平成1533日目・春分の日

平成5年3月20日(土)

1993/03/20

【Jリーグ】プレシーズン戦開幕

サッカーの日本プロリーグ(Jリーグ)プレシーズンマッチは20日開幕。静岡県営草薙陸上競技場で清水エスパルスーガンバ大阪、広島スタジアムでサンフレッチェ広島ー横浜マリノスの2試合を行い、5月15日の開幕に向けての前哨戦がスタートした。

草薙は約1万4000、広島も約1万5000の観衆を集め、いずれもほぼ満員。両会場とも地元チームの応援旗が振られ、草薙のスタンドはオレンジ、広島は紫色に染まった。

試合は清水が向島、トニーニョの2得点ずつを挙げる活躍などで5−1で圧勝すれば、広島も日本代表の高木のゴールなどで2−0で快勝。ともに地元での白星スタートを飾り、観衆を沸かせた。《共同通信》



【オーク1番街】オープン

20日、大阪・港区にオープンした西日本一のノッポビル「オーク1番街」(約200メートル、地上51階)外壁に、キングコングの巨大な特殊ゴム製キャラクターが姿を見せ、浪速っ子を驚かせた。

「オーク1番街」はこの日、完成式が行われた。ホテル、事務所、買い物、スポーツなどの複合施設「オーク200」の中心的な建物。キングコングは客寄せに使われた。特別注文を受けた米国のメーカーがつくったもので製作費一千数百万円。体長20メートル、体重300キロもある。《共同通信》

【WBCフライ級タイトル戦】ユーリ海老原選手が2度目の防衛に成功

世界ボクシング評議会(WBC)フライ級チャンピオンのユーリ海老原アルバチャコフ(協栄)に、前王者で同級3位のムアントチャイ・キティカセム(タ「イ)が挑戦したタイトルマッチ12回戦は20日、バンコク北部のロップリで行われ、ユーリが9回1分44秒TKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。

試合は序盤、両者とも決め手を欠き互角の展開。だが、5回ごろから挑戦者が前に出てくると、ユーリは、右ストレートをカウンターで決め、徐々にペースをつかんだ。7回、左右のワンツーがクリーンヒットし、ムアンチャイがダウン。そして9回も、強烈な右ストレートなどで攻め、この回3度のダウンを奪ったところでレフェリーが試合を止めた。《共同通信》

【大相撲春場所7日目】横綱、大関総崩れ

大相撲春場所7日目(20日・大阪府立体育会館)横綱、大関が相次いで敗れる大波乱。曙は突き、押しに威力を欠き、小結若翔洋のタイミングのいい引き落としに敗れ、貴ノ花は大翔鵬にいいとこなく押し出され、ともに2敗。小錦は巴富士に逆転負けして3敗目。関脇霧島は5敗目で大関復帰に後がなくなった。

十両は魁皇ら8人が5勝2敗で並んでいる。《共同通信》

【自民党・梶山幹事長】今国会中に補正予算を

自民党の梶山幹事長は20日午前、水戸市で開かれた幹事長就任祝賀会であいさつし、景気対策に関連し「異例なことではあるが、今国会中の会期末に補正予算案と関連法案を提出し不況打開を確実なものにしたい」と述べた。自民党は現在、93年度予算成立後をめどに総合景気対策を策定する方向で作業を進めており、梶山氏の発言はこうした対策のうち、予算を伴うものについても早期に実施する考えを示したものだ。

梶山氏は予算案が22年ぶりに年度内成立する見込みとなったことについて「与野党ともに不況打開のために、真剣な政治をしている証左だ」として、今月末の予算成立が景気回復に大きな効果をもたらすことに期待を表明。その上で今国会中の補正予算案編成、成立を目指す方針を示すとともに「その後は東京サミット(先進国首脳会議)の進備を進めたい」と述べ、当面は景気回復に全力を挙げる方針を重ねて強調した。

