平成3881日目

1999/08/24

この日のできごと(何の日)

【民主党代表選】菅直人代表が立候補を表明

民主党の菅直人代表は24日午後、憲政記念館で記者会見し、9月25日に投開票される党代表選への立候補を正式に表明した。菅氏は「次期総選挙は首相選びの決勝戦、代表選挙はその準決勝」と位置付け、「未熟だが渾身の力を振り絞って、首相候補にふさわしいかどうか、国民、党員の皆さんに問うていきたい」と党代表三選に決意を示した。

菅氏は表明に先立って党本部で、既に出馬する考えを明らかにしている鳩山由紀夫幹事長代理と会談、「(三選されれば)党運営で中心的役割をお願いしたい」として間接的表現ながら「幹事長職」への起用を提示。菅陣営の選対本部長にも就任するよう求め、鳩山氏の出馬断念を促した。

鳩山氏は「一日半待ってほしい。支援しない時は自分なりの考え方を言いたい」と返事を留保した。このため鳩山氏の正式な意思表明は26日以降にずれ込む見通しだ。《共同通信》

民主党の菅直人代表は24日夕、憲政記念館で記者会見し、9月25日に投開票される党代表選挙への立候補を正式に表明した。

菅代表は「次期総選挙は国民が自分の手で首相を選ぶ決勝戦。党代表選はその準決勝」と位置づけた上で、「未熟だが渾身の力を振り絞って、首相候補にふさわしいかどうか、国民、党員の皆さんに問うていきたい」と立候補の決意を強調した。また、これまでの党運営について、菅代表は「野党第1党という立場を習熟できず、野党全体をリードして一つの方向に持っていくことができなかった」と反省の弁を述べた。《民主党ニュース》

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【サッカー・三浦知良選手】京都移籍が決定

サッカーの元日本代表MF三浦知良選手(32)=クロアチア・ザグレブ所属=のJリーグ1部(J1)京都サンガ移籍が24日、決まった。三浦選手と京都サイドの移籍交渉は22日に既に条件面で基本合意に達しており、24日に京都市内で正式契約。

同日午後、獲得を熱望していた京都の加茂周監督と並んで記者会見した三浦は「新しいクラブも決まり、後は戦うだけ。誇りを持って一日一日頑張る」と新天地での抱負を語った。《共同通信》

【水泳・パンパシフィック選手権】第4日

水泳のパンパシフィック選手権第4日は24日、シドニーの国際水泳センターで男女計4種目の決勝などを行い、女子100メートル背泳ぎで中村真衣(中大)がダイアナ・ガルボ(オーストラリア)と1分1秒51で優勝訳あって2連覇し、日本勢で今大会初の金メダルを獲得した。

前回大会100メートル、200メートル優勝の中村は、日本選手最多の大会通算3個目の金メダル。稲田法子(セントラルSC)は4位だった。

男子200メートル自由形は16歳のイアン・ソープ(オーストラリア)が、前日の準決勝で自身が出した世界記録を0秒34縮める1分46秒00で泳ぎ、400メートルに続き世界新で制した。《共同通信》

【台湾・花蓮空港】立栄航空機が炎上

台湾東部の花蓮空港で24日午後0時40分(日本時間同1時40分)、台北発花蓮行きの国内線、立栄航空のボーイングMD90(乗客乗員96人)が着陸直後に爆発音とともに火災を起こし、乗客ら28人が負傷した。

航空会社によると、日本人など外国人は搭乗していない。林豊正・交通部長(運輸相)は、中華航空機が香港で事故を起こした直後だけに、事態を重視し現地入りした。

交通部民間航空局などによると、同機は空港に着陸した際、客室の荷物入れから煙が上がり、爆発音とともに火災が発生。乗客は乗務員の誘導で非常口から機外に脱出した。けが人の多くがやけどをしており、2人が重傷。

交通部長は「原因はまだ不明」としながらも、同機の天井に穴が開いており「爆発物があったかどうかの確認を急いでいる」と述べた。

航空会社側は、荷物入れではじけるような音がした後、黒煙が上がり火災が起きたが、原因は特定できないとしている。乗客の一人は「飛行機が停止してから大きな爆発音がした」と語った。

