平成2569日目

平成8年1月20日(土)

1996/01/20

【若田光一宇宙飛行士】地球に帰還

日本人宇宙飛行士、若田光一さん(32)ら6人を載せた米スペースシャトル「エンデバー」は米国東部時間午前2時42分(日本時間同日午後4時42分)、フロリダ州のケネディ宇宙センターに着陸した。総飛行距離685万キロ、打ち上げから8日と22時間ぶりの帰還だった。

若田さんは着陸の約1時間後、紺色のパイロットスーツで、元気な様子で地上に降り立った。約6時間後には船長らと記者会見に臨み「宇宙から見た地球は息詰まるほど美しかった」などと語り、任務に成功したときに、だるまに目を入れたことを明らかにした。

乗組員は会見後、ヒューストンに戻るが、若田さんは「ゆっくり寝たい」とほっとした様子をみせた。

日本人で初めてシャトルの運航に関与する搭乗運用技術者(MS)資格を持つ若田さんは、ロボットアームの操作で能力を発揮。来年から建設が始まる国際宇宙基地で日本の実験棟「JEM」を建設する飛行士の候補として、申し分のない働きを示した。《共同通信》



【大相撲初場所】14日目

大相撲初場所14日目(20日・両国国技館)横綱貴乃花と大関貴ノ浪が1敗で並び、先場所に続き二子山勢による同部屋決定戦の可能性が大きくなった。

快進撃を続けてきた貴乃花は、関脇魁皇の豪快な上手投げに敗れて初黒星。貴ノ浪が大関武蔵丸を落ち着いて送り出し1敗を守ったため、貴乃花と並んだ。魁皇は10勝目をマーク。武蔵丸は5敗目となった。関脇琴錦は栃乃和歌に敗れて6敗目。小結陣は土佐ノ海が8勝目を挙げて勝ち越し、武双山は9勝目。出場した小結以上が全員勝ち越しとなり、これは平成6年夏場所以来。十両は若隼人ら5人が9勝5敗で並んでいる。《共同通信》

【新党さきがけ・鳩山由紀夫氏】衆院解散・総選挙「時期が延びそうだ」

新党さきがけの鳩山由紀夫代表幹事は20日午後、北海道函館市内のホテルで記者会見し、衆院解散・総選挙に関して「時期が延びそうだ」と述べ、年末の1997年度予算案編成以降になる可能性を指摘した。

その理由について鳩山氏は(1)橋本龍太郎首相の下で自民党主導の予算編成ができる(2)国民の間で選挙を求める声が必ずしも強くないーことなどを挙げた。《共同通信》

【久保亘蔵相】米・ルービン財務長官と会談

久保亘蔵相は20日午前(日本時間同日夕)、パリのフランス大蔵省内でルービン米財務長官と会談、住宅金融専門会社(住専)処理策など金融システム安定に向けた一連の施策を説明した。ルービン長官は「住専処理策は建設的だ」と歓迎、その上で「着実な実行を期待する」と述べた。

長官は、為替相場についてドル高傾向容認の姿勢を示すとともに、久保蔵相との初の会談について「今後の日米協調の強化に向けた第一歩」と評価、橋本新政権との協調強化に期待を表明した。

住専処理策について、蔵相は「国内では相当な議論があるが、内外の期待にこたえて着実に実施したい」と、22日からの通常国会で財政資金投入を盛り込んだ8年度予算案や関連法案の成立に全力を尽くすことを伝えた。

蔵相は終了後、「長官は好意的な姿勢を示した」と語り、日本政府の対策が金融システム安定に役立つとの共通認識が得られたとの考えを示した。米側はまた、一昨年の日米保険合意の履行状況について「若干の問題があるようだ」と指摘、がん保険などの「第三分野」への日本の生命保険会社の参入を遅らせるとした日米の合意内容の順守を求めた。《共同通信》

【パレスチナ議長選挙】アラファト議長、圧勝

ヨルダン川西岸とガザ地区、東エルサレムで実施されたパレスチナ評議会(定数88)と自治政府議長の選挙は20日夜(日本時間21日未明)開票、議長選ではアラファト・パレスチナ解放機構(PLO)議長(66)が圧倒的な得票率で当選した。

これにより、暫定自治宣言(1993年9月)に基づくイスラエルとの和平路線が大多数の支持を得て承認されたこととなる。議長は選挙で正当性を得て、自治政府を指導する強力な体制を確立。悲願の独立国家樹立へ向け新たな一歩を踏み出した。《共同通信》



1月20日のできごと