平成7259日目

2008/11/22

【この日の麻生総理】

APEC首脳会議(第1日)

平成20年11月22日(現地時間)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のためペルー共和国を訪問中の麻生総理は、アメリカ合衆国のジョージ・W・ブッシュ大統領と首脳会談を行いました。

会談では、日米関係やアジア太平洋地域の情勢、世界経済、イラク・アフガニスタンなどについて議論しました。その後、大韓民国の李明博大統領が加わり、日米韓首脳会談を行いました。会談では、北朝鮮問題や国際経済について、日米韓の三か国が緊密に連携していくことの重要性を確認しました。また、日米韓が首脳レベルで集まる本件会談は重要な機会であるとの認識で一致し、今後もこの会談を継続して実施することで合意しました。

会談後、APEC首脳会議の首脳リトリート1が行われ、国際金融危機、食料・エネルギー安全保障の促進、WTOドーハ開発アジェンダ交渉について各国首脳と議論しました。麻生総理は、国際経済・金融問題全般について、先週のワシントンでの金融・世界経済で示された具体的行動を実行し、現下の金融・世界経済の課題にAPECとして共に対処していくことが重要であることを指摘しました。また、7月のG8北海道洞爺湖サミットの声明にもある、農業・食料に関するグローバル・パートナーシップの構築、世界の食料生産の増加、輸出規制の撤廃を含む貿易システムの強化等を、他のAPECエコノミーと協力しつつ推進する旨を発言しました。

終了後、コロンビア共和国のアルバロ・ウリベ・ベレス大統領と会談を行いました。会談では、コロンビアの平和構築支援や教育・文化面での協力、二国間関係などを議論しました。

APECビジネス諮問委員会(ABAC)との対話に参加した後、麻生総理はロシアのドミトリー・アナトリエヴィチ・メドヴェージェフ大統領と会談を行いました。会談では、平和条約締結問題や北朝鮮問題などについて議論し、さらに今後の政治対話については来年、首脳レベルの集中的な話し合いを行っていくことで両首脳は一致しました。《首相官邸》




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【元厚生事務次官宅連続襲撃事件】男が出頭

22日午後9時20分ごろ、東京都千代田区霞が関の警視庁本部に男が出頭し「おれが事務次官を殺した」と警備の機動隊員に話した。男は血の付いた手袋、ナイフとスニーカーを所持しており、警視庁は麹町署に同行、銃刀法違反容疑で逮捕する方針。元厚生次官ら連続殺傷事件に関与した疑いが強いとみて捜査する。《共同通信》

【裁判員制度】各地で反対デモ

来年5月から始まる裁判員制度に反対する弁護士や市民らが22日、仙台市、東京、福岡市で集会を開き、繁華街などをデモ行進した。反対行動は2月の日弁連会長選で制度廃止を主張した高山俊吉弁護士らが呼び掛けた。28日に裁判員候補者名簿に記載された人へ通知が送付されるため「通知が届いたら、勝手に名簿へ載せたと抗議しよう」などと訴えた。

約600人が参加した東京都千代田区の集会で、新潟県弁護士会の高島章弁護士は「人を死刑にする権力を国民に担わせる制度だ」と批判し、漫画家の蛭子能収さんも「自由を束縛するので反対」と指摘。自営業者から「店がつぶれてしまう」と懸念する声が上がった。

その後、約250人が銀座などをデモし「裁くことを押しつけるな」などと声を張り上げた。《共同通信》

【この日の民主党】

小沢一郎代表、麻生首相に不快感

民主党の小沢一郎代表は22日、ペルー訪問中の麻生太郎首相から「信用できなくなった」と不信感を表明されたことに対し「首相として情けないというか、あまりにもレベルの低い話しだ。論評のしようがない」と強い不快感を示した。《共同通信》

小沢一郎代表は22日午後、福島県郡山市の太田和美・福島県第2区総支部長の事務所を訪れ、総選挙の今後の見通しや麻生首相の第2次補正予算を巡る迷走などについて記者団に語った。

はじめに小沢代表は、「麻生首相は選挙より政策、まず経済対策、景気対策だと言って選挙を避けてきたが、肝心要の対策が何も打ち出させていない。また自分の地位の保全のため、経済危機を言い訳にして、さらに選挙を伸ばしている」と麻生首相の迷走ぶりを分析。

また、「この状況が続けば、年末に向けて倒産する企業も多くなる厳しい状況で、国民の皆さんの『早く(麻生首相は国民の)判断を問え』と言う声が必ず大きくなってくる。とても自分の延命のためにずるずると総選挙を先送りすることは不可能で、遠からず選挙をやらざるを得なくなる」との認識を述べた。

さらに、自民党内でも第2次補正予算案を今国会中に提出すべきとの声が挙がっていることに、「(麻生首相は)言っていることとやっていることの筋道が通っていない。自民党内からそのような批判が挙がっても当然のことだ」と切り捨てた。

また党首会談で第2次補正予算を巡る小沢代表の発言に対して麻生首相が、「信用できなくなった」と語ったことに、小沢代表は、「本当に情けないと言うかあまりにもレベルの低い話で論評する気にもなれない」と非常に呆れた口調で答え、「本当に大事なのは、国民生活がひどくなってきていることに対して政府はどうするのかという問題であって、総理大臣の発言としては程度がひど過ぎる」と酷評した。

最後に東北地方の選挙区を回った感想として、「弱いものや地方を切り捨てる今の自公政治に対して、国民の皆さんが大きな批判や怒りを抱いているということを強く感じた。我々が皆さんの支持を受けて必ず政権を奪取することが出来るという自信が深まった」と手ごたえを感じさせた。

信用できない言葉を続けているのはむしろ首相の方 胸に手を当てて考えるべき 鳩山幹事長

小沢一郎代表に対して「信用できない、言葉があぶない」などとする発言を麻生首相が行ったことへの受け止めを問われた幹事長は、「麻生総理の言葉の方があぶないと国民はみんな思っている、とお答えしたい」と言明。小沢代表はひとつひとつの言葉を慎重に、真剣に選んで話をしていると紹介したうえで、党首会談においても圧倒的な迫力で、党首会談に臨んで発言を続けたと説明。「その発言をあのような形で『信用できない』『あぶない』などとして切り捨てられてはたまらない。政治家同士、トップ同士の約束をどのように考えているのか」と不快感をあらわにした。

そのうえで幹事長は「麻生さんあんたこそ信用できない言葉を続けておられるのではないかと申し上げたい」と重ねて語り、麻生首相が発言はしたものの方向性が定まらない、定額給付金の問題、道路特定財源を地方交付税として配分するとした発言、日本郵政グループ株を凍結すべきとの主張、第2次補正予算案の問題を列挙。「すべてあなたの言葉が軽いから国民のみなさんが戸惑っているのではなか」ときびしい口調で指摘し、どちらが危ないのか、どちらが信用できないのか、比べてみればわかることだとして、「胸に手を当てて考えてみてほしいと申し上げたい」と苦言を呈した。《民主党ニュース》



11月22日 その日のできごと(何の日)