平成6093日目
2005/09/13
この日のできごと(何の日)
【小泉純一郎首相】郵政民営化を半年延期
小泉純一郎首相は13日、竹中平蔵郵政民営化担当相と会談し、郵政民営化の開始時期を半年延期し2007年10月1日とすることを決めた。新たな情報システムの構築が間に合わないと判断したためだが、反対派議員にも配慮することで、21日からの特別国会に再提出する関連法案の早期成立を図りたいとの思いもあるとみられる。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【広島・山本浩二監督】辞意が明らかに
プロ野球広島の山本浩二監督(58)が12日に球団へ辞意を伝えたことが13日、分かった。松田元オーナーは「辞任の意向は聞いた。正式には今後、本人に直接会って話をして決めたい」と話した。後任の監督については今後、山本監督と同オーナーら球団首脳が話し合って決定する。
山本監督は現役時代、主軸打者として通算536本塁打を放つなど5度のリーグ優勝、3度の日本一に貢献。1989年から93年まで監督を務め、91年にはリーグ制覇した。2001年から2度目の監督となったが成績は振るわず、昨季、成績不振の責任を取って進退伺を出し、球団からの強い慰留を受けて今季も指揮を執った。しかし、今季も最下位に低迷。就任以来5年連続、球団としても8年連続のBクラスが確実な状況となっている。《スポニチ》
【カネボウ粉飾決算事件】会計士4人逮捕
カネボウ(東京都港区)の旧経営陣による粉飾決算事件で、東京地検特捜部は13日、監査を担当した中央青山監査法人(千代田区)所属の公認会計士4人を、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕した。また、証券取引等監視委員会と合同で、同監査法人などの捜索を始めた。
中央青山は国内4大監査法人の一つ。本来、企業会計をチェックする立場の会計士が800億円を超す巨額粉飾に加担した疑いが強まっており、その刑事責任が厳しく問われることになりそうだ。《読売新聞》
【東京地裁】診察装い女性患者の全裸写真を撮影、52歳医師に実刑判決
診察を装い女性患者の全裸写真を撮影したとして、準強制わいせつ罪に問われた東京都立墨東病院(墨田区)の元胸部心臓血管外科部長の被告(52)=懲戒免職=の判決公判で、東京地裁は13日、懲役3年10月(求刑懲役6年)を言い渡した。被告側は控訴した。
判決理由で渡辺康裁判官は「患者の医師に対する信頼につけ込んだ犯行で卑劣、悪質だ。一部被害者と示談が成立しているなど酌むべき事情を最大限考慮しても執行猶予を付すべき事案とはいえない」と述べた。《ZAKZAK》
【野田聖子氏】首相指名は小泉首相に
郵政民営化法案に反対し、総選挙で岐阜1区から無所属で当選した野田聖子氏が13日、岐阜県庁で当選証書を受け取った後、記者団に対し、21日召集予定の特別国会での首相指名について「私は自民党員ですから。他党に入れると反党行為になる」などと述べ、小泉首相に投票する考えを明らかにした。
野田氏は、選挙戦で自民党本部が公認した佐藤ゆかり氏=比例東海ブロックで復活当選=と議席を争った。小泉首相に投票することへの抵抗感について問われると「ありません」と答えた。《朝日新聞》
【自民党・旧亀井派】“郵政民営化”11人が賛成に
自民党参院旧亀井派の中曽根弘文会長(元文相)は13日午後、都内で記者会見し、21日召集予定の特別国会に再提出される郵政民営化関連法案への対応について、自身を含めて先の国会での参院採決で反対した同派議員11人(離党した荒井広幸議員を除く)全員が賛成に転じることを明らかにした。これにより参院採決で反対、棄権・欠席した28人の自民党参院議員の20人以上が賛成を表明する意向を示したことになる。
中曽根氏はその理由として、衆院選での自民党圧勝を踏まえ「国民の明確な意思を重く受け止め尊重したい」と説明。同時に「私をはじめ参院志帥会(旧亀井派)全員が同じ立場だ」と強調した。《共同通信》
【この日の民主党】
岡田代表、定例記者会見
総選挙敗北の責任を取って代表退任を明らかにした岡田克也代表は、13日午後、党本部で、代表として最後となる定例記者会見を行った。
岡田代表は冒頭、「二大政党制、政権交代の政治に向けて努力してきた。候補者擁立や党改革などを進め、二大政党の基盤をつくることができたと自負している」と幹事長時代を含めた2年9カ月あまりを振り返った。
今回の総選挙については、「逆風が吹き荒れて、厳しい対応を迫られた中でも、(小選挙区で)2480万人もの方が民主党の候補者を信頼し、投票してくれた。大変心づよいし、ありがたい」と感謝の意を表した。その上で、「切り過ぎたカードのツケに悩むことになる」小泉首相に対し、民主党は失うものがないと指摘し、しっかり着実に力をつけて、次回総選挙では政権交代を実現するという目的に向かって、新執行部にはまい進してもらいたいと述べた。
選挙の争点をひとつに絞った小泉首相の戦術については、大きい政策について堂々と論じ合い、日本の民主主義を深めるという本来あるべき姿から見れば、禁じ手ではないかと指摘。また、今まで政治に関心の無かった人が多く投票に足を運び、投票率が上がった傾向について、「いったん投票した以上は、今後の政治の動きに責任と関心を持つはず」であり、「次回以降、より政治に関心を持った上で判断をしてもらえる基礎ができた」との見解を示した。「日本の政治を、政権交代ある政治に向けて変えていくきっかけになった」などと今回の総選挙の意義について語った。
新代表選出の手続を決定
9月13日午前、党本部において第343回常任幹事会が開催され、新代表を選出する手続が承認された。
冒頭に岡田克也代表が挨拶に立ち、「代表に就任したときから、次の総選挙で政権交代することが最大の使命であると言って来た」と語り、それが果たせなかったため代表を辞任することを公式に表明し、次期執行部を決める手続を迅速に行うべきことを要請した。代表は選挙結果に触れ、「小泉首相は郵政民営化のワン・イシューで勝ったと言われるが、民主党が正面から政策を訴えて戦ったことは、長い目で見れば、日本の議会制民主主義のためになったと思う」と語り、「次の選挙が政権交代の最大のチャンスだ。そのためにやるべきことをしっかりやるしかない」と結んだ。
続いて藤井裕久代表代行が発言を求め、「議席を失ったので、代表代行の地位にとどまるわけにはいかない。代表を支える者としての責任も感じている。今後とも政権交代のために役立つことがあればやっていきたい」と述べた。
ここで川端幹事長が、規約上国会議員でなければならない常幹議長および代議士会長が不在のため、自らが議事の進行をすることを報告した。そして、選挙結果について民主党は獲得議席数よりも高い得票率を得ていることを指摘するとともに、選挙結果の総括は新執行部に委ねると報告した。
鉢呂国対委員長は、14日に各派協議会が予定されていることを含め今後の国会日程に関する報告を行った。
次に協議事項に移り、幹事長より新代表選出についての日程および手続として、代表選挙に関する特例規則を定めることとし、15日に行う両院議員総会において特例規則の承認を求め、17日に行う両院議員総会において新代表の選出を行うことが提案され、承認された。
参加した常任幹事からは、落選者に対する早急な対応をはじめとして、党再生に向けての積極的な発言がなされた。《民主党ニュース》