平成2478日目

平成7年10月21日(土)

1995/10/21

【沖縄県民総決起大会】基地縮小求める

米兵の女子小学生暴行事件に対する怒りを結集しようと、約8万5000人(主催者発表)の沖縄県民総決起大会が21日午後、同県宜野湾市真志喜の宜野湾海浜公園で開かれた。大会では基地の整理縮小と日米地位協定見直しなどを求める決議を採択、戦後50年の今も続く基地の重圧を“島ぐるみ”で日米両政府に訴えた。

この大会で盛り上がった県民世論を受けて、大田昌秀知事は米軍用地強制使用の代理署名を拒否する態度をさらに強めるとみられる。話し合い解決の道を探る村山政権は一段と苦しい立場に追い込まれそうだ。

大会を主催したのは沖縄県議会の全会派、全53市町村と各議会、主要な経済、労働、市民団体などが構成する実行委員会(委員長・嘉数知賢県議会議長)。幅広い動員に加え個人参加者も膨れ上がり、復帰後の沖縄では空前の大規模集会となった。県警の調べでは、参加者約5万8000人。

大会では、主催者を代表して嘉数議長が「このうねりが大きくなって全国に広がり、時代をも突き動かす力となるよう県民のさらなる結集を願う」とあいさつした後、各界の代表7人が登壇。

「県民の意向を踏まえ、米軍用地強制使用の代理署」名を拒否した」(大田知事)「私たちはいつ(米軍の)飛行機が落ちてくるか分からない所で学んでいる。私たちに軍隊のない平和な島「を返してください」(普天間高3年仲村清子さん)などの発言が相次いだ。

この後、政府に対し、①米軍人の綱紀粛正と犯罪根絶②被害者への謝罪と完全補償③日米地位協定の見直し④基地の整理縮小−の4項目を要求する決議を採択した。

続いて親泊康晴那覇市長が「沖縄の心とは武器なき平和な沖縄の建設であり全世界がそうあってほしいとの願いである」との大会アピールを読み上げ採択された。

大会の代表団約20人は24日、村山首相、河野洋平外相らと会う予定だ。《共同通信》



【新党さきがけ・武村正義代表】社さ新党に意欲

新党さきがけの武村正義代表(蔵相)は21日午後、都内で開かれた土井たか子衆院議長らとのシンポジウムで、第三極結集について「今のままでいいとかたくなに考えているわけではない。私たちの理念、基本的政策が貫かれるなら新しい再出発、脱皮はあり得るというのがさきがけのコンセンサスだ」と述べ、さきがけ主導による社会党などとの新党結成に意欲を示した。

武村氏は今月13日夜には首相公邸で村山富市首相、土井氏と極秘に会談したことが明らかになったほか、社会党支持労組幹部とも会合を重ねるなど新党結成に活発な動きを見せている。さきがけの合流が不可欠との立場の社会党や支持労組の一部には「武村新党党首論」が浮上している。土井氏もシンポジウムで武村氏との連携に前向きの姿勢を示した。《共同通信》

【村山富市首相】国連総会へ出発

村山富市首相は21日午前、国連創設50周年記念総会の特別会合出席のため、羽田空港発の政府専用機で米国へ出発した。23日夜、帰国の予定。

首相は21日午前(日本時間同日深夜)、ニューヨークに到着。滞在中、江沢民・中国国家主席と会談し、核実験中止を重ねて要求するとともに、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期締結への協力を求める。《共同通信》

【村山富市首相】国連・ガリ事務総長と会談

村山首相は21日夜(日本時間22日朝)、ニューヨークの国連本部でガリ事務総長と会談し、国連の財政危機に対処するため、分担金の在り方を基本的に見直すべきだとの認識で一致した。

ガリ氏は国連第2位の拠出国の日本に対し、「(支援を)楽観している」と期待を表明。首相は「分担金の問題は国連全体の機能を見直す中で考えるべきだ」と述べ、安保理常任理事国の拡大などを念頭に組織改革の必要性を強調した。

首相は平成7年度第二次補正予算成立を受け、近く2億ドルの国連平和維持活動(PKO)分担金を拠出する方針を明らかにした上で、国連が幅広い役割を果たすため、財政基盤確立が必要との認識を示した。

ガリ氏は、国連分担金の未払い額が30億ドル余りに上ると指摘、分担金の支払い方法を根本から見直すベきだと訴えた。《共同通信》

【新進党・小沢一郎幹事長】宗教法人法で見解

新進党の小沢一郎幹事長は21日夕、奈良県橿原市で記者会見し、宗教法人法改正問題について「今回のやり方はあまりにもルール無視、拙速だ。落ち着いて第三者機関できちんと議論し、その結論を参考に行うべきだ」と述べ、政府の改正案を廃案にし、第三者機関を設置して審議をやり直すべきだとの考えを示した。

沖縄基地問題については「何がなんだか分からない。ままに混乱しているのが一番いけない。政府としてどうすべきかを考え、明確な行動をすべきだ」と政府の対応を厳しく批判した。

政党助成金の「3分の2条項」撤廃に関する与党合意に対しては「正当な理由があればいい」と関連法改正に理解を示しながらも「無理やり我を通しておいて、くるっと変えるのはどうか。第一党としての見識(の問題)だ」と自民党の姿勢を非難した。《共同通信》

【プロ野球日本シリーズ第1戦】ヤクルト5−2オリックス

1995年プロ野球日本シリーズ、オリックス−ヤクルトは21日、グリーンスタジアム神戸で開幕し、ヤクルトが5−2で先勝した。

ヤクルトは二回、二死一、三塁に、飯田の左前打で1点を先制。同点とされた後の五回に二死満塁から池山の左前打で2点をリード、八回に代打大野が左翼に2点本塁打を放って試合を決めた。ブロスは重い速球を武器に、オリックス打線を八回まで2点に抑え、最後は高津が締めた。《共同通信》

【Jリーグ・ニコスシリーズ】第18節

Jリーグ・ニコスシリーズ第18節(21日・等々力陸上競技場ほか=7試合)ヴェルディ川崎が鹿島アントラーズに0−1で苦杯。連勝が「9」でストップしたが、2位の清水エスパルス、3位の名古屋グランパス、4位の横浜マリノスと上位陣もそろって敗れ、独走態勢は変わらず。

清水はジェフ市原に1−3、名古屋は横浜フリューゲルスに0−2、横浜マリノスは柏レインルに2−4で完敗。川崎は勝ち点46(15勝3敗)で、2位清水との勝ち点差「7」は変わらなかった。ガンバ大阪は浦和レッズを1−0で破り、今シリーズ初の連勝。セレッソ大阪はジュビロ磐田に3−0で快勝した。サンフレッチェ広島は2−1でベルマーレ平塚を下した。《共同通信》



10月21日のできごと