平成7258日目

2008/11/21

【この日の麻生総理】

APEC首脳会議(前日)

麻生太郎首相は21日未明、ペルーの首都リマで22、23両日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のため、羽田空港発の政府専用機で出発した。22日にブッシュ米大統領と初の首脳会談、李明博韓国大統領を加えた日米韓首脳会談に臨むほか、滞在中はロシアのメドベージェフ大統領とも会談する予定。《共同通信》

麻生首相は21日朝(日本時間21日夜)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のため、政府専用機でペルーのリマ国際空港に到着した。日本の首相のペルー訪問は、1997年の橋本龍太郎首相(当時)以来、11年ぶり。帰国は25日午前の予定。《読売新聞》

平成20年11月21日(現地時間)、麻生総理はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため、ペルー共和国の首都リマを訪れました。

到着後、麻生総理はベトナム社会主義共和国のグエン・ミン・チエット国家主席と首脳会談を行いました。会談では、2006年に首脳間で合意した「戦略的パートナーシップ」構築に向け、両国関係を引き続き強化・拡大していくことで一致しました。また、今年9月に日ベトナム経済連携協定交渉が大筋合意に至ったことを受け、なるべく早期に協定に署名できるよう引き続き協力していくことで一致したほか、国際金融・経済危機や北朝鮮人権決議などについて議論しました。

その後、ペルーのアラン・ガルシア・ペレス大統領より歓迎を受けた後、首脳会談を行いました。会談では、経済・経済協力などの二国間関係、環境・気候変動などの国際的諸課題について意見交換を行いました。また、会談の冒頭でガルシア大統領がブルーの拉致バッジを着用していることについて麻生総理が質問したところ、中曽根外務大臣からガルシア・ベラウンデ外相を通じて入手したもので、拉致された方々に対する連帯の気持ちを表すために着用しているとの説明がありました。会談後、両首脳は協定に署名した後、共同記者会見を行いました。《首相官邸》

「小沢氏信用できない」

麻生首相は21日午後(日本時間22日朝)、リマ市内のホテルで同行記者団と懇談し、2008年度第2次補正予算案を今臨時国会には提出しない意向を示し、その理由として、審議に協力するとした民主党の小沢代表への不信感を挙げた。第2次補正予算案は来年1月召集の通常国会に提出される見通しだ。

首相は「小沢氏は(今国会での第2次補正予算案の審議に協力するという約束を守らなければ)『辞める』と、合計7人の前で言ったのに、後で『言っていない』と言っている。この人の話は、危ない。あまり信用できなくなった」と述べた。17日の首相と小沢氏の会談でのやりとりを巡り、小沢氏への強い不信感を示したものだ。

この会談には、首相と小沢氏のほか、自民党から河村官房長官、細田幹事長、民主党は鳩山幹事長、山岡賢次国会対策委員長、奥村展三役員室長が出席していた。《読売新聞》




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【プロ野球MVP】(セ)巨人・ラミレス外野手(パ)楽天・岩隈久志投手

プロ野球の表彰選手が21日、東京都内で開催されたコンベンションで発表され、最優秀選手(MVP)はセ・リーグが巨人のリーグ2連覇に貢献したアレックス・ラミレス外野手、パ・リーグは23年ぶりとなる21勝を挙げた楽天の岩隈久志投手がそれぞれ初受賞した。

優勝チーム以外からのMVP選出は、2005年の杉内俊哉投手(ソフトバンク)以来3年ぶり10度目。5位チームからの選出は1982年の落合博満内野手(ロッテ)88年の門田博光外野手(南海)と並び、リーグ史上最も低い順位だった。

最優秀新人(新人王)は、セが育成選手出身では初となる3年目の山口鉄也投手(巨人)、パは2年目の小松聖投手(オリックス)に決まった。《スポニチ》

【民主党・小沢一郎代表】麻生首相を批判

民主党の小沢一郎代表は21日、青森県弘前市内で開かれた同党衆院選候補の会合で、郵政民営化などを巡る麻生太郎首相の一連の発言について「天下の総理大臣がその場、その場でへらへら物を言い、みんなにちょっと言われればすぐ訂正。これほど総理大臣の言が軽いことはいまだかつてなかった」と厳しく批判した。

