平成284日目
1989/10/18
この日のできごと(何の日)
【プロ野球・阪神】新監督に中村勝広氏
阪神は18日、大阪市内のホテルで中村勝広監督(40)の正式就任と村山実監督(52)の退陣発表を行った。
チーム第25代の指揮官になった中村監督は「伝統ある阪神の監督という責任の大きさを改めて感じている。力をつけてきた若い芽をつまないような環境づくりをしながら、取りあえず勝率五割を狙えるチームをつくりたい」と再建にかける決意を語った。
若手の「のびのび野球」を打ち出した中村監督に、久万オーナーは「監督自身が目標を持ち、フロント、コーチ、選手との会話をよくしながら、明るいチームをつくってほしい」と注文をつけた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【女優・仲里依紗さん】誕生日
【衆院予算委員会】空転
衆院予算委員会は18日午後、断続的に開いた理事会で、自民党の浜田幸一氏が要求しているパチンコ疑惑をめぐる社会党の小山一平参院議員らの証人喚問の扱いを協議した。しかし、疑惑解明のため証人喚問を主張する自民党と、その必要はないとする社会党など野党側が真っ向から対立、話し合いは不調に終わった。
この結果、同予算委では午後の審議が空転し、同日中に予定された一連の質疑を終了できず、19日に持ち越した。このあおりで、19日に予定された参院予算委の審議入りも20日にずれ込む見通しとなった。
国会審議をめぐって与党の要求で審議がストップしたのは異例の事態。《共同通信》
【ロマ・プリータ地震】生存者救出ほぼ絶望
大地震の直撃を受けた米サンフランシスコ、オークランドの被災地では地震発生から丸一日たった18日夜まで懸命の救助、復旧作業が続いた。
2階部分の道路が落下、150人以上が巨大なコンクリートの下敷きになって死亡したオークランドの高速道路880号の現場や、サンフランシスコのビル倒壊現場では、クレーンや捜索犬を投入しての救助活動が行われているが、新たな生存者救出はほぼ絶望視されている。
カリフォルニア州災害対策当局などによると、これまでに判明した死者は273人、負傷者は約1400人。同州病院協会スポークスマンによると、2750人が胸の痛みなど体の不調を訴えて医師の手当てを受け、うち250人が入院したという。またアグノス・サンフランシスコ市長は同日、今回の大地震による物的被害は20億ドル(約2800億円)に達すると述べた。《共同通信》
【東ドイツ・社会主義統一党】ホーネッカー書記長を解任
東ドイツ(ドイツ民主共和国)の支配政党、社会主義統一党は18日、ベルリンで緊急中央委員会総会を開き、「健康上の理由」により辞任を申し出たエーリッヒ・ホーネッカー書記長兼国家評議会議長=元首(77)の解任を決定、後任の書記長にエゴン・クレンツ政治局員(52)を選出した。
総会はまたクレンツ新書記長を国家評議会議長に選出するよう人民議会(国会)に提案した。
10月7日の建国40周年記念日に際し、ホーネッカー氏は東ドイツにおける社会主義の成果をうたい上げたが、市民の西ドイツへの大量脱出が相次ぎ、民主化要求デモが吹き荒れる中、政治基盤は足元から揺らぎ、ついに退陣に追い込まれた。18年間に及んだホーネッカー時代は終わり、東ドイツは大きな転機を迎えることになる。《共同通信》