平成1530日目

平成5年3月17日(水)

1993/03/17

【カンボジアPKO】2次隊員、現地入り

カンボジアでの国連平和維持活動(PKO)に停戦監視要員として参加する陸上自衛隊の第二次派遣隊員、田村栄一・二佐(38)ら8人が17日、プノンペンに着いた。第二次の施設部隊599人も、3月末から4月上旬にかけ現地入りし、それぞれ昨年秋の派遣以来約6カ月にわたって活動してきた第一陣と交代する予定で、自衛隊の「PKO初参加」は折り返し点を迎える。

新任の8人は、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)で約1週間の研修を受け、各地の監視拠点などに配属される。カンボジア情勢は、武装解除や5月の総選挙を拒否しているポル・ポト派が武力攻勢を強めるなど緊迫の度を増す一方だけに、厳しい任務となりそうだ。

プノンペン・ポチェントン空港では、第一次要員のリーダー福井祐輔二佐(45)らが出迎え、8人と笑顔で固い握手を交わした。

田村二佐は「情勢の悪化が伝えられているが、他の国の停戦監視要員も同じ条件。UNTACから情報を収集しながら与えられた任務を果たしていく。第一次の功績を汚さないようにしたい」と語った。《共同通信》



【B’z】シングル「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」発売

【大相撲春場所4日目】曙・貴、白星重ねる

大相撲春場所4日目(17日・大阪府立体育会館)新横綱曙、新大関貴ノ花がそれぞれ白星を重ねた。曙は栃乃和歌に苦戦したが、右上手投げで退け、貴ノ花は大翔山を落ち着いた取り口で寄り切り全勝を守った。

小結若花田は巨漢の久島海を寄り倒して土つかず。平幕の三杉里も4連勝。大関小錦はくせ者、旭道山を小手投げに下し2勝目。関脇の武蔵丸、霧島はそろって敗れた。《共同通信》

【政界談話室】

○…宮沢首相は17日、対ロシア支援強化のための先進7カ国緊急協議の進め方について記者団から繰り返し質問を受けた。議長国・日本の頭越しにミッテラン・フランス大統領などが思い思いに見解を表明、首相としても調整に苦慮している問題だけに、「まだ何も決めていないんだ」と慎重な答弁に終始。ところが、渡辺外相の健康問題題に絡めて「外相会議を東京でという話があるが、健康を考慮してか」と聞かれると「そんなことはない。ホスト国だから東京でやるのは当たり前でしょ」と外相をかばう余りついニュースポロリ。

○…共産党の寺前国対委員長はこの日の記者会見で、共産党抜きの与野党国対委員長会談に対して「減税できるという幻想ばかり国民に振りまいておいて(結局)先送りしている。今回の国会の特徴だ。梶山(自民党)幹事長の手のひらの上で踊らされているだけだ」と痛烈に批判。さらに「政治家というのはお金の問題だけじゃなく精神的にも謙虚でなくちゃいけない」と言葉を続けてボルテージを上げたが、最後は「毎日腹ばかり立てていてもしようがないなあ」。共産党を外した国会運営で手出しができない悔しさがいっぱい。《共同通信》

【社会党】条件付き「日の丸容認」党議決定先送り

社会党は17日午後、国会内で総務会を開き、一昨年11月にシャドーキャビネット(影の内閣)が打ち出した条件付きの「日の丸容認見解」の党議決定を先送りすることを決めた。

卒業式シーズンの教育現場に与える影響を考慮したためだが、中執委が一年半にわたり正式決定をせずに棚ざらししてきたのに続き、政策決定の最終機関である総務会も決着を回避したことで、山花社会党の目指す現実路線に疑問符が付きそうだ。

日の丸容認は戦争責任を明確にする国会決議の採択を条件に「日の丸」を国旗として容認する内容で、当時の島崎文化教育委員長が打ち出した。田辺執行部は趣旨を了承したものの「党内論議をさらに深める」と党議決定を先送りしてきたため、今月7日の全国書記長会議で決着を求める意見が出たのを受けて赤松書記長が総務会にゲタを預けていた。

この日の論議では「日の丸への対応は政策面だけでなく、国民運動面にもかかわる問題だ」「中執委で扱うべき問題であり、総務会にはなじまない」と慎重論が続出した。このため加藤万吉総務会長が「政策審議会の内閣、文教部会など党内の関係機関と協議した上で、総務会で扱うべきかどうかも含めて結論を出したい」と集約した。《共同通信》

【JR東日本】無賃乗車のツケは1400万円

栃木県内の男性公務員(39)が、期限切れの定期券を使って、東京の勤務先まで5年間も無賃乗車を重ねていたことが、17日までのJR東日本の調べで分かった。同社によると、5年間もの無賃乗車は初めてで、この間の割増運賃約1400万円を請求する方針。男性は支払いに応じると話しているという。この間、半年の定期券を正規に買っていれば約170万円で済んでいた。

JR東日本によると、この男性は今月10日午前8時25分ごろ、東京・神田駅南改札口を出ようとして駅員に不正乗車を見破られた。男性が持っていたのは、昭和62年9月8日から同63年3月7日まで有効の東京・市ケ谷駅(中央線)―栃木県・野木駅(東北線、同県・野木町)間の定期券。駅での事情聴取の結果、男性はこの期限切れ定期券を使って、63年3月8日から同月31日まで野木―市ケ谷間を、同年4月1日からことし3月10日まで野木—神田間を、それぞれ無賃乗車していたことを認めた。

男性は改札を入る際、入場券を買って入ったり、駅員のいない改札口を利用。出る時は定期券を、券面が駅員に見えにくいよう傾けて出し、ごまかしていたという。

JR東日本の営業規則では不正乗車の場合、割増運貨として乗車区間の往復運賃の3倍に利用期間を掛けた額を徴収するよう定めており、男性に1373万3880円を請求する。割増運賃請求の例では、国鉄時代の昭和60年9月の613万円が過去最高額だった。《共同通信》

【ヘレン・ヘイズさん】死去

米演劇界のファーストレディーと呼ばれ、80年以上にわたって数多くの舞台・映画で活躍した女優のヘレン・ヘイズさんが17日、心臓病のため、米ニューヨーク州ナヤックの病院で死去した。92歳だった。

1900年、米国生まれ。9歳の時ブロードウェーにデビュー。「シーザーとクレオパトラ」などでの名演技で30年ごろには演劇界のファーストレディーと呼ばれるようになっていた。「マデロンの悲劇」で31年度のアカデミ主演女優賞を受賞し、その後「人類の戦士」「戦場よさらば」「追想(アナスタシア)」などに出演し、名声を確立した。

一時、舞台に復帰したが、ただ乗り常習犯の老婦人を演じた「大空港」(70年)で2回目のアカデミー賞(助演女優賞)を受けた。《共同通信》



3月17日のできごと