平成5349日目

2003/08/31

この日のできごと(何の日)

【埼玉県知事選】上田清司氏が初当選

土屋義彦前知事の辞職に伴う埼玉県知事選は31日投票、即日開票の結果、無所属新人の前衆院議員、上田清司氏(55)が無党派層を中心に支持を集め80万余票を獲得、元総務事務次官嶋津昭氏(60)=保守新推薦=、元内閣府男女共同参画局長坂東真理子氏(57)ら無所属、諸派の7新人を大差で破り初当選した。

千葉、神奈川と並び首都圏で3人目の非自民系知事が誕生。投票率は35.80%で、衆院選とダブルになった2000年の前回知事選を23.39ポイント下回った。

民主党を離党したものの党から支援を受けた上田氏が、自民党県連推薦の嶋津氏に約35万票の差をつけ、民主が事実上の“与野党対決”を制した格好だ。これにより民主、自由両党の合併に一層弾みがつくのは確実で、自民党内で浮上している今秋の衆院解散・総選挙先送り論が強まる可能性がある。

上田氏は「脱官僚支配」を打ち出し、革派のイメージをアピール。「大型公共事業の再検討」や「知事交際費公開」などを訴え、無党派層に幅広く浸透、ほとんどの年代から得票した。自主投票に近い「友情支援」の形を取った民主党も終盤になって菅直人代表らが応援に入り、小沢一郎自由党党首も並んでマイルクを握った。

嶋津氏は、自民党本部は負けた場合に衆院選への影響が懸念されるとして推薦を見送ったため、企業などの組織が十分に動かず、保守票を固めきれなかった。《共同通信》

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【パナウェーブ研究所】川岸の布を撤去

白装束集団「パナウェーブ研究所」が福井市五太子町の拠点施設近くの川岸を白い布で占拠し、福井県から撤去を命じられていた問題で、集団は31日、県への約束通り、布の取り外しを行った。再三の撤去要請を無視してきた集団がようやく撤去に応じたことで、地元住民や行政を巻き込んだ騒動は約3カ月ぶりに一応決着した。

しかし、集団は依然「電磁波の攻撃で女性会長の体に支障が出る」と主張しており、撤去と同時に白布に代わる白い反射板計約50枚を施設の敷地内に設置。ある男性幹部は「(布の撤去は)断腸の思い。反射板を徐々に増やし、ほかに代用するものも考えている」と話した。

反射板の設置で、これまでも渦巻き模様のステッカーや白布に覆われていた施設は一段と異様な雰囲気に包まれ、地元住民の不安を一段と大きくする可能性もあり、新たな火種となりそうだ。

白布をめぐっては、川面まで垂れた布が流される恐れがあるとして、県が6月に2度にわたり撤去を指示。7月には指示を命令に切り替えたが、集団はこれを無視して占拠を続けていた。

だが、8月に入り態度を軟化。その後、施設内で福岡教育大助教授の変死事件が起きたこともあり、31日までの撤去を県に確約していた。《産経新聞》

【世界陸上】

陸上の第9回世界選手権最終日の女子マラソンは31日、パリ市庁舎前からフランス競技場までのコースで行われ、野口みずき(25)=グローバリー=が2時間24分14秒で2位、千葉景子(27)=豊田自動織機=が2時間25分09秒で3位となり、日本選手が銀、銅メダルを獲得した。

世界選手権女子マラソンの日本のメダルは、4大会連続で7、8人目。マラソンでの複数のメダル獲得は第4回大会(1993年)の浅利純子の金、安部友恵の銅以来、2度目の快挙だった。

前世界最高記録保持者のキャサリン・ヌデレバ(31)=ケニア=が2時間23分55秒の大会最高記録で初優勝した。5人が出場した日本選手では、坂本直子(22)も2時間25分25秒で4位に入賞した。《共同通信》

【沖縄・自衛官爆死事件】

31日午後3時50分ごろ、沖縄県沖縄市池原のリサイクル品置き場で「バーン」という大きな爆発があり、男性1人が死亡した。死亡したのは第83航空隊(那覇市)の空曹長(53)とみられ、県警銃器薬物対策課と沖縄署は身元確認を急ぐとともに、陸上自衛隊の不発弾処理隊に出動を要請し、爆発の原因を調べている。周辺への被害はなかった。《時事通信》

