平成6562日目
2006/12/26
【名張毒ぶどう酒事件】高裁、再審取り消し
三重県名張市で1961年、女性5人が農薬入りのぶどう酒を飲まされて毒殺され、12人が中毒になった「名張毒ぶどう酒事件」で、奥西勝死刑囚(80)(名古屋拘置所在監)の第7次再審請求を認めた名古屋高裁刑事1部の決定について、同高裁刑事2部は26日、検察側の異議申し立てを認め、再審開始を取り消す決定をした。
門野博裁判長は、「弁護側の新証拠は、無罪であることが明らかな証拠とは言えない。捜査段階の自白も信用性が高い」と指摘した。弁護側は決定を不服とし、最高裁に特別抗告する。《読売新聞》
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【イラク・フセイン元大統領】死刑確定
イラク高等法廷は26日、同国中部ドゥジャイルのイスラム教シーア派住民を大量殺害したとして「人道に対する罪」で先月、死刑判決を受けた元大統領サダム・フセイン(69)の上訴審で、1審判決を支持する判断を出した。裁判は2審制で、これにより同事件でのフセイン死刑判決が確定した。
記者会見した上訴審のシャヒーン裁判長は「30日以内に刑が執行される」と強調しており、年明けにも絞首刑に処される可能性が出てきた。ただ、同法廷の設置規定によると、執行には正副大統領の署名が必要。フセインは1980年代にクルド人が弾圧された「アンファール作戦」事件でも公判中で、死刑制度に反対の立場のタラバニ大統領(クルド人)は先に署名に否定的な考えを示しており、執行時期についてはなお不透明な点も残る。《読売新聞》
【安倍晋三首相】落選組の復党は未定
安倍晋三首相は26日夜、昨年9月の衆院選で落選した郵政造反組の自民党復党問題について「(党側から)まだ復党を見送るという報告は受けていない」と述べ、対応を決めていないことを強調した。その上で「個別の状況を勘案しながら総合的に判断したい」とあらためて指摘した。《共同通信》
【この日の民主党】
荒井聰衆院議員、北海道知事選への出馬を正式表明
荒井聰衆議院議員は26日午後、札幌市内で記者会見を開き、4月8日に投開票される北海道知事選挙に立候補することを明らかにし、決意表明を行った。
民主党北海道は既に23日、荒井議員の推薦を決定。自民党推薦の高橋知事も既に2期目出馬の意向を示していることから、事実上、民主対自民の一騎打ちの構図が固まった。
荒井議員は道政に臨む政治姿勢として、「道民と共に悩み、共に考え、共に行動する知事でありたい」、「どのような困難にも目を背けることなく、道民にとって血の通ったあたたかい道政の確立に努める」、「どさんこ魂を奮い立たせ、東京の基準ではなく、北海道と道民の暮らしに見合った改革を推し進める」との三点を表明。「疲弊した北海道を見捨てるわけにはいかない。道民の皆さんと心を一つにしてまい進していく」と力強く訴えた。
荒井議員は25日には、札幌市内で新党大地が開いた集会に招かれ、鈴木宗男代表から、「知事になったら夕張のお年寄りと子どもはどんなことがあっても守ってもらいたい」などとエールを送られた。
なお荒井予定候補が衆議院議員を辞職すると、北海道11区の石川知裕さんが繰り上げ当選となる。《民主党ニュース》