平成2113日目

1994/10/21

韓国・聖水大橋崩壊事故

韓国ソウル市内で21日午前7時半(日本時間同)ごろ、漢江に架かる聖水大橋の一部が約50メートルにわたり崩壊し、通勤ラッシュ時の満員のバスや乗用車など十数台の車両が次々と川に転落した。KBSテレビによると、48人が死亡し、23人が負傷するなどして救助された。死傷者はさらに増えるとみられる。警察当局はヘリコプター1機や救助ボートを出動させて救出活動に当たっている。

在韓日本大使館によると、午前11時半現在のまとめでは死傷者の中に日本人が含まれているとの情報はない。しかし遺体が収容された病院の話では、死亡者の中に東洋人とみられる外国人女性が1人含まれている。

目撃者らによると、転落したバスには市民や学生ら少なくとも60−70人が乗っていたとみられる。バス以外に乗用車など十数台が水中に転落し、乗っていた市民らが昨夜からの雨で水量の増した急流に流された。橋の高さは約30メートルあり、事故当時、スピードを上げて走行中のバスや乗用車が瞬時に落ちたという。

崩壊した聖水大橋はソウル市中心部の旧市街と漢江南部の住宅地を結ぶ4車線、長さ約1610メートルの大型橋。1979年に完工したが、最近傷みが目立っていた。

KBSテレビによると、ソウル市が20日夜9時ごろ事故の危険を察知したが、応急の補修工事をしただけで、車両の通行規制をしなかった可能性があるという。

事故当時は通勤ラッシュ時で、漢江の南側から旧市内の漢江北部へ向けて出勤する市民を乗せたバスや乗用車が橋を渡っていて惨事となった。警察や消防局が救助活動をしているが、実際にどれだけの被害者がいるのか正確な情報はつかめていない。警察当局は現場付近で交通規制を実施する一方、橋の崩壊原因を調査している。また李国防相は警察当局の救助活動を支援するためヘリコプター部隊の出動を命じた。

同橋を造った建設会社は事故原因について、建設当時、最大通過荷重は18トンとして設計されていたが、現在の通過荷重は24トンに変更され、長期間の疲労が重なり、橋の中央部のボルトが切断され崩壊したとみられると話している。《共同通信》

ソウル市中部の漢江に架かる聖水大橋の崩壊事故は、21日午後、警察当局が死傷者の収容とともに原因調査を始めたが、ソウル市が危険への防止対策を怠った「人災」との見方が強まっている。野党民主党は事故の責任を追及し李栄徳首相以下の内閣総辞職を要求した。

警察の調べでは、同日夕現在、事故の死者は32人、負傷者は17人になった。行方不明者の捜索は午後5時(日本時間同)に打ち切られた。対策本部は午前中の集計は混乱して誤りがあったとしている。

調べでは、聖水大橋を施工した東亜建設は、橘は1977年当時に車両の通過荷重を18トンとして設計したが、現在は交通量の急増で荷重が24トンに増加したと指摘、「交通量の急増による荷重に持ちこたえられずに、橋げたの間の接続部分が崩壊したもようだ」と述べている。土木専門家は、橋げた間の鋼材が金属疲労により亀裂ができて崩壊した可能性が高いと指摘している。

民主党の崔在昇議員は今月半ば、国会の建設委員会で、92年にソウル市が大韓土木学会に依頼した安全調査の結果、漢江に架かる15の橋のうち11の橋の補修補強が緊急に必要と報告されたが、市は昨年12月から4つの橋だけ補修工事を始め、今回崩壊した聖水大橋含む7つの橋の危険防止対策を取っていないと追及した。この際に市側は「何の問題もない」と答弁していた。

聯合通信によると、監査院もソウル五輪前の85年に聖水大橋を含む9つの橋の補修工事が必要との監査結果をソウル市に伝えたが、同市はこれまで聖水大橋だけを補修をしなかったという。

ソウル市によると、最近、聖水大橋の北側の継ぎ目のコンクリートに亀裂が入り、事故前日の20日に補修作業を予定したが雨のため応急処置しただけだったという。李首相は同日「国民に申し訳ない」と謝罪し、「政府は事故原因を徹底して究明し、過失が発見されれば責任者を厳重に処削し、重要施設の安全対策を根本的に再検討する」と述べた。《共同通信》



【奥田民生さん】シングル「愛のために」発売

【ホンダ・オデッセイ】発売

10月21日のできごと(何の日)【ホンダ・オデッセイ】発売
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本田技研工業は21日から、同社製の初の本格RV(レジャー用多目的車)となる「オデッセイ」を発売する。RVへの取り組みの遅れが本田の国内販売不振の一因といわれていただけに、今回の新車投入で巻き返しを図る。他メーカーも年内に新RVの発売を計画しており、当分RVブームが続きそうだ。

「オデッセイ」は、排気量2.2リットルの乗用車感覚の、6−7人乗りのワンボックスカー。価格は最も安いBタイプで179万5000円(東京)に抑え、月販3000台を目指す。

本田に続いて日産も12月に小型オフロードタイプの「ラシーン」を発売し、RV部門のテコ入れを計画。三菱も軽自動車で同タイプの「パジェロ・ミニ」を12月に投入し対抗する。《共同通信》

【社会党・久保亘書記長】総選挙前に新党結成

社会党の久保書記長は21日、都内のホテルで開かれた共同通信社主催の「きさらぎ会」で講演し、質疑応答の中で久保氏が提唱した「民主主義・リベラル新党」の結成時期のめどについて「次期総選挙に参入できる形での新勢力が必安だ」と述べ、次の総選挙前の結成を目指すべきだとの考えを初めて明らかにした。

