平成4712日目
2001/12/02
この日のできごと(何の日)
【宮城県】震度5弱
2日午後10時2分ごろ、宮城県北部を中心に、強い地震があった。同県古川市、涌谷町で震度5弱を記録した。揺れは東北、関東甲信越全域、北海道南部の広い範囲に及んだ。
仙台管区気象台による2日午後10時2分ごろ、宮城県北部を中心に、強い地震があった。同県川市、涌谷町で震度5弱を記録した。揺れは東一北、関東甲信越全域、北海道南部の広い範囲に及び、石川県内では能都、輪島で震度1を記録した。仙台管区気象台によると、震源地は岩手県内陸南部で、震源の深さは約130キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.3と推定される。津波の心配はない。
気象庁によると、この震源域でこのような大きな地震が発生したのは珍しく、宮城県で震度5弱を記録したのは1996年8月11日以来。宮城県の観測では同県金成町で震度5強を記録した。
宮城、青森、岩手各県警によると、3日午前1時までにけが人や道路、建物の損壊などの通報はない。JR東日本は、地震直後から東北新幹線仙台−盛岡間の運転を上下線とも同午前1時前まで見合わせたほか、東北線など在来線でも運転を休止した。東北自動車道は、一関(岩手)−大和(宮城)インター間が一時通行止めになった。
東北、東京電力によると、宮城、福島両県の原発は通常運転を続けた。青森県六ケ所村の核燃料サイクル基地も異常はなかった。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【東北新幹線】盛岡〜八戸間レール締結式
来年12月に開業予定の東北新幹線盛岡ー八戸間のレール締結式が2日、青森、岩手両県の県境近くの岩手県二戸市、東北新幹線二戸駅構内で行われ、新幹線延伸区間と東京までのレールがつながった。《共同通信》
【フィギュア・NHK杯】最終日
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯国際競技会最終日は2日、熊本市総合屋内プールで男子シングルの自由を行い、ショートプログラム(SP)1位の本田武史(法大)が自由も1位となり、大会初優勝した。《共同通信》
【Jリーグ・チャンピオンシップ】第1戦
サッカーJリーグの年間王者を決めるサントリー・チャンピオンシップ第1戦、磐田(第1ステージ優勝)−鹿島(第2ステージ優勝)は2日、静岡スタジアムに3万2368人の観衆を集めて行われ、鹿島が2点差を追いつき2−2で引き分けた。
2年ぶり3度目のタイトルを目指す磐田が後半9分の中山のゴールで2−0とリードした。2連覇を狙う鹿島は、鈴木が2度の警告で退場処分になったハンディをはね返し、後半34分に秋田、4分後には平瀬が連続ゴールして同点とした。
第2戦は8日、鹿島のホーム、カシマスタジアムで行われる。《共同通信》
【福岡国際マラソン】
福岡国際マラソンは2日、平和台陸上競技場を発着点に行われ、シドニー五輪金メダリストで今夏の世界選手権も制した。ゲザハン・アベラ(エチオピア)が、2時間9分25秒で2年ぶり2度目の優勝を果たした。
アベラは常に好位置を保ち、40キロ付近からは清水康次(NTT西日本)とのマッチレースとなった。トラックに入った後、アベラは残り約200メートルのところでスパートし、清水を3秒差で振り切った。
初マラソンが注目された高岡寿成(カネボウ)は2時間9分41秒で3位。38キロすぎで脱落し、初マラソンの日本最高記録はならなかった。4位はラバン・カギカ(NKK)。佐藤敦之(中国電力)は11位だった。《共同通信》
【ゴルフ・日本シリーズJTカップ】最終日
日本シリーズJTカップ最終日(2日・東京よみうりCC=6958ヤード、パー70)男子ツアーの最終戦。首位に4打差の3位でスタートした宮本勝昌が6バーディー、2ボギーの66で回り、通算1アンダーの268で今季2勝目を挙げ、賞金3000万円を獲得した。宮本はこの大会3年ぶり2度目の制覇で、ツアー通算4勝目。
1打差の2位は今季の賞金王の伊沢利光と中嶋常幸。伊沢は賞金1000万円を加えて今季の獲得賞金を約2億1793万円とし、日本ツアーの最高だった尾崎将司の約2億1547万円(1994年)を上回った。
首位で出た深堀圭一郎は谷口徹、平石武則とともに通算1アンダーの4位。《共同通信》
【大阪府警】フーリガン制圧訓練
