平成5643日目
2004/06/20
【ゴルフ】
アピタ・サークルK・サンクス・レディース最終日(20日・岐阜県ユーグリーン中津川GC=6344ヤード、パー72)首位でスタートした宮里藍が72で回り通算6アンダー、210で2週連続優勝、賞金900万円を獲得した。
19歳での2週連続優勝は、1988年の女子ツアー施行後では980年の西田智慧子の24歳を更新する最年少記録。宮里は今季3勝目、アマチュア時代を含めツアー通算4勝となった。
この日宮里は2バーディー、2ボギーの72で回り、4年連続賞金女王の不動裕理を1打差でかわした。3位は古閑美保、中島千尋、阿蘇紀子だった。《共同通信》
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不動は14、15番のバーディーで1組後ろの宮里にプレッシャーをかけたが、1打及ばず2位。「私自身が優勝するゴルフをできなかった」とだけ言った。
4度目の全米女子オープン(7月1−4日)に向け25日に渡米する。「向こうで使うドライバーをこの大会で試した。感じは悪くない。強い人ばかりだから、皆の流れについていきます。優勝?それは難しい」と気負いはなかった。《共同通信》
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【プロ野球】
近鉄7−2オリックス◇20日◇ヤフーBB
岩隈が球団新となる開幕から11連勝。変化球を効果的に投げ分けた。打線は4回に中村の2号適時打、大西の5号2ランで4点。8回には4安打で3点を加え、突き放した。オリックスはプロ初先発の歌藤を援護できなかった。《共同通信》
【F1】
自動車レースのF1世界選手権シリーズ第9戦、米国グランプリ(GP)は20日、米インディアナ州インディアナポリス・モータースピードウェー(1周4.192キロ)で決勝を行い、予選3番手からスタートした佐藤琢磨(BARホンダ)が、日本人ドライバーとしては過去最高に並ぶ3位入賞を果たした。
これまでの最高成績は、1990年の日本GP(三重・鈴鹿)で鈴木亜久里がマークした3位。佐藤はこの記録に並び、日本勢で14年ぶり2人目の表彰台にたった。
レースはクラッシュが相次ぎ、セーフティーカー(追い抜き禁止)が2度入る波乱の展開。予選3番手の佐藤は前半、一時2位を走行。ピットインで順位を落としたが、後半は最速ラップを連発して追い上げた。前戦までエンジン・トラブルで3戦連続リタイアを喫していたが、これまで3度記録した自己最高の5位を上回った。
予選2番手のミヒャエル・シューマッハー(ドイツ・フェラーリ)が1時間40分29秒914(平均時速182.699キロ)で今季8勝目(通算78勝目)を挙げ、ルーベンス・バリチェロ(ブラジル・フェラーリ)が2位。佐藤の同僚のジェンソン・バトン(英国、BARホンダ)は途中リタイア。トヨタ勢はオリビエ・パニス(フランス)が今季最高の5位に入った。《共同通信》
【自民党、民主党】批判合戦
国会が閉幕して最初の日曜日となって20日、与野党の党首らは各地で街頭演説を行い、参院選に向けて支持を訴えた。
小泉純一郎首相(自民党総裁)は秋田、青森両市内で街頭演説し「国会で年金問題で批判を受けたが、社会保障制度を立派なものにするために努力を続ける」と表明。北朝鮮、イラク外交に理解を求めるとともに「自民党は新しくなった。今の民主党みたいに古い自民党議員が代表と幹事長をしている政党じゃない」と改革政党への変身を強調した。
民主党の岡田克也代表は山形市内で、年金制度改革関連法の強行採決を批判し「国民に正直じゃない、しっかり説明しない政治は駄目だ。力ずくで法案を通した小泉政権にはっきりノーと言おう」とアピール。「あきらめてしらけていては政治は変わらない。一人ひとりの思いを投票に託してもらいたい」と訴えた。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、レッズのケン・グリフィー外野手は20日、ミズーリ州セントルイスでのカージナルス戦で、史上20人目の通算500号本塁打を放った。16シーズン目での到達で、34歳7カ月は6番目の若さ。
グリフィーは13日のインディアンス戦で499本目を記録。その後、5試合で本塁打がなかったが、六回に右へ今季19号のソロホーマーを打った。「こんなすごい夢がかなうとは思わなかった。このベース1周がすべての痛みや苦しみを吹き飛ばしてくれば。何ともいえない」と感激に浸った。
現役では、676本のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)549本のサミー・ソーサ(カブス)538本のラファイル・パルメイロ(オリオールズ)に次ぎ4位。《共同通信》
【イラク情勢】
カタールの衛星テレビ、アルジャジーラは20日夜、イラクの武装グループが韓国人の男性1人を拉致したと伝え、韓国軍がイラクから撤退しなければ人質を殺害すると警告するグループのビデオ声明を放映した。
韓国政府は18日、イラク北部への約3000人の追加派兵を最終決定。盧武鉉大統領は21日に開いた緊急会議で、「われわれの派兵はイラクへの敵対行為ではない」と述べ、派兵計画に変更がない方針を示した。しかし、国内で派遣反対の声が強まり、盧政権が苦しい立場に追い込まれるのは必至だ。
韓国外交通商省によると、人質となったのは貿易会社社員、金鮮一氏(33)で、昨年6月にイラク入り。今月17日に中部ファルージャで拉致されたという。
放映されたビデオに映し出された旗から、拉致したのは国際テロ組織アルカイダと関係が深いとされるアブムサブ・ザルカウィ氏が率いる「一神教聖戦団」とみられる。《共同通信》
【早坂茂三さん】死去
故田中角栄首相秘書で政治評論家の早坂茂三さんが20日午後、肺がんのため東京都中央区の病院で死去した。73歳だった。
早大卒業後、東京タイムズの政治部記者から、62年に当時蔵相だった田中元首相の大臣秘書官になり、その後も政務担当秘書を務めた。85年に田中元首相が脳こうそくで倒れたのをきっかけに独立し、政治評論家として活躍した。著書に「オヤジとわたし」「田中角栄回想録」「宰相の器」などがある。《毎日新聞》