平成5351日目

2003/09/02

この日のできごと(何の日)

【 JCO】東海村臨界事故現場を報道陣に公開

国内原子力史上最悪の東海村臨界事故を起こしたジェー・シー・オー(JCO)は2日、事故があった茨城県東海村の転換試験棟内を初めて報道陣に公開した。

1999年9月30日の事故発生から約4年。転換試験棟は事故後から使われておらず、JCOは近く国に設備撤去の工事計画を説明し、承認が得られれば建物内の設備を解体撤去する方針。

死者2人、被ばく者663人を出した臨界事故の現場は間もなく姿を消す。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【陸上・末續慎吾選手】銅メダルを手に帰国

陸上の世界選手権男子200メートルで3位になり、五輪、世界選手権で日本の短距離史上初のメダリストとなった末續慎吾選手(23)=ミズノ=が2日、成田空港に帰国した。

到着ロビーで居合わせた観光客や関係者の拍手と歓声に包まれた。末續選手は大勢の報道陣が詰め掛けた会見場に向かうと「こうして記者さんの数を見たら、やるべきことはやったんだなと思う」と安どの笑顔を浮かべた。《共同通信》

【第74回都市対抗野球】三菱ふそう川崎V

第74回都市対抗野球大会最終日は2日、東京ドームで決勝を行い、三菱ふそう川崎(川崎市)が5−4で前阪神監督、野村克也氏の率いるシダックス(調布市)を破り、3年ぶり2度目の優勝を飾った。

三菱ふそう川崎は3点を追う七回、西郷の2点適時打を含めた3長短打に3四死球などを絡めて5点を奪い、一気に逆転。九回に1点差まで迫られたが、逃げ切った。

今季からさい配を振るう野村監督の下、初優勝を目指したシダックスは、元キューバ代表の主砲キンデランの先制2ランを含む3打点でリードしたが、優位を保てずに敗れた。

最優秀選手賞にあたる橋戸賞は三菱ふそう川崎の谷村逸郎投手、敢闘賞の久慈賞にはキンデラン内野手(シダックス)、小野賞はシダックスがそれぞれ受賞した。《共同通信》

【自民党総裁選】藤井氏が出馬表明

自民党総裁選をめぐり、橋本派の藤井孝男元運輸相(60)と笹川尭副幹事長(67)は2日午前、都内の派閥事務所でそろって記者会見、同派から出馬する候補を藤井氏に一本化することで合意したと発表した。

藤井氏は、青木幹雄参院幹事長ら参院側が独自候補擁立に反対していることを踏まえ「橋本派の代表という形にはならなかったが、微力ながら全力を傾注して総裁選に立候補したい」と、出馬の意向を表明した。

橋本派は2日午後、都内のホテルで幹部会と事会を開き、総裁選対応を協議した。引き続き臨時総会で、派としての最終的な方針を決める。

ただ、青木氏は同日中に小泉純一郎首相(総裁)の再選支持を表明する構えで、事実上の分裂と選挙となるのは必至の情勢となった。

笹川氏は記者会見で「若い藤井氏を応援する決断をした」と出馬を辞退したことを説明するとともに「参院側が応援してくれないのは大変残念だ」と強調。藤井氏も「参院側の理解を得て、(出馬が)派の総意となるよう努力する」と述べた。

両氏はこの後、同派会長の橋本龍太郎元首相を個人事務所に訪ね、一本化の経緯を報告し「参院側にも協力を求めてほしい」と要請。橋本氏は藤井氏を激励した。《共同通信》

【防衛庁・石破茂長官】中国軍を視察

石破茂防衛庁長官は2日午前、上海にある中国海軍東海艦隊の基地で最新鋭のフリゲート艦を、また午後には北京に移動し陸上軍の北京軍区装甲第六師団を視察した。

上海では、昨年日本訪問が予定されていながら、小泉純一郎首相の靖国神社参拝のため中止されたフリゲート艦に乗船。艦長らの案内で艦内や装備を詳しく見て回った。

北京の陸軍基地では、戦車や装甲車などに見入り、師団長の説明に「この戦車はあと10年くらい使うのか」などと質問。この後、記者団に「ありのままを見せようとの姿勢を感じた」と感想を述べた。防衛庁長官の訪中は5年ぶり。

石破茂防衛庁長官は2日夜、北京市内のホテルで同行記者団と懇談し、自民党総裁選について、所属する橋本派の意向にかかわらず小泉純一郎首相の再選を支持する考えを示した。石破長官は「誰にロイヤルティーを負っているのかということだ。派閥の一員である前に閣僚だ。安全保障で責任を負っている。それ(小泉再選)に反対するということは自己否定になる。難しいと思う」と述べた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】構造改革後戻りせぬ

小泉純一郎首相は2日夕、都内で開かれた経済同友会の懇談会で講演し、自民党総裁選に再選された場合の対応について「構造改革をしっかりやっていく。金融、税制、規制、歳出削減を進めることが景気対策となる」と述べ、構造改革路線を堅持する考えを表明した。

さらに「構造改革を進める路線を(次に)誰が出ても、もうひっくり返せないようこの3年間でしていきたい」と強調、次の任期中に構造改革を後戻りできない確固たるものにする決意を示した。《共同通信》

【この日の民主党】

[臨時常任幹事会]新たに衆院38人公認・8人推薦決める

民主党は2日午前、臨時の第261回常任幹事会を開き、衆議院選挙予定候補者について、自由党との間で客観的調査を実施したうえで候補者調整を進めてきた12選挙区のうち8選挙区を含め、新たに東京、北海道など38選挙区の公認予定候補者、8選挙区の推薦予定候補者を決定した。これらの公認・推薦予定候補者の名簿は、午後1時30分から両党が同時に記者発表することとなった。

また、来年の参議院選挙予定候補者について、先に決定した選挙区予定候補15人に加え、新たに比例区で全国展開型での選挙をめざす予定候補者9人を決定した。

総選挙追加公認・推薦候補46人を発表

民主党の赤松広隆選挙対策委員長は2日、同日の常任幹事会で決定した衆議院選挙追加公認・推薦候補計46人を発表した。発表の席で赤松委員長は「ほぼ290の選挙区で見通しがついた。今日発表できなかった選挙区についても、社民党との選挙協力も含め進んでいる」と語り、目標である300小選挙区全てでの候補擁立にメドがついたことを示した。2日現在の公認候補は198人、推薦候補は31人。他に民主党が社民党に協力する選挙区が10。

「埼玉新知事の姿勢はわが党と共通」菅代表

民主党の菅直人代表は2日の定例記者会見で、元民主党代議士の上田清司氏が埼玉県知事選挙で圧勝したことについて、「わが党が友情支援したというだけでなく、政官業癒着による税金の無駄遣いをなくすなど、新しい知事の姿勢は次の政権をめざすわれわれの姿勢と極めて共通性が高い。そこに大きな期待を持っている」と述べ、神奈川県、千葉県などの改革派知事とともに緊密な連携を図っていく意向を示した。

また、日本道路公団の債務超過隠蔽などが取りざたされている藤井治芳・同総裁の問題にも言及し、「国土交通相からはお咎めなしとのことだが、債務超過を告発した調査役に対して総裁が『内部資料を持ち出すのは産業スパイだ』などと言い放ったことなども知っているのか。国民の代表ではなく国交省の役人の代表になっている」と扇大臣の姿勢を批判した。《民主党ニュース》



9月2日 その日のできごと(何の日)