また久保氏は、新選挙制度による衆院解散・総選挙について「国民の信を問うべき時期を2年先と100パーセント決めてしまうことは、政党として不十分な判断ではないか。年が改まったら、いつでも戦える態勢を整えるべきだ」と、あらためて早期解散の可能性に言及した。

久保氏が早期解散を想定した上で、それ以前の新党結成に言及したこちは、久保構想を「解党路線」と批判している社会党内中間・左派の反発を一層強めるのは必至で、今後の政界再編の行方にも大きな影響を与えそうだ。

久保氏は「社会党は次の時代に本当の意味で生き延びる努力をこのこと(社民リベラル結集による第三極づくり)にかけねばならない」と述べ、社会党の「発展的解党による新党結成の重要性を重ねて強調した。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は21日、東京・一番町のフォトサロンで「普段着の大臣たち」をテーマにした写真展を鑑賞した。テレビ出演前に髪を整えてもらう自分の写真を見つけた首相は「いつもこうしているんだ」と、トレードマークの長いまゆ毛をくしで整えるしぐさ。「こんな顔は見たことないなぁ」などとつぶやきながら一ずつ食い入るように眺めたが、孫二人を肩車して重そうに顔をゆがめる越智元運輸相の写真の前では「孫と一緒なのが一番表情が和んでいるね」。国内農業対策の折衝が大詰めを迎える中、しばし首相も「おじいちゃん」の顔に戻っていた。

○…柿沢自由党党首はこの日朝、羽田前首相らとともに街宣車に乗り込み、JR新橋駅前で新・新党の党名公募キャンペーン。通勤途中のサラリーマンらにPRしようとマイクを握った柿沢氏は「細川ふみえさんをほじめ、14人の審査員には各界の有名人が集まっております」と、人気タレントの名前を盛んに連呼。ビラ配りを担当した20人の日本新党議員の一人は「何もあそこまで強調しなくても」とぼやくことしきり。羽田氏や海部氏が新・新党の党首候補として脚光を浴びているだけに、同じ細川さんでも「政界の細川さん」に目立ってほしかった?《共同通信》

【ダイエー・王貞治監督】若手を激励

ダイエーの王新監督は21日、高知・安芸球場の黒潮リーグ、横浜―ダイエーを視察した。朝8時前に球場入りするなど精力的な王監督は若手ナインを前に「やる以上は勝たなくてはいけない。そのためにはみなさんの力が必要です」とあいさつ。

「二軍を見る機会が少ないのでどうしても見ておきたかった」と言う王監督。試合は雨のため、二回で中止となったが、「層が薄いと聞いていたけどなかなかどうして…。みんな元気にやっていた。ここで何かをつかんでもらいたい」と期待を寄せていた。

夜は二軍の有本監督らとのミーティングで情報を収集。22日はダイエーー西武(春野)を観戦して帰京する。《共同通信》

【市ヶ谷台1号館】取り壊し

東京・六本木の防衛庁が、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地(新宿区市谷本村町)内に移転するのに伴い、極東国際軍事裁判(東京裁判)や作家三島由紀夫の割腹自殺の舞台となった同駐屯地内の「市ヶ谷台1号館」の取り壊しが、21日午後から始まった。

同館の解体をめぐっては市民団体が保存を強く求めたことから、防衛庁はごく一部を記念碑的に残す当初計画を変更。東京裁判の法廷となった大講堂や旧陸軍大臣室などを、新たに7億円をかけて駐屯地内の別の場所に移設、復元して記念館とすることにした。この日は大講堂の寄せ木細工の床を機械を使って引きはがす作業などを始めた。

1号館は陸軍士官学校として昭和12年に建設。戦中は陸軍省、大本営陸軍部が置かれ、昭和史の舞台となってきた。34年に陸上自衛隊に返還された後は東部方面総監部などが入っていた。《共同通信》

【米国、北朝鮮】関係正常化へ前進

米国のガルーチ朝鮮問題担当大使と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の姜錫柱第一外務次官の両交渉団首席代表は21日午後、ジュネーブの北朝鮮代表部で、北朝鮮の核問題の包括的解決と両国の関係改善を定めた合意文書に正式調印した。《共同通信》

米朝高官協議の北朝鮮側主席代表、姜錫柱第一外務次官は21日、米国との合意文書に調印した後の記者会見で、クリントン米大統領が金正日書記あてに親書を送り、その中で金書記を「北朝鮮の最高指導者」と表現していたことを明らかにした。クリントン大統領が金書記に親書を送ったのは初めて。《共同通信》

【テルメ金沢】オープン

客室数59のビジネスホテルを併設した複合レジャー施設「テルメ金沢」が21日、北陸自動車道金沢西インターに近い金沢市松島町にオープンした。余暇時間の増大と“安近短”のレジャー傾向をにらみ、金沢市内のインターチェンジ周辺では金沢東インター近くに開業7年の実績で先行する「ルネスかなぎわ」が立地し、今夏、宿泊施設とボウリング場を核とする娯楽施設を加え、滞留時間の長期化に成功したばかり。西インターに近いサウナ・サンパリオなどの施設も含め、車利用者の集客を競い合う格好である。

金沢市内のインター周辺には信開グループ(金沢市)の信開ホテル金沢など、低料金で宿泊できるビジネスホテルの立地が相次いでおり、観光、ビジネス旅行者の獲得にしのぎを削る一方、ルネスかなさわやサンパリオなどが地元客の取り込みを競っている。

レジャー、宿泊両面で新規参入したテルメ金沢は、ホテル宿泊者は温泉、サウナを無料サービスすることから、同社自身、「ルネスかなさわや、郊外立地のサウナ、ビジネスホテルとは当然、競合する」とみており、地元客の宴会、レジャー需要の掘り起こしを図る。《北國新聞》



10月21日のできごと