平成285日目

平成元年10月19日(木)

1990/10/19

【プロ野球・ヤクルト】新監督に野村克也氏

ヤクルトは19日、東京・東新橋のヤクルト本社で、野村克也新監督(54)の就任を正式発表した。契約期間は3年。背番号は「73」が予定されている。

10年ぶりの現場復帰、セ・リーグで初めてユニホームを着ることになった野村新監督は桑原オーナー代行(本社社長)、相馬球団社長と同席して会見。「ヤクルトが本当に(自分のことを)必要と知って引き受けた。自信はないが、頭を使った野球で選手の潜在能力を引き出していきたい」と抱負を語った。《共同通信》




【川藤幸三氏】阪神のコーチに

阪神球団は19日、大阪市内のホテルで来季のコーチングスタッフを発表した。

中村監督の下のコーチ陣は、一、二軍入れ替えの内部調整が目立ち、外部からの招へいは阪神OBの川藤幸三氏(野球評論家)を外野守備コーチに、また守備走塁コーチにはこの日発表されなかったが広島の岡義朗コーチの就任が内定している。参謀役の河野チーフコーチは残留。大石投手コーチ、辻バッテリーコーチは二軍から昇格した。《共同通信》

【プロ野球・ダイエー】新監督に田淵幸一氏

ダイエーは19日、福岡市内のホテルで田淵幸一氏(43)の監督就任を正式発表した。杉浦忠現監督(54)は取締役としてフロントに入る。田淵監督は3年契約で、背番号は未定。

濃いグレーの縦じまのスーツ姿で現れた田淵新監督は「7月の中旬にオーナーから直接声を掛けられ、その情熱を感じてやろうという気になった」と就任を決意するに至った経緯を説明。ダイエーとして2年目を迎えるチームについて「ダイヤモンドの原石が落ちている。それを拾うのが僕の仕事」と抱負を交えながら語った。

同席した中内オーナーは「最後までハラハラさせるアクションベースボールを期待している」とチーム2代目のヤング監督に注文をつけた。《共同通信》

【政界メモ】

◯…海部首相は19日、小選挙区制導入と定数是正問題について記者団から質問されると、前日の自民党の小沢幹事長との会談で、両者に手順のズレがあるとの報道を意識してか「あなた方は食い違いがあるとばかり書きたがっているが、食い違いはないんだ」と懸命に否定。記者団が重ねて質問すると「予断と憶測で(マスコミが)書いていることだ。ミスリードになる」と反論も。

それでも腹の虫が納まらないのか首相は「みなさん入れ代わり、立ち代わり同じことを聞く」と珍しく怒りの表情をあらわにし、政府と党の一体性を取りつくろうのに懸命だった。

◯…パチンコ疑惑に絡む自民党の証人喚問要求でストップした衆院予算委の審議再開問題を協議するためこの日午前開かれた同理事会で、民社党の玉木一弥氏が「自民党は十分質問したし、審議拒否もした。だいぶ野党慣れしたでしょう」と皮肉たっぷりに口火を切った。

社会党の村山富市氏も「さすがに知恵がありますな。次から次へとよく知恵が出てきますな」と自民党の野党攻撃をやゆ。ジッと聞いていた自民党の越智伊平筆頭理事、ひるむことなく「土井内閣を想定してやってますから」と余裕のあるところをみせていた。《共同通信》




10月19日のできごと