平成1531日目

平成5年3月18日(木)

1993/03/18

【新幹線のぞみ】博多乗り入れ開始

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東京ー新大阪間に昨年登場したJR東海、西日本の新幹線「のぞみ」の山陽新幹線博多乗り入れが18日実現し、昭和50年の新幹線博多開業時、約7時間かかった東京ー博多間を5時間4分で結ぶほか、新大阪ー博多間も2時間32分と、これまでより20分程度短縮される。

反面、運賃は従来の「ひかり」より片道で1800円高くなり、航空運賃との格差が狭まる。

「のぞみ」は東京ー博多間で下り14本、上り13本、東京ー広島間で1往復など一日上下37本が運転される。東京ー博多間の途中停車駅は名古屋、京都、新大阪、岡山、広島、小倉で、所要時間は40分以上短くなるが、運賃は特急料金込みで片道2万3100円(全席指定)。《共同通信》



【宮沢喜一首相】景気回復で楽観的見通し

宮沢首相は18日午後、都内で開かれた日本商工会議所総会であいさつし、景気の動向について「困難な経済状況だったが、まず先は見えてきた」と指摘、景気回復の兆候が見え始めたとの楽観的な認識を示した。回復が具体的に見えてくるめどとしては「秋には空気が変わっているようにしたい」と述べた。

景気回復の兆しが見えてきたとする理由として、首相は①証券市場が活況を取り戻している②企業の在庫調整が進んでいる―の2点を挙げ「3月期決算はまず大きな問題なく乗り切れた」と述べた。景気の先行きに関し首相はこれまで、1−3月期の景況を注視する姿勢を示していた。《共同通信》

【政界談話室】

○…宮沢首相は18日、審議がストップして丸一週間が過ぎた参院予算委員会再開の見通しを聞かれ「(自民党本部からの連絡は)しょっちゅう入ってきてますよ。“望み”がありましたな…」と思わせぶり。思わず聞き耳立てた記者団に「今日から博多と(東京)の間を走り始めたそうですな。あんな風にうまくいかないものですかな」。何のことはない、新幹線「のぞみ」に引っかけたジョークだったが、前日まで「困りましたな」とぼやき続けていた首相に不思議な余裕。

○…自民党羽田派のこの日の派閥総会では、幹部が次々と発言を求め、さながら選挙に向けた決起集会。金丸前副総裁脱税逮捕以来、沈みがちだった奥田前運輸相が「金丸のおやじは獄門はりつけのようなもの。私も閉門蟄居の立場だが、潔いもののふ(武士)の心で頑張ろう」と、やや意味不明ながら元気に檄。渡部前通産相は「今、神様の試練が与えられているが、それを乗り越えたとき、新しい日本の夜明けが来る」と演説、拍手喝さいを浴びた。威勢のいい幹部の決意表明に大いに盛り上がったが、党内には「ほえる犬ほど弱い」との皮肉な声も。《共同通信》

【岡三証券】金丸氏「隠し口座」認める

前自民党副総裁の金丸信被告(78)らの巨額脱税事件で、同被告側と大量の割引金融債取引があった岡三証券(本社東京)は18日、事件発覚後初めて記者会見し、今仲正雄副社長は「実際には金丸氏本人のものとみられるが、本人名義でない複数の口座が社内調査で見つかった」と述べ、事実上金丸被告の仮名・借名口座があったことを認めた。同被告の割引債購入を表面化させないための隠し口座とみられる仮名・借名口座開設を会社側が公式に明らかにしたのは初めて。

副社長は隠し口座開設に直接かかわっていたA専務に対し「事実関係が判明次第、厳正に処分する」と述べ、専務解任を含めた厳しい処分を行う方針を示した。《共同通信》

【大相撲春場所5日目】貴ノ花に土

大相撲春場所5日目(18日・大阪府立体育会館)新大関の貴ノ花が初黒星を喫する波乱があった。新横綱の曙は久島海を右四つから寄り切り5戦全勝。大関小錦も元気者の三杉里を落ち着いてさばき、3勝2敗と白星を先行させた。小結若花田は大翔鳳を寄り切って5連勝。大関復帰を目指す関脇霧島は2勝3敗と苦しい展開。この日の結果、幕内の勝ちっ放しは曙と若花田の2人となった。《共同通信》



3月18日のできごと