小沢氏は「国民から『こんな内閣でいいのか、審判を仰げ』という声が必ず大きくなる」と指摘。「政府・自民党は近いうちにそれに抗し切れなくなる。総選挙はそう遠くない」と強調した。

小沢氏は同日の記者会見では、麻生首相が追加経済対策の裏付けとなる08年度第2次補正予算案提出を来年の通常国会に先送りする方針を固めたことについて「9月末に衆院を解散していればとうに(選挙は)終わっていたのに、政治空白はますます長くなり、3カ月も4カ月も5カ月にもなってしまう」と批判した。《毎日新聞》

【この日の民主党】

「政局よりも政策」だと主張する以上、一日も早い第二次補正予算案提出を 幹事長

鳩山由紀夫幹事長は21日午後、党本部で定例会見を行い、日常茶飯事のように連日失言が繰り返される麻生首相を前に、野党という立場にいることが甚だ残念であるとの思いを強くすると語った。

「麻生総理が『政局よりも政策だ』『選挙よりも景気対策だ』と言いながら総理のあまりにも軽い言葉が、国民の皆さんに政治への信頼を失わせてしまっている」と述べた鳩山幹事長は、道路特定財源の一般財源化に伴う1兆円の交付税化発言や日本郵政グループ各社の株式売却凍結発言、医師に対する批判の言葉などを列挙。「失言、朝令暮改が続きすぎている」と批判するとともに、「バーに行くのもいいが、二日酔い運転は困る」と苦言を呈し、国民の皆さんは釈明などを行わない、毅然とした総理を求めていると指摘。そのうえで、日常茶飯事のように失言が繰り返されている事態を受けて、「現在、野党という立場にいることが、甚だ残念で、切歯扼腕(せっしやくわん)の思いである」と述べた。

続いて17日に党首会談を行い、小沢一郎代表が麻生首相に対し、第二次補正予算案の提出を強く求めたことに言及。「景気対策と言うならば補正予算を出しなさい」と強く主張したことを明かした鳩山幹事長は、迅速に経済対策を打つといいながら何も打てないのは国民に対する公約違反であると改めて指摘。また、麻生首相のこれまでの方針についても「一次補正も二次補正も年末の税制改革で財源を示す、税制改革は中期プログラムで示すと逃げてきたが、その税制改革はどうなるのか。6兆円も税収に穴が開くなかで、果たして税制改革を行って財源を見出していけるとは思えない。すでにこの議論も破綻している」と断じた。

党首会談時に小沢代表が強く訴えた通り、きびしい年越しを迎える国民のみなさんが多い中、「政局よりも政策」だと主張する以上、一日も早く第二次補正予算案を提出し、少しでも国民の皆さんに安心を与えてほしいとの意向を強く示した。

同時に、第二次補正予算案について25日には答えを出すという動きがある一方、提出は見送るとの推測もなされている点について「総理がきわめて混乱している状態で、政府与党のなかからも公然と批判が起きている。内閣も支離滅裂であれば、与党もまさに支離滅裂、閣内不統一極まれりという状況で、麻生政権は政権発足間もないが末期症状を呈している」と指摘した。そのうえで、「思いつきの朝令暮改が繰り返されるのであれば、何もできない責任をとって、早く国民の皆さんの信を問うべきだと改めて申し上げておく」と語った。

さらに、国会同意人事において、公正取引委員として名前があがっていた上杉氏が、経歴詐称などがあったことが判明し、衆参の本会議への上程直前に政府から取り下げの申し出があったことに、「政府の大失態である」と批判。いかに、政府与党が無責任であるか、極めていい加減な人事を行おうとしていたかを如実に物語るものであると指摘した。《民主党ニュース》



11月21日 その日のできごと(何の日)