平成4242日目

2000/08/19

この日のできごと(何の日)

【クルスク号事故】乗組員絶望

バレンツ海で起きたロシアの原子力潜水艦クルスクの沈没事故で、同艦が所属する北方艦隊のモツァク参謀長は19日、「生命維持の境界線を超えようとしている。最悪の事態を確認することになるだろう」との公式声明を発表。「潜水艦隊史上、最悪の惨事だ」と述べ、118人の乗組員全員の生存を事実上絶望視していることを明らかにした。

全員が絶望との見方をロシア軍が示したのは初めて。沈没事故は12日の発生から8日目で最悪の展開となる見通しとなった。全員の死亡が確認されれば旧ソ連時代も含めてロシア史上最悪の原潜事故。

事故への対応の遅れを世論から批判されたプーチン大統領が政治的に大打撃を受けるのは必至だ。

ロシア国営テレビの特別放送で声明を発表した参謀長は、原潜が他の物体との衝突などの理由で「船体のバランスを失い海底に激突、魚雷が爆発した」可能性が高いと述べた。

参謀長は、事故直後に「艦内前部にいた乗組員は、浸水で全員死亡した」と指摘。後部艦内で救助を待っていた生存者から最近まで「水が入ってくる。空気をくれ」と解体をたたく救助信号があったが、後部でも浸水が続き、救助信号がなくなったと述べた。

その上で「生命維持の境界線はきのう超えたかもしれないし、きょうか、あすかもしれない」と述べ、生存者がいる可能性に否定的な見解を示した。

一方、現場海底には19日午後8時(日本時間20日午前1時)前、乗組員救出を目指す英国の特殊潜航艇「LR5」が到着した。直ちに救助作業を開始する予定だが、参謀長はLR5の任務について「生死を問わず乗組員を艦外に出すことだ」と述べて、事実上手遅れであることを示唆した。

艦隊司令部のあるセベロモルスクでは19日、政府対策委員会(委員長・クレバノフ副首相)が開催されており、声明発表はこの会合で決まったとみられる。

一方、休暇を切り上げて18日にモスクワに戻った大統領は19日、クレムリンでセルゲーエフ国防相らと事故対策について協議した。《共同通信》

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【雪印集団食中毒事件】大樹工場を調査

雪印乳業大阪工場の集団食中毒事件で、同社大樹工場(北海道大樹町)が製造した脱脂粉乳から黄色ブドウ球菌の毒素が検出された問題で、北海道は19日、同工場の立ち入り検査を始めた。

大阪市などは18日、大樹工場が4月10日に製造した脱脂粉乳の保存サンプルから、毒素を検出したと発表した。粉乳は大阪工場に6月20日に納入、その直後に粉乳を使い製造した低脂肪乳などの製品から毒素が集中的に検出されているという。

このため厚生省の指示を受け道食品衛生課は、帯広保健所とともに大樹工場に立ち入り、問題の脱脂粉乳が製造された4月10日前後の衛生管理状態や、製品の保存、流通過程に問題がなかったかなどを調査。記録などが押収されているため、聞き取りが中心になる。

雪印も大樹工場の調査を始めていて、事実を確認して発表するとしている。また他工場の粉乳生産ラインも安全確認をする。

大樹工場は昭和14年、酪農地帯の十勝地方の集乳所として設立され、32年からチーズの製造を始めた。約8万2000平方メートルの敷地、延べ約1万4000平方メートルの建物で、従業員は約250人。チーズが主力商品で、粉乳の生産は月3回程度しか行っていない。《共同通信》

【阪神・野村克也監督】「指導の領域を超えている」

阪神2−6横浜◇19日◇横浜

後半戦が始まった頃の勢いは消えている。四回までは1−2。競った展開だった。それが守りのミスから崩れた。五回二死一、二塁からローズの簡単な遊ゴロを田中が後逸して1点。気落ちした福原は続く中根に左翼線二塁打を許した。0点で終わるはずが3点も与えてしまった。

野村監督は「ここにお世話になってから思うことは、予期せぬこと、思いがけないことが多すぎる。ロードの間にどれだけあったことか」とあきれたようにつぶやいた。好調を維持できないチーム力の弱さ。「指導の領域を超えている。頭を悩ましています」昨年の今ごろも、同じような言葉を聞いたような気がする。《共同通信》

【第82回全国高校野球選手権大会】第12日

第82回全国高校野球選手権大会第12日は19日、甲子園球場で準々決勝を行い、育英(兵庫)光星学院(青森)東海大浦安(千葉)智弁和歌山(和歌山)が準決勝に進んだ。育英は8−7で粘る長崎日大(長崎)を振り切り、優勝した1993年以来、7年ぶりに四強入りした。光星学院は根市が12三振を奪い、2−1で樟南(鹿児島)を破った。同校初のベスト4で、青森県勢としては69年の三沢以来。東海大浦安は浜名が3安打で完投。横浜(神奈川)に2−1で逆転勝し、初めて準決勝に進出した。智弁和歌山は延長十一回、後藤の右翼線安打で7−6と柳川(福岡)にサヨナラ勝ちし、三季連続でベスト4に進んだ。《共同通信》

