平成2748日目

平成8年7月17日(水)

1996/07/17

【東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件】宮崎勤被告「何も感じることはない」

昭和63年から平成元年にかけて、東京都と埼玉県で幼女4人を誘拐し、殺害したなどとして誘拐、殺人、死体損壊などの罪に問われた元印刷業手伝い宮崎勤被告(33)の公判が17日、東京地裁で開かれ、宮崎被告は被告人質問で、田尾健二郎裁判長から事件についての感想を聞かれ「事件は別のシマのことのようで、何も感じることはない」と供述した。また裁判について「あまり関心がない」と述べた。

被告人質問は6回目の今回で終わり、9月に幼女の遺族の出張尋問、10月に論告求刑、12月の最終弁論で結審する予定。判決は来春の見通しだ。

宮崎被告は2年3月の初公判で、幼女4人の誘拐、殺人の事実関係は認めたが「夢の中でやったような気がする」などと陳述。同年12月から約1年3カ月にわたる精神鑑定で「人格障害はあるが、犯行当時責任能力はあった」との鑑定結果が出た。

4年11月から5年3月までの5回の被告人質問では、犯行を自供した上申書などについて「覚えていない」と供述した。弁護側の請求で、5年3月から再鑑定となり、昨年2月に「多重人格」「精神分裂病」という2つの鑑定結果が提出され、どちらも「完全な責任能力があったとは言えない」としていた。《共同通信》



【第115回芥川賞、直木賞】選考会

第115回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日夜、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に川上弘美さん(38)の「蛇を踏む」(文学界3月号)、直木賞に乃南アサさん(35)の「凍える牙」(新潮社刊)がそれぞれ決まった。両賞を女性が独占するのは初めて。贈呈式は8月22日午後6時から東京・丸の内の東京会館で。正賞の時計と副賞100万円が贈られる。《読売新聞》

【大相撲名古屋場所】11日目

大相撲名古屋場所11日目(17日・愛知県体育館)ただひとり全勝を守っていた大関貴ノ浪に土が付き、1敗を守った貴乃花、曙の両横綱と3人が優勝争いのトップに並んだ。貴ノ浪は大関同士の対戦で武蔵丸にいいところなく、押し倒された。武蔵丸は8勝3敗で、35場所連続の勝ち越しを決めた。両横綱はともに快勝。貴乃花は湊富士を慎重に寄り切り、16場所連続の2けた勝利。曙は関脇魁皇を強烈に突き倒した。魁皇は4敗目で、場所後の大関昇進が絶望になった。大関若乃花は寺尾を送り出し7勝4敗。十両は旭鷲山、若翔洋、旭里の3人が3敗で並んでいる。《共同通信》

【徳間書店】ディズニーと提携

出版大手の徳間書店(本社東京)は17日、米国最大手の総合娯楽企業ウォルト・ディズニー(本社カリフォルニア)と映画、ビデオなどのソフト事業で業務提携、アニメーション映画「となりのトトロ」などの監督作品で知られる人気アニメ作家、宮崎駿氏の作品を中心に両社が日米で配給することを明らかにした。

徳間書店は宮崎氏の事務所「スタジオジブリ」の筆頭株主で、同氏の作品の映像販売などに関する権利を所有している。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】経済4団体と懇談

橋本龍太郎首相は17日午前、豊田章一郎経団連会長ら経済4団体首脳と懇談、この中で金利政策に関連して「米国の金利は(上げか下げか調節の方向が)予測できない」と述べ、日本の公定歩合の引き上げは当面難しいとの考えを示唆した。

首相は米国の金利政策について「下がることも考えておかないといけない」とも発言しており、事実上引き上げを拒否したといえる。日本の公定歩合は0.5%の史上最低水準に据え置かれているが、景気がようやく上向いてきたことから引き上げ時期が議論になっている。

ただ、為替が安定している現状で、日本が金利上げに踏み切ると、再び円高に戻る可能性もあるため、やはり、引き上げ時期が、話題になっている米国の動きをみないと、日本も動けないとの見方が一般的だ。

来年度の予算編成方針について首相は「概算要求基準(シーリング)は抑制の方向で見直している」ことを確認。補正予算については「来年度予算の問題が片付いた後に、編成するかやめるか決める」とした。これに対し、経済団体側は行政改革に力を入れるよう促した。

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は17日午後、行きつけのはり治療に。自民党の衆院選公認調整が16日深夜に及んだこともあって、記者団が「疲れているのでは」と質問したが、負けん気が強い首相は「そんなことないよ」。さらに「(きのうの夜は)食事を一回しか取れなかったんだ」と食欲おう盛なことを強調し、余裕を見せた。とはいえ党総裁(首相)・幹事長一任となり力量が問われる公認調整は、中曽根康弘元首相や小渕恵三前副総裁ら大物が絡み、旧派閥間のせめぎ合いの状態。はり治療にあやかって党内のしこりをほぐせるかどうか…。

○・・・さきがけの武村正義代表はこの日、大阪市で開かれた全電通大会であいさつ。武村氏は、自民党の加藤紘一幹事長が「われわれ(自民党)と社会、さきがけが組んだ政権は民主的運営で(細川政権の)3倍の2年もっている」と自画自賛したのを受け「私は(細川、村山政権と)2つの内閣に参画して、実感をもって比較できる」。さらに同席した社民党の村山富市党首を意識し「村山連立内閣の方が(細川政権より)はるかに精神衛生状態は良かった」と持ち上げた。同じ自社さの橋本政権では、衆院解散・総選挙を視野に与党のきしみが目立ち始めただけに、良好な精神状態はいつまで?《共同通信》

【トランスワールド航空墜落事故】


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17日午後8時半すぎ、米トランスワールド航空(TWA)のニューヨーク発パリ行き800便ボーイング747ジャンボ機(乗客212人、乗員17人、計229人)が、ケネディ国際空港を離陸してから約30分後に空中爆発し、大西洋に墜落した。

米連邦航空局(FAA)は全員絶望とみている。米CNNなどによると、18日朝までに約100遺体が収容された。《共同通信》

米連邦航空局(FAA)によると、同機はケネディ空港を離陸後の8時48分、ボストンのローガン空港管制塔のレーダーから機影が消えたという。

米CNNテレビによると、大西洋に面したリゾート地ハンプトンで複数の住民がTWA機が空中爆発し、火の玉になった瞬間を目撃した。ある目撃者は、「大きなオレンジ色の火の玉だった。炎以外、何も見えなかった」と証言、別の人は巨大な火の玉が暗い海に落ちていき、米スペースシャトル「チャレンジャー」爆発事故のようだったと述べた。《読売新聞》



7月17日のできごと