平成5443日目
2003/12/03
この日のできごと(何の日)
【新庄剛志外野手、小宮山悟投手】日本球界復帰会見
米大リーグ、前メッツの新庄剛志外野手と元メッツの小宮山悟投手が3日、日本球界復帰見を行った。日本ハム入りする新庄は約2000人のファンが集まった札幌ドームのグラウンドのど真ん中という異例の入団会見。一方、1年間のブランクを乗り越えて球界に戻る小宮山は、かつて戦力外通告を受けたロッテのユニホームに袖を通した。
日本ハムが来季からの本拠地、札幌に送り込む“スター”新庄が、異例の公開入団会見で、早くもファンの心をがっちりつかんだ。
札幌ドーム横の球団事務所で正式契約を終えると「残念ながら降らなかったけど、雪を意識した」という、白い革ジャケットでグラウンドに登場。新たな本拠地に立った感想を尋ねられると「最高。正直こんなに素晴らしい球場とは思わなかった。野球一筋で頑張ります」。観客席に集まった。約2000人のファンを大いにわかせた。
前日の北海道入り以降、地元テレビ局を中心に、歓迎ムードはヒートアップ。記者会見では、野球とは関係ない質問ばかりが飛んだが、得意のジョークで会場を笑いに包む。女性ファンへのメッセージには「好きです」。「ススキノで会ったら? 抱きついて」。初めて野球を見るファンへのアドバイスは「あんまり詳しくないので…」。
だが続けて「とにかく球場に一回足を運んで欲しい」と、野球への愛着を感じさせるひと言。少年ファンたちに「センターでの守備を注意して見てほしい」と話すなど、“野球人”新庄のアピールも忘れなかった。
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ロッテ、メッツ、そしてロッテと三たび恩師バレンタイン新監督の元でプレーするため、1年間のブランクに挑戦する。3日、千葉マリンスタジアムのプレスルームで行われた会見では「まだ投げられるから復帰した。勝ちたいと思っているボビーのため、微力ながら力になりたい」と語った。
FA資格を取得した1999年のオフに球団から戦力外通告を受けた。当時の経緯から「ロッテからのオファーはあり得ないと思っていた。奇跡に近いものを感じたので、重光オーナー代行から連絡を受けた時に即決した」と今でも驚きを隠さなかった。《共同通信》
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【皇太子妃雅子殿下】帯状疱疹
宮内庁は3日、皇太子妃雅子さまが帯状疱疹と診断されたと発表した。当面公務を取りやめ、治療に専念する。9日に40歳の誕生日を迎えるが、祝賀行事はすべて中止する。
2日夕、頭の後ろと下あごに痛みを伴う発疹が出たため東宮侍医の診察を受け、3日午前、外部の皮膚科医が正式に診断した。同日午後から住まいの東宮御所(東京・元赤坂)で点滴治療を開始。今後2、3週間は1日3回の点滴が必要という。治療に万全を期すため、宮内庁病院に入院する可能性もあるとしている。
帯状疱疹は水ぼうそうウイルスで発症することから、東宮御所では長女愛子さま(2つ)との接触を避けているという。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・社民党の福島瑞穂党首は3日、党本部で記者団から「土井たか子前党首から就任アドバイスを受けたか」と問われると「ゆったりとした方がいいと言われた」と説明しつつも「それ、どういうことかしら」と自問自答。「秘書からは『重みを持った口調で発言し、廊下を走らないように』と言われたが…」と推測したものの答えは見つからずじまい。最後は記者団から「(秘書の)言う通りですよ」と指摘され、大笑い。来年の通常国会では悠然と廊下を歩く姿が見られるか?《共同通信》
【小泉純一郎首相】石破茂防衛庁長官、川口順子外相と会談
小泉純一郎首相は3日午後、首相官邸で石破茂防衛庁長官、川口順子外相と会談した。石破氏はイラクへの自衛隊派遣に関して先の専門調査団の報告を踏まえ「南部への自衛隊の派遣は可能」とする防衛庁の総合的な評価を説明した。
首相はこれを受け、自衛隊派遣について最終判断、来週中にも「基本計画」を閣議決定する構え。3日夜には自民党の中川秀直国対委員長とも会い日程調整に入った。自民党内からは国会での閉会中審査を早期に行うため来週初めの閣議決定を求める案が出ている。
首相は3日、防衛庁長官報告について、官邸で記者団に「今後十分に参考にさせていただく」と述べるとともに、「しかるべきときに(国民に)きちんと説明します」と強調した。ただ、報告内容は明らかにできないとし、判断材料が十分かとの質問にも「今後検討します」と述べるにとどめた。
会談に同席した福田康夫官房長官は記者会見で、首相判断について「どう判断するかは(石破氏の説明とは)別の話)だ。これですべてではない。まだ見極めないといけないことはある」と指摘した。
政府、与党の一部には、日本人外交官殺害事件に象徴される治安情勢悪化から、陸上自衛隊の派遣時期を決めずに航空自衛隊を先行派遣すべきだとの意見も出ている。《共同通信》
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「ぺらぺらしゃべればいいってもんじゃない。気を付けなさいと私から指示を出しておきました」。小泉純一郎首相は3日夜、イラクへの自衛隊派遣をめぐり政府部内に厳しいかん口令を敷いたことを明らかにした。
これを受けて石破茂防衛庁長官は同日の首相との会談後、首相官邸の正面で待ち受ける報道陣を避けて、別の通用口から出るなど「逃げの一手」。福田康夫官房長官は記者会見で派遣問題に関して「これ以上お聞きにならないようにしていただきたい」と記者団に声を荒らげた。
国民への説明を置き去りにしたまま、派遣時期の最終判断に踏み切れない政府の焦りばかりがクローズアップされた格好だ。
小泉首相は、官邸で記者団に石破氏の「脱出劇」を指摘され、「あまりにも情報が漏れすぎるから。秘密にしなければならない情報もあるんです。そこを理解しないと」と強調。説明時期については「しかるべき時です」と三度も繰り返した。
福田氏は記者会見で「具体的なことは言えない」の一張り。記者団が食い下がると「決めていない、中身がないのに説明できない。あなた方は憶測に基づいて(新聞に)書いているじゃないですか。それは一体どういうことか」と「逆ギレ」状態になった。《共同通信》