平成355日目
1989/12/28
この日のできごと(何の日)
【オウム真理教・麻原彰晃教祖】修行先のインドから帰国
新興宗教団体オウム真理教の麻原彰晃教祖(34)ら同教団幹部一行は28日午前、成田着のインド航空機で帰国した。一行は14日に日本を出国、教団によるとヒマラヤなどで修行を積んでいたという。オウム真理教は、横浜市の坂本堤弁護士(33)一家の失踪事件をめぐり、一部で関連が取りざたされているが、麻原教祖らはこれまで、記者会見などで一貫して関与を否定している。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【ルーマニア】治安軍兵士が大量投降
ルーマニア新政権に抵抗を続けていたチャウシェスク派の治安軍部隊の兵士は28日、新政権の救国戦線評議会が設定した投路期限の同日午後5時(日本時間29日午前0時)を前に、続々と投降を始めた。
ルーマニア国営放送によると、救国戦線評議会は治安軍に対する投降の呼び掛けの中で、治安軍兵士が自発的に武器を捨てて投降すれば、裁判にはかけられるが、死刑は適用されないだろうと生命の安全を保障、チャウシェスク前政権に仕えた公務員のほとんどは職を失わないだろうと述べた。
また、チャウシェスク前大統領夫妻の銃殺後の姿がテレビで放映されたこともあって、同日、治安軍兵士が大量に投降を始めた。首都ブカレストでは過去一週間で初めて一銃声が途絶えた。
一方、新政種の救国戦線評議会は同日までに、新たに主要閣僚を任命するなど態勢固めを進めるとともに、来年4月の自由選挙などの改革案を示している。《共同通信》
【デーリー・エクスプレス】ルーマニア前大統領の宮殿を紹介
英王室のバッキンガム宮殿の10倍の広さで部屋数は7000室を誇り、かつ地下には核戦争に備え1か月分の食料を備えた壕もあったー28日付の英紙デーリー・エクスプレスは、処刑されたルーマニアのチャウシェスク前大統領が造営中だったブカレストの新宮殿の内部を驚きを込めて紹介した。
それによると、この新宮殿は高さ120メートル。入り口は高さ6メートルの飾りを施したステンレススチールの枠でできており、二重のドアをくぐると、手前に5本の円柱が並ぶ間口60メートル、奥行き75メートルもある大ホールだ。天井からは政治犯が作った巨大な水晶のシャンデリアが吊るされている。あまりにも大量の大理石を使用するため、新たに大理石採石工場が造られたほどだという。
地下にはトンネル網が走り、地下450メートルには核戦争用の地下壕があった。トンネルからはエレナ夫人の「大学」となるはずだった別の7階建ての建物にも通じている。《読売新聞》
【オリックス・門田博光外野手】来季もやれる
オリックスの門田博光外野手は28日、大阪市北区の球団事所で第一回の契約更改交渉に臨み、今季より1200万円増の1億2200万円で来季の契約を更改した。現在、日本人選手の1億円プレーヤーは同選手と、未更改の中日・落合内野手の二人だけ。また、第二回の交渉に臨んだ松永浩美内野手(29)は、前回提示より500万円の上積みを引き出し、2200万円増の年俸7000万円でサインした。
2年連続で1億円の大台を超え、外人選手を除きパ・リーグ最高給での更改を終えた門田は「(年俸が)上がったことはうれしいけれど、ひとつ(1億円を)超えてしまえば増えても税金で取られてしまうばかり。あとは名誉だけだと思う」と落ち着いた口ぶりで話した。今季は116試合に出場して打率3割5厘、33本塁打、93打点をマーク。タイトルこそ獲得できなかったが、51試合で外野の守備にも就き「来季もやれるという確信を持っている」と意気盛んだ。(金額は推定)《共同通信》
【海部俊樹首相】自民党・小沢幹事長と会談
1990年度(平成2年度)予算案が28日決まったのを受けて海部首相は同日午後、首相官邸で小沢幹事長と約25分間会談し、今後の政治日程について協議した。小沢氏は27日に竹下派会長の金丸信元副総理とも会談しており、金丸氏の意向も踏まえながら首相との間で突っ込んだ意見交換をしたものとみられる。《共同通信》