平成1298日目

平成4年7月28日(火)

1992/07/28

【歌手・桜田淳子さん】結婚相手の会社役員と共に会見

世界基督教統一神霊協会(統一教会)の合同結婚式に参加を表明している女優の桜田淳子さん(34)が28日、結婚相手に決まった会社役員のAさん(36)と大阪市内のホテルで記者会見した。桜田さんは「両方の家族に許してもらい、今はとても安心している」と話した。Aさんも15年来の統一教会の信者で、「初めてお会いした時は普通のお嬢さん、という感じ。(記者会見で)初めて芸能人だと思った」と笑顔で語った。

同教会の合同結婚式は8月下旬、ソウルで開かれる予定で桜田さんのほか新体操の元五輪代表、山崎浩子さん、元バドミントン選手の徳田敦子さんが参加を予定している。《共同通信》



【バルセロナ五輪】柔道・田辺陽子選手は「銀」

女子柔道の田辺は銀メダル―。第25回夏季オリンピック大会第四日は28日、19競技が行われ、女子柔道72キロ級で日本期待の田辺陽子(ミキハウス)はライバルの金美廷(韓国)に判定の末に敗れて、惜しくも優勝を逃し、一昨年の世界選手権決勝の雪辱はならなかった。日本のメダルは今大会4個目。

競泳では、男子200メートル背泳ぎで糸井統(早大)が4位に入る健闘を見せた。女子100メートル背泳ぎの肥川葉子(福岡・九州女大付高)は8位だった。

野球の予選では金メダルの行方を占う注目のカード、日本―キューバ戦が行われ、世界チャンピオンのキューバが主砲リナレスの2本塁打など地力を発揮。日本は2-8で敗れて初の黒星を喫した。《読売新聞》

【越後交通】出直し株主総会で和解

経営権をめぐり、田中角栄元首相の田中家側と前社長派の対立が続く越後交通(新潟県長岡市)の出直し株主総会が28日開かれ、田中元首相の代表取締役会長への返り咲きと、元首相の義弟で、前社長派が推していた風祭康彦氏の社長就任が承認された。元首相の長女真紀子さんが代表取締役副社長、娘婿の田中直紀氏が取締役相談役にそれぞれ就任、前社長派が売却した越後交通株を原状に戻すことも決まり、ようやく両者の和解が成立した。

元首相もお国入りした前回の6月26日の株主総会では、総会議長を務めた風祭氏に対する議長不信任案が出るなど議事が紛糾して流会となっていた。風祭社長は「新しい執行部が正常に戻すために努力し、双方の英知で和解できた」と説明。総会後、直紀氏は「売却された株は買い戻すことで交渉が始まっている。よい方向に向かっていることには間違いない」として、取締役地位確認などの訴訟の取り下げを示唆した。《読売新聞》

【故・長谷川町子さん】国民栄誉賞受賞

漫画「サザエさん」でお茶の間に明るい話題を提供してきた故長谷川町子さんに28日、国民栄誉賞が授与された。昭和52年の王貞治さんへの授与以来、長谷川さんはちょうど10人目に当たる。

この日は午後4時ごろ、近藤元次内閣官房副長官らが、賞状、盾と記念品の銀製花瓶を手渡すため、東京都世田谷区の町子さんの姉、毬子さん方を訪れた。毬子さんは先日、内閣官房から、町子さんへの国民栄誉賞授与の内示を電話で受けたとき、「(妹は)天国できっと喜ぶでしょう」と話していたという。《読売新聞》

【日医連・村瀬敏郎委員長】自民党に抗議

日本医師連盟の村瀬敏郎委員長(日本医師会長)は28日、東京・駒込の日本医師会館で記者会見し、今回の参院選で同連盟が推した宮崎秀樹候補(自民党比例選名簿20位)が落選したことについて「20位という順位について怒りを禁じえない。自民党が医師連盟を軽視したということであり、強く抗議したい」と述べ、近く宮沢首相(党総裁)あての抗議声明を提出する意向を明らかにした。

また、「今後は自民党議員ならだれでも推薦するという総花的対応はやめる。医政活動に真剣に協力する者だけに絞り込む」、「選挙で受けた刀傷は、選挙で返す」などと述べ、約13万人の同連盟の会員に対し、次期総選挙などに向けて自民党議員への支援体制の見直しを指示する考えを示した。

さらに、村瀬委員長は、「比例代表選の名簿順位決定では、毎回、ある意味でのレースをさせられている。いろいろ問題があり、このような制度には反対だ」などと述べた。《読売新聞》

【民社党・大内委員長】「連合選挙」見直しを

民社党の大内委員長は28日、都内で開かれた友愛会議の産別代表者会議であいさつし、参院選で惨敗した連合(型)選挙について、「労働組合が直属の会派や政党を持つのは邪道だ。こういう選挙協力は抜本的に考える必要がある」と述べ、民社党も加わった「連合型選挙は今後、続ける考えのないことを明らかにした。

その理由として、大内氏は「PKO(国連平和「維持活動)だけでなく、国の基本政策で、社会党と大きな違いがある」とし、現状では社会党との協力が不可能であることを強調した。《読売新聞》

【中曽根康弘元首相】天皇訪中「環境、条件整備が前提」

宮沢首相は28日、10月下旬の天皇、皇后両陛下の訪中実現に向けた自民党内調整の皮切りとして中曽根元首相を都内の料理屋に招き、昼食を共にしながら会談、協力を要請した。

宮沢首相は「慎重(に扱う考え)だが、条件と環境を整え、進めたい」と述べ、訪中実現へ向け環境づくりを進める考えを強調。

これに対し中曽根氏は「原則的に首相の考えを支持するが、あくまで環境と条件を整えることが前提だ。これは首相が全責任をもってやるべき仕事だ」と述べ、党内外の協力を得るため首相自らが努力するよう求めた。

天皇訪中に関しては、政府は8月上旬の閣議決定を目指しているのに対し、自民党内では慎重論が強く、28日の総務会でも中国の国内情勢などを指摘して10月の訪中に反対する意見が相次いだ。

中曽根氏はかねてから天皇訪中について「政治に巻き込まれることがあってはならない」と慎重姿勢をとってきた。首相は中曽根氏から原則的支持を取り付けたことを踏まえ、今後、他の党内実力者とも接触、両陛下の訪中実現への環境づくりを急ぐ方針。《共同通信》



7月28日のできごと