平成5717日目
2004/09/02
【小泉純一郎首相】北方領土を海上から視察
小泉純一郎首相は2日、北海道根室市の花咲港から海上保安庁の巡視船で出発し、北方領土の歯舞諸島と国後島を海上から視察した。歴代の首相では1981年に故鈴木善幸氏、2001年に森喜朗氏がヘリコプターで上空から視察しているが、海上からは初めて。《共同通信》
平成16年9月2日、小泉総理は歴代の総理大臣として初めて海上から北方領土を視察しました。
この日の午前、小泉総理は自衛隊機で北海道の中標津空港に到着した後、根室市に入り、同市の花咲港から海上保安庁の巡視船「えりも」に搭乗して、茂木敏充北方対策担当大臣、高橋はるみ北海道知事らとともに、船上から歯舞群島の貝殻島や水晶島などを視察しました。
「えりも」の船橋から双眼鏡で北方領土を間近に見た小泉総理は、「近いね。もっとはっきり見たかった。霧がかかっていたからね。」と感想を述べました。
午後には、根室市内にある北海道立北方四島交流センターを訪れました。この施設は、青少年を含めた幅広い層への北方領土問題の啓発と、北方四島在住ロシア人との交流の促進の拠点として作られたものです。
冒頭、小泉総理は北方領土の元島民の3世から花束を贈られ、引き続いて、元島民等との対話集会に臨みました。この中で小泉総理は、「ロシアのプーチン大統領との会談で今日の自らの体験を生かしたい。北方領土問題の解決なくして日ロ平和条約の締結はない。」と述べました。《首相官邸》
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【日産自動車】新車6種同時発表
日産自動車は2日、北米で販売しているスポーツタイプ多目的車(SUV)「ムラーノ」など6車種を来春にかけて順次、国内市場で販売していくと発表した。国内での本格的な新車発表は2003年10月以来、約1年ぶり。6車種を一度に発表する異例の戦略で、国内販売に弾みをつける。
第一弾となるムラーノは、2日から全国発売。北米では02年12月から販売しており、総販売台数が8万台を超す大ヒット商品となっている。排気量3500ccの四輪駆動車が375万9000円など。日本向けに2500ccも追加した。
ムラーノ以外の新車は、高級セダン「フーガ」、ミニバン「ラフェスタ」、小型車「ティーダ」「ティーダ ラティオ」「ノート」。《共同通信》
【この日の民主党】
岡田代表、米軍ヘリ墜落事故で沖縄視察
民主党の岡田克也代表は2日沖縄入りし、8月13日に発生した沖縄国際大学構内への米軍大型ヘリコプター墜落事故について事故現場を視察するとともに、稲嶺惠一県知事と会談した。岡田代表は、稲嶺知事に事故についてお悔やみを伝えるとともに、人口密集地域で「人命が失われず、あの程度の被害で済んだのは奇跡に近いと実感した」と率直な感想を語った。
民主党は、今回の事故の重要性を踏まえ、8月17日および18日の2日間、大畠章宏沖縄北方調査会長を団長とする沖縄米軍ヘリ墜落事故現地調査団をすぐさまに派遣し、18日には岡田代表名でアメリカ合衆国ベーカー特命全権大使、川口外務大臣、石破防衛庁長官、それぞれに対して申し入れを行った。また、調査団の報告を外務・防衛合同部門会議などで検討した結果、疑問点がさらに深まったことから、8月30日および31日の日程で、再度、仙谷由人政調会長を団長とする沖縄現地調査団を派遣した。
これまでの党による調査・検討を踏まえて沖縄入りした岡田代表は、(1)事故原因の徹底究明、(2)地位協定の改定、(3)普天間の国外移転、が必要であることを明確にし、沖縄県側となるべく協力して政府にこれらを要求していく旨、表明した。
岡田代表はこのほか、「ひめゆりの塔」および「平和の礎」を訪れ、沖縄県民のくぐってきた苦難と平和への希求に思いを致した。代表一行として、斎藤勁沖縄基地問題PT座長代理、武正公一同PT事務局長、伴野豊衆議院議員、若井康彦衆議院議員が同行し、喜納昌吉参議院議員が現地で加わった。《民主党ニュース》