人の御袍が残されている。衣替えは昭和4年以来、65年ぶり。

この日の儀式には聖徳太子ゆかりの法隆寺などの僧りょを含めて約360人が出席。宮内庁関係者が平成2年の即位の礼の際に使われた衣装「黄極染砲」の複製品を太子像が納められた堂内に運び入れ、法要が行われる中、昭和天皇が使った衣装から着せ替え作業。この後、装いを新たにした太子像が披露された。

太子像は21、22の両日特別公開される。《共同通信》

【福田恆存さん】死去

戦後の保守論壇の論客として知られた文芸評論家で劇作家の福田恆存氏が20日午後1時8分、肺炎のため、神奈川県の東海大大磯病院で死去した。82歳。東京都出身。

昭和11年東大英文科卒業後、中学教師などを経て、日本語教育振興会に勤務した。戦後は左翼文学に対抗。「平和論の進め方についての疑問」で進歩的文化人を詰問。歴史的仮名遣いを擁護する「私の国語教室」で国語論争に一石を投じた。演劇界でも活躍し、28年の劇作「龍を撫でた男」で読売文学賞受賞。38年に現代演劇協会を設立、付属劇団「雲」(のちに「昴」)の主宰者、演出家でもあった。

翻訳家としても著名で、特に「シェイクスピア全集」は坪内逍遥訳を上回る名訳といわれた。55年菊池寛賞、翌年日本芸術院賞を受け、同会員に。主著に「福田恆存全集」(全8巻)がある。《共同通信》



11月20日 その日のできごと(何の日)