平成283日目

平成元年10月17日(火)

1989/10/17

【ロマ・プリータ(サンフランシスコ)地震】

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米サンフランシスコ市一帯で17日午後5時4分、マグニチュード6.9の強い地震が起き、ビルや家屋、高速道路などが倒壊したほか、4件の火災が発生、同日深夜までに死者は少なくとも271人、負傷者は約500人に達した。

犠牲者の大半は対岸のオークランド地区の上下二段の高速道路で地震に遭遇、崩落したコンクリートに押しつぶされたもので、地震発生が帰宅を急ぐラッシュ時間帯であったことが惨事を大きくした。

今回の地震は1906年サンフランシスコを襲い死者約700人を出した大地震に次ぐものとなり、ブッシュ米大統領は17日夜、スキナー運輸長官を現地に派遣し、救援活動に当たることを明らかにした。《共同通信》




【ヤクルト・若松勉外野手】現役引退を表明

現役最年長のヤクルト・若松勉外野手(42)は17日、体力の衰えを理由に19年間の選手生活から引退することを表明した。引退後は評論家として再出発する予定。

同外野手は北海高ー電電北海道を経て1971年、ドラフト3位でヤクルト入り。優れた打撃技術で“小さな大打者”の名をほしいままにし、72、77年の2度、首位打者のタイトルを獲得した。78年にはチーム初の日本一の原動力となり、シーズン最優秀選手(MVP)に輝いた。

若松はこの日、神宮球場内のプレスルームで行われた記者会見で「選手として一生懸命やり、悔いはない。19年間の一番の思い出は、チームが一丸となって優勝(78年)したときのこと」と心境を語った。《共同通信》

【橋本龍太郎蔵相】物品税復活を批判

衆院予算委員会は17日午前10時すぎ開会し、自民党の尾身幸次氏が消費税廃止の野党案に対する批判に絞って政府の見解をただした。

海部首相は、野党側が9月に発表した消費税廃止後の代替財源案について「過去に多くの問題点が指摘された。個別間接税に戻る点や直接税を主に間接税を従にするとされているのは税の公平や中堅サラリーマンの税負担への配慮を考えると、いかがかと思う」と批判した。

また、橋本蔵相は旧物品税の復活を野党案が掲げていることに対し「特定の物品を狙い撃ちする日本の旧物品税は海外から輸入障壁との強い批判がある。貿易摩擦解消の視点から非常に問題だ」と指摘した。《共同通信》

【自民党・浜田幸一衆院議員】パチンコ疑惑を追及

17日の衆院予算委員会で、自民党の浜田幸一氏が「パチンコ疑惑」を再び取り上げ(1)パチンコ業界と在日朝鮮人総連合会(朝鮮総連)との関係(2)社会党議員への献金(3)特に朝鮮総連からの献金の有無–などに論点を絞り追及した。

この中で、プリペイドカード(代金前払い)カード導入に絡み、社会党議員が警察庁に圧力をかけたのではないかとされる点について、警察庁の森広保安部長は「圧力」とに認識は示さなかったものの「(同カード導入に伴う)説明を一番求めてきたのは社会党であった」と述べ、この時期に社会党議員の動きが活発であったことを認めた。

浜田氏は外国人で構成する団体からの政治献金を禁止している政治資金規正法の観点から、社会党議員に朝鮮総連から献金があったとすれば重大だとして、同党の小山一平参院議員と、疑惑を報道している主観文春記者の証人喚問を要求した。《共同通信》

【海部内閣】支持率が43%に低下

海部首相は17日夜、日本世論調査会の調査で内閣支持率が前回調査(8月)より3.5ポイント下がって43.0%になったことについて「内閣として一生懸命やっているのだが」とした上で「結果が出ている以上、それを率直に受け止めて、支持率をさらに上げていくよう努力し、力を尽くしていきたい」と述べた。国会内で記者団の質問に答えた。《共同通信》




10月17日のできごと