平成5350日目
2003/09/01
この日のできごと(何の日)
【防災の日】130万人が訓練
関東大震災から80年に当たる「防災の日」の1日、政府は南関東直下型地震や東海地震を想定した総合防災訓練を埼玉県入間市などを会場に実施した。今年は南関東直下型地震への対応に重点が置かれ、内閣府によると全国で約130万人が訓練に参加した。
7月には観測史上初めて、震度6の地震が同じ日に3回、宮城県北部を襲い、直下型地震の恐ろしさを見せつけた。
南関東直下型地震の訓練は、埼玉県南部でM7.1の地震が発生したとの想定。緊急の関係閣僚会議の後、小泉純一郎首相が首相官邸で「災害緊急事態」を宣言、国民に冷静な対応と人命救助や消火活動への協力を呼び掛けた。
東京では、秋篠宮ご夫妻が参列し、死者・行方不明者約14万2000人を出した関東大震災の慰霊法要が開かれ、大震災時に虐殺された朝鮮人追悼集会も行われた。
東海地震の危険性が切迫している静岡県など地震防災対策強化地域の7県では約96万人が参加、建設中の静岡空港を臨時ヘリポートとして活用した負傷者や物資の搬送訓練などを実施した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【BS-i・吉田類の酒場放浪記】放送開始
【トヨタ・プリウス】フルモデルチェンジ
トヨタ自動車は1日、エンジンとモーターで走る世界初の量産ハイブリッド乗用車「プリウス」を約6年ぶりに全面改良し、発売した。
燃費の良さや排ガスの有害物質の抑制といった環境性能に、高い走行性能や便利さ、快適さをプラス。「環境に優しい優等生」との印象を変え、幅広い顧客層の支持を狙う。張富士夫社長は「環境と走りを両立させた」と強調。今秋から欧米に輸出するが、中国にも輸出する考えを示した。
燃費は世界最高水準となる1リットル当たり35.5キロと、従来より約10%改善。加速は排気量2000ccのガソリン車に肩を並べたという。モーターの出力を従来の1.5倍にし、電気をためて供給するバッテリーの性能を上げたためだ。
ハイブリッドシステムを利用した機能として、自動ハンドル操作で縦列駐車を助ける装置(カーナビ機能付き)を23万円で追加できる。早朝や深夜にも静かに走れるようモーターだけで走る機能も全車に装備。車の大きさは「3ナンバー」サイズになり、室内が広がった。
価格は上級グレードの「Gツーリングセレクション」で257万円。販売目標は国内で月3000台。海外でも年4万台を売る計画だ。《共同通信》
【沖縄自衛官爆死事件】現場検証
沖縄県沖縄市の廃品置き場で31日、爆発が起き、航空自衛隊那覇基地所属の空曹長、Aさん(53)が死亡した事故で、県警は1日午前、爆発物の特定などを進めるため、捜査員約40人で事故現場の検証を始めた。現場には多数の廃品が野ざらしになっており、爆発物が見つかった場合に備えて、陸上自衛隊の不発弾処理隊に出動を要請した。検証は午後までかかる見込みだ。
Aさんが死亡したのは、敷地の中央に立つプレハブ倉庫の脇の一画。付近は古い冷蔵庫やプラスチックの日用雑貨などが乱雑に置かれている。
米軍のものとみられる演習弾数発が見つかったAさんの車は、爆発の現場から7、8メートルほど離れた敷地内に止められていた。自衛隊の不発弾処理隊は1日、車内から演習弾28発を搬出した。爆発能力はないとされるが、県警はさらにAさんが別の爆発物を扱っていた可能性があるとみて、爆発現場やAさんの車を中心に慎重に検証を進めた。《朝日新聞》
【自民党総裁選】橋本派、分裂選挙へ
自民党橋本派は1日午後、都内の派閥事務所で幹部会などを開き、20日の総裁選への対応を協議、出馬に意欲を示していた笹川尭副幹事長が辞退する意向を示し、藤井孝男元運輸相が出馬する見通しとなった。
ただ、青木幹雄参院幹事長は派としての独自候補擁立について強く反対する意向を表明。青木氏は2日に小泉純一郎首相(総裁)の再選支持を表明する考えで、藤井氏が出馬する場合でも、派が一致して推す態勢にはならず、分裂選挙となるのは必至の情勢となった。2日は都内のホテルで幹部会と幹事会を開き、この後の臨時総会で最終対応を決める予定だ。
一方、江藤・亀井派は1日の緊急総会で、亀井静香前政調会長の擁立を正式決定、2日に予定していた出馬記者会見は3日午前に変更した。高村派は、会長の高村正彦元外相の出馬に向け推薦人の最終確認を急いだ。堀内派会長代行の丹羽雄哉元厚相は講演で、週内に出馬するかどうか最終判断する考えを示した。
1日の橋本派の幹部協議には、藤井、笹川両氏も加わり、会長の橋本龍太郎元首相が、派が擁立する候補を2人で一本化するよう指示。これに対し、青木氏は「派として出すことには応じられない」「結論が出ても従わず、別行動を取ることもあり得る」と異論を唱えた。藤井氏が出馬する場合は、参院橋本派(42人)の相当数と同派衆院議員(58人)の一部が青木氏に同調するとみられる。《共同通信》
【小泉純一郎首相】米財務長官と会談
来日中のスノー米財務長官は1日夕、小泉純一郎首相、塩川正十郎財務相と首相官邸で会談、「(日本は)改革の結果、成果がもたらされるだろう」と述べ、小泉政権の構造改革路線を米政府として支持していることを強調した。
今月の自民党総裁選で再選を狙う小泉首相にとって、米政府の全面支持をアピールする機会となった。《共同通信》
【米・ブッシュ大統領】オハイオ州で演説
ブッシュ米大統領はレーバーデー(労働者の日)の1日、オハイオ州リッチフィールドで建設労働者らの組合員を前に演説、所得税減税の効果などを訴え、雇用拡大に楽観的見通しを強調した。また、製造業救済に取り組むため、エバンズ商務長官に対し、新たな次官補を任命するよう指示したことを明らかにした。
オハイオ州は2000年の大統領選挙で、ブッシュ氏が民主党候補のゴア副大統領(当時)に辛勝した州。来年秋の大統領選で再選を目指す大統領は、組織労働者の多い同州で雇用創出に取り組む姿勢をアピールし、地盤固めを図ったようだ。
ブッシュ大統領は「景気は依然停滞しているが、減税のおかげでわずかな後退にとどまった」と主張。米国の失業率は6.2%に達しているが、大統領は「労働者や求職者にとってより良い日々が控えている」と、雇用拡大に自信を示した。
一方、大統領選に名乗りを上げている民主党候補らは、ブッシュ政権の経済失政を批判。1日付のワシントン・ポスト紙は社説で、ブッシュ大統領就任後に失職した310万人のうち製造業者が250万人に上ると指摘、「製造業の問題は大統領選の争点に浮上している」と強調している。《時事通信》
【MLB】
米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は1日、トロントのブルーシェイズ戦に「5番・左翼」で出場し3打数1安打だった。打率は2割8分7厘。ヤンキースは1−8で敗れた。
ドジャースの野茂投手はアストロズ戦に先発し、5回を9安打4失点(自責点2)で敗戦投手(15勝11敗)となった。ドジャースは1−10で大敗。
エクスポズの大家投手はマーリンズ戦に先発したが、七回途中まで10安打、3失点で11敗目(8勝)。チームは2−5で敗れた。カージナルスの田口外野手はカブス戦に代打で出場したが、空振り三振に倒れた。カージナルスは0−7と完敗。《共同通信》