平成1416日目

1992/11/23

この日のできごと(何の日)

【風船おじさん】アメリカへ

風船付きゴンドラで太平洋横断の冒険旅行を計画し、装備不十分で運輸省からストップをかけられていた東京都小金井市、ピアノ調律師鈴木嘉和さん(52)が23日、滋賀県能登川町の琵琶湖周辺でのテスト飛行の途中そのままアメリカに向かった。全く報告を受けていない運輸省は、滋賀県警など連絡を取り、所在確認を急いでいる。

鈴木さんは、世界一の砂時計などで有名な島根県仁摩町の「鳴き砂」保護を訴えるため、今月14日に仁摩サンドミュージアム前を出発、約50時間でサンフランシスコ沖に到着する計画を立てていたが、無線免許を持っていないうえ、ゴンドラの正確な位置を知るための航空交通管制用自動応答装置もなく、運輸省は飛行許可を出さなかった。

この日午後4時20分ごろから行われた試験飛行は、16日に運輸省大阪空港事務所に提出された計画書では、午後1時から4時間ロープで固定して地上300メートルまで浮かせるというもので、飛び立つような内容ではなかったという。

鈴木さんはさる4月17日に、警視庁府中署員の中止説得を振り切って、東京都府中市の多摩川河川敷から4個の風船で、千葉県・九十九里海岸に向かい、40分後に、東京都内の民家の屋根に不時着する騒ぎを起こしている。《読売新聞》

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【サッカー・ナビスコ杯】読売クラブが初代王者に

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の初の公式戦、Jリーグ・ナビスコ杯の決勝戦は23日、東京・国立競技場に満員5万6000人の有料入場者を集めて行われ、読売ヴェルディが清水エスパルスを1-0で下して優勝した。読売は6分、三浦知良選手が巧みなシュートを決め、そのまま清水の反撃を抑えて、押し切った。

読売は、日本サッカー史上最高の優勝賞金5000万円を獲得、この大会の最優秀選手(MVP賞金100万円)には、最多の計10得点を挙げた三浦選手が選ばれた。Jリーグのリーグ戦は、来年5月から始まる。《読売新聞》

【貴花田関、宮沢りえさん】5月28日に挙式

大相撲の貴花田関(20)と人気タレントの宮沢りえさん(19)の挙式が来年夏場所後の5月28日に東京のホテルニューオータニで行われることになった。貴花田関の父親の藤島親方が23日午前、福岡市東区の藤島部屋宿舎で記者会見し、発表した。正式な婚約発表は27日に同ホテルで結納を取り交わしたのち、行われる。媒酌人は元巨人軍監督の王貞治氏夫妻。

藤島親方自身が、高校野球のころからの王元監督のファンで、付き合いがあることから「王さん夫妻のような家庭を作ってくれたら」と仲人を依頼した経緯を説明。「二人が力を合わせて、やさしく、愛情のある家庭を作って欲しい」と話した。

大関昇進がかかった九州場所が10勝5敗に終わったことについては「冷静さを失っていたが、8番勝って土俵に足がつき、本来の動きに戻ってきた。何がなんでも勝つという精神力は今までにない強さ。りえさんのおかげでは」と心の支えになったことを強調した。

王貞治・元巨人監督の話「人気者同士ということではなく、普通の若い人たちの仲人という気持ちでお引き受けした。藤島親方とは現役時代からの付き合いで、貴花田関もわんぱくだいった子供のころから知っている。相撲界に入ってからはもの静かな青年に変わり、明るいりえさんとは相性のいい好カップル。周りの騒ぎに惑わされず、今の気持ちを忘れずに、二人で、頑張って欲しい」《読売新聞》



11月23日 その日のできごと(何の日)