梶山氏はこの後の記者会見で、景気回復の見通しに、ついて「今のままだけで足どりが速まるかというと、残念ながら政府の予想より遅れているというのが実感だ」との認識を表明。その上で「予算が通った後に、いくばくかの方針を明示すれば、後追いの予算措置、法律改正が場合によっては予想されるだろう」と述べ、総合景気対策を裏付ける措置としての補正予算編成の必要性を示した。《共同通信》

【総理府】「男女平等に関する世論調査」結果発表

社会的に大きな問題となってきている職場での性的嫌がらせ(セクシュアルハラスメント)を、20代の女性では13.9%とほぼ7人に1人が直接経験していることが20日付で発表した総理府の「男女平等に関する世論調査」で分かった。

セクハラを受けた女性の割合は年齢が若いほど多く、男性でも0.5%とわずかながら経験していた。また20代の女性の14.6%が「同じ職場の女性で経験した人がいる」と回答した。

一方、男女の地位の平等感について、男女全体の76.5%もが「社会通念、慣習、しきたりなどで男性の方が優遇されている」と答えており、セクハラの背景にこうした根強い男性優位意識があるといえそうだ。

調査は昨年11月、20歳以上の男女5000人を対象に実施。回収率は70.5%で、男女別では男性62.7%、女性78.1%だった。総理府の調査で、セクハラ問題を取り上げたのは初めて。ただし、嫌がらせの内容は尋ねていない。

女性回答者のうち職に就いているのは1081人で、「自分が直接セクハラを経験したことがある」のは20代をトップに、30代6.5%、40代6.2%、50代2.3%、60代はゼロだった。セクハラという「言葉自体知らない」のは全体の10%だったが、60歳以上は28.6%と高年齢層ほど知らない率が高かった。

男女の地位の平等感では、「男性の方が優遇されている」と感ずる分野として「社会通念など」に加え、「職場」でも女性の63.6%はそう感じていることが分かった。平等と答えたのは16.6%にとどまった。総理府の担当者によると、職場で男性の方が優遇されているとした回答者と、セクハラを体験した女性とは強い相関関係にある。と説明している。《共同通信》

【ロシア・エリツィン大統領】特別統治を宣言

エリツィン・ロシア大統領は20日夜(日本時間21日未明)のテレビ演説で、議会による大統領、政府の決定取り消しを認めず、連邦内共和国の行政責任者が大統領に直属するとする「特別統治体制」を導入する大統領令に署名したと発表した。

特別統治の期間は「危機克服まで」としている。保守色が強く、先の臨時大会で大統領の権限を大幅に縮小した人民代議員大会を廃止し、大統領主事の改革路線を確保するための超法規措置である。

これに対し、大会を母体とする最高会議は21日の緊急会議で、特別統治体制導入を違憲として憲法裁判所に提訴するとの決議案を賛成125票、反対16票の大差で採択した。この違憲提訴で、大統領は大会での弾劾により解任される危機にさらされることになった。

大統領は演説で、4月25日に①正副大統領と人民代議員大会のどちらを信任するか②同大会の廃止を盛り込んだ新憲法草案を支持するか③新議会選出のための新選挙法案を支持するか—の3点をめぐり、先の人民代議員大会が中止を決めた国民投票を強行する方針も明らかにした。

しかし、ゾリキン憲法裁判所所長は、大統領令を憲法違反と述べ、21日、同裁判所が「特別統治体一制」導入声明の違憲審理を正式に行うこと決定したと緊急最高会議で報告した。

憲法裁判所の裁定は大統領の弾劾手続きを始めるために必要なもので、憲法によると、大会は大統領の憲法違反が確定した場合、代議員総数の3分の2の賛成で大統領を解任できる。

憲法裁の違憲判断が出れば、旧共産党系保守派など反大統領勢力は、解任のため、臨時人民代議員大会開催へ動くのは確実だ。《共同通信》



3月20日のできごと