平成533日目

平成2年6月24日(日)

1990/06/24

【近鉄・野茂英雄投手】プロ初完封

近鉄6−0日本ハム◇24日◇東京ドーム

近鉄の野茂が相変わらずの力強い投球を見せ、プロ初完封勝ちを飾るとともに、自身2度目のプロ野球タイ記録となる4試合連続2桁奪三振をマークした。野茂は立ち上がりから速球、フォークボールが気持ちよく決まり、日本ハム打線を4安打に抑え、11三振を奪う力投だった。

打線も効果的に加点。特に中根は三回に先制2点本塁打、五回にも一死一、三塁から右中間に2二塁打と気を吐いた。

日本ハムは七回、3四球で一死満塁としたのが唯一の反撃機。しかし簡単に後続を断たれ万持休した。《共同通信》




【滋賀県知事選挙】稲葉氏が大差で再選

任期満了に伴う滋賀県知事選挙は24日投票、即日開票の結果、自民、社会、公明、民社、社民連、進歩の6党と県議会会派の県民連合で組織する「はつらつ滋賀を進める会」推薦で現職の稲葉稔氏(60)=無所属=が共産党滋賀県委員会など革新団体が支持母体の「県民本位の民主県政をつくる会」が推す同党県常任委員で新人の林俊郎氏(45)を大差で破り、再選を果たした。《共同通信》

【竹下登元首相】宮沢元蔵相とゴルフ

自民党の竹下元首相と宮沢元蔵相が24日、神奈川県内でゴルフを楽しんだ。

宮沢氏周辺によると、竹下氏と宮沢氏のプレーは中曽根元首相が昭和62年秋、竹下氏を後継に指名した直後、竹下、宮沢、安倍元幹事長の「ニューリーダー」3氏を集めたゴルフ以来で、先の金丸元副総理との会談に続く竹下氏との久しぶりのゴルフは、宮沢派の“竹下派急接近”を改めて印象付けた形だ。

宮沢派はポスト海部の政権戦略には竹下派の協力が不可欠との考えから、このところ関係修復に余念がないが「金丸氏と竹下氏の双方にバランスのとれたパイプづくりが必要」(同派幹部)からこの日のゴルフ実現となったようだ。《共同通信》

【ソ連・モルダビア共和国】ルーマニア人1万人が越境

ソ連モルダビア共和国との国境地帯、ルーマニア・アルビタからの報道によると、24日、国境のプルート川に架かるアルビタ橋をルーマニア人約1万人が祖国統一を求めて不法突破、モルダビア住民と合流し、第二次大戦前まで同じルーマニア領だった両地域を“人間の鎖”で結んだ。

モルダビア地方は独ソ不可侵条約の秘密議定書により、1940年6月、ソ連に併合されたが、言語、文化上はルーマニアとの一体感が強く、最近、国境開放要求が高まっている。モルダビア共和国最高会議は23日、共和国法がソ連法の法律に優先するという主権宣言を採択したばかり。

この日の越境では、主権宣言を祝福するルーマニア人が国旗を振りかざし「祖国統一を」と口々に叫んだ。

国境は5月に特別開放されたことがあるが、今回は住民側が検問所を強行突破。まず、ルーマニア側の住民がソ連側に押し寄せ、国境検問所を“解放”。ソ連国境警備兵に押し戻されるまで、約1時間ソ連領内にとどまった。一方、モルダビア人の一団も橋の上まで押し掛け、ルーマニア市民の出迎えを受けた。その後、ソ連側警備隊が規制に入ったが、混乱はなかった。《共同通信》

【イラン大地震】死者4万8000人に

イラン北西部を襲った大地震の犠牲者数はさらに増え続け、24日のイラン国営放送によると、死者は4万8000人に上り、少なくとも10万人が負傷、20万人以上が家屋を失った。。一方、被災地救済のため、世界各国から救助隊や救援物資が次々とイランに到着、地震発生から五日目の25日、北西部ギラン州などで各国数援隊の活動が本格的に始まった。首都テヘランから軍用機でギラン州都ラントへ入った日本の救援隊員23人は同日、被害の最もひどい同州で捜索や負傷者の治療を開始する。

イラン国営通信によると、24日夜までに日本、フランス、ソ連、英国、西ドイツ、エジプトなどから救援物資を積んだ飛行機50機がテヘラン空港に到着した。イランと断交中の米国も国連を通じて輸送機1機分の物資を送った。米国からの救援物資が到着したのは、これが初めて。ソ連からは200人以上の医療関係者がイラン入りし、医療物資、トラック、クレーン、バス、給水車などを持ち込んだ。

イラン国内では、反米派を中心に米国からの援助受け入れに反対する声が出ているが、ベシャラチ第一外務次官は24日「援助は純粋に人道的なものだ」と述べ、南アフリカ、イスラエル以外のすべての国から援助を受け入れる意向を示した。同次官によると、これまでに世界86カ国が救援隊、物資を送る用意があると表明している。《共同通信》

【ネルソン・マンデラ氏】ワシントン入り

訪米中のネルソン・マンデラ・アフリカ民族会議(ANC)副議長は24日、ブッシュ大統領、ベーカー国務長官ら米政府首脳との会談および米上下両院合同本会議での演説のため、ワシントンに到着した。

ワシントン到着後、マンデラ氏は短い声明を読み上げ、「今回の訪米の目的が、対南アフリカ経済制裁を継続し、アパルトヘイト(人種隔離)政策を続ける南ア政府に対する国際的圧力を強化するよう米政府および国民に訴えることにあると強調、これまでの訪問地、ボストン、ニューヨークで受けた歓迎に「一層勇気づけられた」と表明した。

ブッシュ政権は、マンデラ氏が釈放されたことし2月、対南ア経済交流の大幅制限、黒人解放運動弾圧用に応用される技術供給の禁止などを盛り込んだ対南ア経済制裁の緩和を検討する姿勢を示したが、先週、制裁継続の用意を表明するなど明確な政策が固まっていない状況にある。

このため、ブッシュ大統領、ベーカー国務長官は、マンデラ氏との会談で、黒人解放運動の最有力勢力であるANCの方針を詳しく聞くことになるが、これについて、コーエン国務次官補(アフリカ担当)は、デクラーク南ア政権との交渉の進め方などに関するANCの方針が重要議題になるとの見通しを明らかにした。

マンデラ氏は25日、ブッシュ大統領、ベーカー国務長官とそれぞれ個別に会談し、26日には、米国の黒人議員団や議会指導者らと会談するほか、上下合同本会議で演説する予定。《共同通信》




6月24日のできごと