同機は着陸の際、滑走路をオーバーランして停止。事故後4時間炎上を続け、機内は全焼した。同空港は事故直後に閉鎖された。

花蓮は台湾東部の観光地の入り口に当たる。7、8月の夏休みシーズンは日本の観光客を含め、台北からの航空便利用客が多い。《共同通信》

【オウム真理教・破産管財人】「オウム」の名称使うな

各地で住民とのトラブルが相次いでいるオウム真理教(村岡達子代表代行)に対し、破産管財人の阿部三郎弁護士は24日、「オウム真理教」という団体名の使用や、松本智津夫被告(44)=教祖名麻原彰晃=らの著作物の出版・頒布を中止するよう求める通告書を郵送した。

宗教法人としての教団は平成7年10月、東京地裁の解散命令で法人格をはく奪され、翌8年3月には破産宣告を受けた。しかし、教団はその後も任意団体としてオウム真理教の団体名で、信者の勧誘やお布施集めを続け、松本被告らの著作物も布教に活用している。

阿部弁護士は、団体名の使用権や、破産宣告前の著作物の出版権は破産財団に帰属しており、管財人の許可なしに行使できないとしている。破産管財人が、金銭的価値がほとんどない団体名の使用権などを主張するのは異例。《共同通信》

【薬害根絶・誓いの碑】建立

薬害エイズなどを発生させた国の責任を明らかにし、二度と悲惨な薬害を起こさぬ証として、厚生省に対しHIV訴訟原告団などが設置を求めていた「薬害根絶・誓いの碑」が24日、厚生省前に建立された。

同日夜、弁護士会館で開かれた報告集会で菅代表が挨拶し、「川田龍平さんとのNHKの対談で、郡司元課長が『また起きますよ』と発言したのを聞いて、居ても立ってもいられない気持ちになった。この碑の建立をスタートとして、薬事行政システムの根本的改革をしなければならない」と述べた。集会には厚生省との交渉にあたった家西悟衆議院議員や枝野幸男、山本孝史各衆議院議員も参加した。《民主党ニュース》

【民主党】「新・民主主義」を提唱

民主党の政権政策委員会(座長=中野寛成政調会長)は24日「『最良の国』日本の創造」と題した政権政策をまとめ、菅直人代表に答申した。

A4版で70ページ以上になる網羅的な政策で、今年1月から同委員会が検討作業を続けてきた。次期衆院選の公約となる政策のたたき台ともいえる内容で、「政調の部会などの手続きを経たものではないので、これから党内でも大激論になるだろう。党内に向かっても挑戦的な内容になっている」と中野座長は話している。

政権政策は基本理念として、(1)世界の国々や人々から尊敬され、国民の多くがこの国に誇りを持つことができる、品位と活気のある「最良の国」をめざす(2)当面する「経済再生」だけでなく、国民の不安のもととなっている社会基盤の揺らぎとモラルの荒廃を解消するため「社会の再生」に挑戦する(3)政府にすべてを依存する「受益者民主主義」を脱却し、国民が主役となって参画し責任を負う「新・民主主義」を達成する――を掲げた。

また、5つの挑戦課題として、(1)国のかたちを現在の中央集権型から「分権連邦国家」へと転換し、国の役割を限定し、地域に身近な政府をつくり出す(2)現在の文部省を解体し、学校経営や教育をコミュニティに取り戻すなど、社会の未来を決定づける「学校改革」を断行する(3)社会の基本的モラルを確立するという前提に立ち、犯罪には厳しく臨み、「ルール重視の公正な社会」を実現する(4)少子高齢化社会に備えて、介護や育児の社会基盤の確立=社会化を最優先で進める(5)雇用の開発と平等な雇用機会の保障は社会の責任であり、政府の基本的任務でもあるとの考えに立ち、多様な就業形態の仕事が公平な条件で確保できる「新しい完全雇用」をめざす――を唱えている。さらに、「未来への投資」としての情報通信基盤の整備、電子政府の実現、高速道路網の重点整備と低料金化など、21世紀初頭に向けて戦略的に取り組むべき課題を提案している。《民主党ニュース》



8月24日 その日のできごと(何の日)