【安倍晋三官房副長官】曽我さん夫らの来日要求

安倍晋三官房副長官は31日、NHK討論番組で、拉致被害者の曽我ひとみさんの夫で脱走米兵のジェンキンスさんも含め北朝鮮にいる被害者家族8人を日本に連れてくることが、日朝国交正常化交渉の前提であることを強調した。あ

これに先立つフジテレビ番組では「拉致問題を解決しなければ、核問題が解決したところで、日本からいろいろな支援はしない」と述べ、エネルギー、食糧支援はあくまでも拉致問題の解決後となることを明言した。あ

ジェンキンスさんの身柄の取り扱いについて安倍氏は「米国との間の極めて微妙な問題だ」と述べ、日米間の懸案になっていることを認めた。米軍規律の根幹に触れる問題だけに、解決には日米トップの政治的な決断が必要となる見通しだ。あ

また曽我さんがジェンキンスさんを日本に連れてくる要求対象から政府が外していないか何回も問い合わせてきたのに対し「絶対そんなことはしない」と回答したことを紹介した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】オペラ鑑賞

小泉純一郎首相は31日午後、東京・上野公園の東京文化会館で、ミラノ・スカラ座のオペラ「マクベス」を鑑賞した。自民党総裁選で、「反小泉」勢力が候補者選びで頭を悩ませているのを尻目に、4時間以上にわたりオペラを楽しんだ首相は「素晴らしい。この緊張感がいい」と表情を緩めっ放しだった。

記者団が終了後、マクベスが権力闘争を描いていることを尋ねると「悲劇だけれども、権力ってそんないいものじゃない」とひと言。総裁選については「勝ってよし。負けて良し」と述べた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、ヤンキースの松井外野手は31日、ボストンのレッドソックス戦で5打数1安打だった。打率は2割8分7厘。第1打席から二ゴロ、一ゴロ、中飛(失策)、一ゴロ、中前打。ヤンキースは8−4で勝ち、地区優勝へのマジックナンバーを22とした。

マリナーズのイチロー外野手はオリオールズ戦で2試合連続の無安打(5打数)に終わった。打率を3割2分に下げ、リーグ首位とは5厘差の7位に後退。マリナーズの長谷川投手は14セーブ目を挙げた。試合は3−0だった。

カージナルスの田口外野手はレッズ戦で2打数無安打だった。カージナルスは5−0で快勝。《共同通信》

【この日の民主党】

埼玉県知事選挙で上田清司氏が初当選

31日に投開票された埼玉県知事選挙で、前民主党代議士の上田清司氏(55)が自民党県連推薦の元総務事務次官、島津昭氏(60)などを大差で破り、初当選を決めた。無所属で立候補した上田氏に対し、民主党は「友情支援」を決め、菅直人代表が小沢一郎自由党党首とともに応援演説に駆けつけるなど、連日党幹部らが精力的に応援。これまでの利権・しがらみ県政からの脱却を願う県民の期待に応える結果となった。

午後8時すぎに早くも上田氏の当選確実が報じられると、選挙事務所に集まった支持者らからは大きな歓声が沸いた。同30分、大きな拍手に迎えられて登壇した上田氏は、土屋前県知事辞任の経緯も踏まえ、知事交際費の100%情報公開など県政の透明性を高め、政治不信の払拭に努めるとともに、県内市町村の自立支援、首都圏4都県の連携強化、住基ネット見直しなど、「大胆な破壊と創造」を進めると表明した。

諸準備を確認=合併準備委員会

民主党と自由党の合併準備委員会が31日午前都内で開かれ、大会実行委員長、地方組織合併のWT、自由党の11法案の取扱い、両党で競合する12選挙区の調整など諸準備が話し合われた。

委員会後記者会見した民主党の岡田克也幹事長は「12の選挙区の内かなりの部分が9月2日(火)に、それぞれの党内の手続きを経て決定、発表できる」と述べ、合併準備が順調に進んでいることを強調した。《民主党ニュース》



8月31日 その日のできごと(何の日)