平成6530日目
2006/11/24
【この日の安倍総理】
全国都道府県知事会議
平成18年11月24日、安倍総理は総理大臣官邸で開催した全国都道府県知事会議に出席しました。
冒頭の挨拶で、「地方の活力なくして国の活力はあり得ません。やる気のある地方が自由に独自の施策を展開し、魅力ある地方に生まれ変わる。そのことがまさに我が国の活力と成長の源泉になると考えております。そのため、地方分権改革を一層推進していくべく地方分権改革推進法案を今国会に提出したところであります。さらに、将来の道州制の本格的導入に向け、国民的議論の前提となる道州制ビジョンの検討を進めてまいります。地方財政については、基本方針2006に基づき、国の歳出の見直しと歩調を合わせて、地方財政計画の歳出の見直し等を行う必要があります。地方における行財政改革を断行し、人件費、単独事業を始めとする地方歳出の一層の削減に向け、知事各位がイニシアチブを発揮していただきたいと思います。」と述べました。
これを受けて、全国知事会長の麻生福岡県知事から、「地方分権改革推進法案は私どもがかねて求めています第二期の地方分権改革の出発点になるものでございます。是非この国会で成立させていただき、新しい分権を進めていただきますようお願いします。」と発言しました。《首相官邸》
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安倍政権発足後初めての政府主催の全国知事会議が24日、首相官邸で開かれ、安倍晋三首相は官製談合事件などが相次いでいることについて、吉田松陰の言葉「命を知らざればもって君子たることなし」を引用しながら「一連の不祥事が事実ならば、知事自身が民意に背き初心、熱意や志を捨ててしまたと思われる」と厳しく批判した。《共同通信》
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【この日の民主党】
都知事選に独自候補
民主党の小沢代表は24日、都内で開かれた党都議団の会合で、来春の都知事選について「我々がこの人と思うような立派な人を立てて、新しい都政、日本の首都を作り上げてほしい」と述べ、独自候補を擁立する考えを示した。
小沢氏は3選を目指して出馬表明している石原慎太郎知事の都政運営について「最近、いろいろな矛盾やおごりを象徴するような現象がたくさん出てきている」と批判した。《読売新聞》
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民主党の小沢一郎代表と菅直人代表代行は24日夜、都議会民主党が主催する「都議会民主党の集い」に来賓として揃って出席し、約1500人の参加者の前で挨拶を行った。
小沢代表は冒頭、会場を埋めた参加者に謝意を表した上で、「われわれは政権交代による民主党政権の樹立を訴えている。しかし、本当に政権交代の力を備えるには、都議や区議、市町村議員の皆さんのように、毎日地域の行政を担当してくれている仲間がもっと増えていくことが重要だ。そのためには、われわれ民主党を皆さんの力で育てて欲しい」などと訴えた。
また小沢代表は、東京の行政を担う役割は大きいとし、今度こそ新しい都政をつくっていく責任があり、来年の都知事選に対して党を挙げて取り組んでいく考えを示した。更に小沢代表は、来年の参議院選挙に関して、「政治生命の全てを賭けて、国民のための政権交代に全力で取り組む」との決意を熱く語った。
続いて菅代表代行も挨拶を行い、世界的にも大都市でもあるこの東京都政をしっかりと支えるのは都議会であり、都知事であるとの考えを示し、「われわれが、この人だと思う人を次の都知事にしていく必要がある。さらにその後には参議院選挙がある。今ここにいる34人の都議団とともに、お集まりいただいた方々に更なるお力添えを心からお願いする」などと訴えた。《民主党ニュース》
国民の思い受け止め終盤国会へ論戦強める 会見で鳩山幹事長
鳩山由紀夫幹事長は24日、党本部で定例記者会見を行い、12月15日までの国会会期をにらみ、スケジュール重視で国会運営を行っている政府・与党を批判。「議論の中身よりもスケジュール優先で行動しているようだが、いじめ、未履修、北朝鮮を含めた安全保障、多重債務の問題も片付いたわけでない」と述べ、「国会会期にあわせて法案をあげる」のではなく、「議論を尽くして法案の成立をはかる」のが本来の筋であると改めて指摘。民主党は国民の思いを受け止め、終盤国会において論戦を強めていくとした。
安倍内閣でタカ派的発言・言動が続いている現状にも言及。米国を標的としたミサイルを迎撃することが集団的自衛権の行使に当たるか研究するとした安倍首相発言、米国の核武装潜水艦の日本領海内航行を容認可能とした久間防衛庁長官発言、核保有議論を行うべきと繰り返す麻生外相や中川自民党政調会長の発言に憂慮を示し、「とても看過できない、タカ派路線が国民のみなさんにじわじわと近づいてきている」と指摘した。日本は平和路線を歩まなければならないとしたうえで、外交の重要性を指摘。何か武器を持てば安心だとする安全保障ではなく、平和外交を築いていくことこそが重要だと重ねて表明した。
自民党内の郵政造反議員の復党問題に関しては、この話が出るたび、人間はさびしい、欲の深い動物だという思いにかられるとしたうえで、「自分自身の信念を貫く勇気をなぜ持たないのか。どっちもどっちだ。国民を忘れた議論を続けているということに尽きる」ときびしい口調で批判した。