2002年のサッカーワールドカップ(W杯)の開幕を半年後に控え、大阪府警は2日、大阪市此花区の舞洲スポーツアイランドで不審物処理や、フーリガンや観客が騒ぎ出した場合を想定した訓練を実施した。
大阪府警や近畿管区警察局の機動隊員ら約700人が集結。1日の抽選会で、フーリガンの“本家”イングランドの試合が大阪会場で行われることが決まったとあって、本番さながらの訓練となった。
基本訓練の後、試合前にテロを予告するような不審な電話があったとの想定で応用訓練が始まった。観客を会場の外へ誘導して捜索し、不審な紙袋を発見。生物化学テロなどにも備えるNBC初動措置隊も出動し、不審物を運び出した。
待ちかねた観客役の隊員が「入れろ、入れろ」の大合唱で、フーリガンに早変わり。赤や青の旗を振り、爆竹を鳴らして投石するなど大騒ぎするのを機動隊員が迎え撃ち、放水車も登場して制圧した。《共同通信》
【天皇、皇后両陛下】孫(愛子内親王殿下)とご対面
皇太子妃雅子さま(37)の出産から一夜明けた2日、天皇、皇后両陛下が皇居・宮内庁病院を訪れ、出産後初めて雅子さまを見舞い、誕生した孫と対面された。皇太子さまもこれに先立ち同病院を訪問、三世代そろっての顔合わせとなった。約30分間の滞在の後、皇太子さまの見送りを受けた陛下は「大変うれしく思っています。非常に元気そうですね」と満面の笑みで話し、皇后さまも「いい赤ちゃんでしたね」と陛下に語り掛けられた。
関係者によると、雅子さまは病院内を歩けるほど順調に回復しており、両陛下がお帰りになる際には立って見送られた。赤ちゃんも大変元気で、泣き声が病院内の離れた場所で聞こえるほどだという。皇太子さまは午後6時近くまで雅子さまに付き添われた。
宮内庁が皇居の庁舎前と港区元赤坂の東宮御所前に特設した記帳所には、好天の日曜日とあって午前中から一般の人が並び、午後には長蛇の列に。午後1時の開始を待たずに急きょ受け付けを始めたほか、記帳場所を増やし、予定より早く受け付けを打ち切るなど対応に追われた。同庁によると、記帳者数は2カ所合わせて4万6641人に上り、京都事務所など同庁の地方機関で受け付けた分も1万5739人に達した。
両陛下が病院へ往復する際には、記帳を終えて出口の門に向かう人たちから「おめでとうございます」と歓声や拍手が上がり、両陛下は車窓からにこやかに手を振ってこたえられた。《共同通信》
【イスラエル】連続爆弾テロ
イスラエルのエルサレムと北部ハイファで1日から2日にかけて連続爆弾テロがあり、警察当局などによると、自爆した犯人3人を含む市民ら計27人が死亡、200人以上が負傷した。イスラエル放送によると、イスラム原理主義組織ハマスが2日、犯行を認めた。
昨秋にイスラエルとパレスチナの武力衝突が発生して以来、最大規模のテロ。パレスチナ自治政府は2日、自治区各地に非常事態を宣言、各武装組織に対し、イスラエルとの停戦命令に従うよう厳命した。
テロが、米国の特使として現地入りしているジニ前中東軍司令官の停戦調停に大きな打撃となることは確実。
エルサレムでは1日深夜、同市最大の繁華街ベンエフダ通りの入り口付近と中ほどのレストラン前で、2回の爆発が相次いだ。20分後に約40メートル離れた場所でも車が爆発した。
最初の2回は自爆テロで、警察当局によると、14歳から20歳の若者10人が死亡、180人以上が重軽傷。犯人2人も死亡した。
北部ハイファでは2日、バスの車内で自爆テロがあった。イスラエル放送によると、少なくとも犯人1人と乗客ら14人の計15人が死亡、40人が負傷した。《共同通信》
【米・エンロン】破産法申請
経営危機に陥っていた米エネルギー大手エンロンは2日、ニューヨークの連邦破産裁判所に米連邦破産法11条(日本の会社更生法に相当)に基づく会社更生手続きの適用を申請した。同社は昨年の売上高が全米7位の巨大企業。破産法適用を申請したエンロン本体を含むグループ14社の総資産は約500億ドル(約6800億円)に達し、1987年に同条の適用を申請した石油大手旧テキサコを上回る米史上最大規模の経営破たんとなる。
負債総額は11月中旬時点で約170億ドル(連結ベース、約2兆1000億円)とされたが、2日の申請内容によると、14社の負債合計額は310億ドル(約3兆8000億円)に達する。
全来の電力、天然ガス取引の2割以上を仲介していた最有力企業だっただけに、破たんの影響が各方面に波及する恐れがあり、景気後退期入りが確認された米国経済に新たな打撃を与えそうだ。《共同通信》