【J1】第2ステージ第10節

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第10節(19日・国立競技場ほか=8試合)ガンバ大阪が3−2でサンフレッチェ広島を退け、勝ち点23で首位に立った。開幕から首位を守っていた鹿島アントラーズはFC東京と1−1、3試合連続引き分けて勝ち点21の2位。G大阪は後半にビタウと五輪代表候補の稲本が連続ゴールして逃げ切った。柏レイソルは京都サンガーを2−1で下して4連勝、勝ち点20で3位に浮上。清水エスパルスに2−1で競り勝った名古屋グランバスが勝ち点19で4位、ジュビロ磐田はアビスパ福岡に敗れて5位に落ちた。

J1は9月のシドニー五輪、10月のアジアカップのため約2カ月半の中断に入り、第11節は11月8日に行われる。

【MLB】

米大リーグ、ロイヤルズの鈴木誠投手が大リーグ初完投を完封で飾った。19日のボルティモアでのオリオールズ戦に先発。許した安打はわずか7本で、得点圏に走者を背負ったのは二、六回の2度。ともに二死からで後続を絶ち、ロイヤルズは7−0で快勝した。

日本のプロ野球を経ないで初の大リーガーとなった鈴木はこの日が通算40試合目の先発登板で、これが今季7勝目(7敗)で、通算勝利は10となった。また、日本人投手では野茂英雄(タイガース)伊良部秀輝(エクスポズ)両投手に次ぐ3人目の完封達成となった。《共同通信》

【自民党・加藤紘一元幹事長】公明との連立容認

自民党の加藤紘一元幹事長は19日、カイロ市内のホテルで記者団と懇談し、「政権の構成、首相指名は衆院に優先権があるから、連立政権は衆院選から衆院選までと考えるのが理論的にはすっきりする」と述べ、来年の参院選の結果によって現在の自公保連立の枠組みは左右されないとの考えを示し、公明党との連立を容認する姿勢を明らかにした。

さらに「衆院で政権を作るのに(議席が)足りない場合に、党が連立を求めるのは当然だ」と強調した。

加藤氏は従来、公明党の連立参加に批判的な発言をしてきたが、同党の立場に配慮した方向に軌道修正を図ったといえ、「ポスト」をにらんだ動きとして注目される。

参院選での自公協力については「各党が独自に戦うのが連立のあるべき姿だ。選挙協力は政党の垣根を取り払うような困難さを伴う。公明党が独自に戦うのは当然だ」と述べ、自公の選挙協力には消極姿勢を示す一方で、公明党が独自色を強めていることには理解を示した。《共同通信》

【森喜朗首相】バングラデシュ・ハシナ首相と会談

バングラデシュを訪問中の森喜朗首相は19日午後(日本時間同日夕)、ダッカ市内の首相官邸でハシナ首相と会談し、国連改革について「特に安全保障理事会の常任、非常任理事国の双方を増やし、新常任理事国には、発展途上国も加えるべきだ」との考えを示した。

その上で、9月の国連ミレニアムサミットでの演説では「国連改革が急務だと強調したい」と述べ、協力を要請。ハシナ首相は「適切に考慮する」と答えた。《共同通信》

【森喜朗首相】ダッカの保健研修所視察

バングラデシュを訪問中の森喜朗首相は19日、首都ダッカ市内の母子保健研修所の開所式に臨み、所内では入院中の新生児と母親たちに優しく声を掛けて回り、家庭で孫娘を可愛がる「いいおじいちゃん」ぶりの笑顔を異国の地でも振りまいた。

母子保健研修所は日本の無償資金協力で今年6月に開所、173床の産婦人科と小児科病院、研修センターの機能を持つ。

首脳会談を終えて、バングラデシュのハシナ首相らとともに駆け付けた森首相は、正面玄関でテープカットと記念碑の除幕式に臨んだ後、産婦人科病棟を視察した。病棟では前日に生まれたばかりの新生児と母親の病室を回り、「目を大きく開けてママを見ているよ」と赤ちゃんの顔をのぞき込むように話し掛けた。

研修所にはプロジェクト方式技術協力で現在、5人の日本人医師らが勤務している。この中にはコーディネーターとして、国立国際医療センター(東京)から派遣された滑川市出身の山田多佳子さん(46)も含まれ、同じ北陸出身の森首相は「体に気をつけて頑張ってほしい」と激励した。

ハシナ首相は日本の協力に感謝の言葉を続けながら、途中、森首相のネクタイの柄がハシナ首相率いるアワミ連盟のシンボルマークであるボートだったことから、「ネクタイのセンスが大変素晴らしい」と持ち上げる場面も。首相は「わざわざホテルで替えて来た」と応じ、終始和やかな研修所の視察となった。《北國新聞》

【この日の民主党】

カザフスタン、ウズベキスタンを訪問=羽田幹事長、伊藤英成NC外交安保担当大臣

民主党の羽田孜幹事長と伊藤英成外交安保担当NC大臣は、16日から中央アジアのカザフスタン、18日からウズベキスタンを訪問し、両国の首脳と会談し、中央アジア情勢や経済協力などについて意見を交わした。

カザフスタンでは17日にナゼルバーエフ大統領と会い、空港や道路、鉄道建設やアラル海の環境汚染・枯渇問題での日本の協力について要請を受けた。

また19日にウズベキスタンでカリーモフ大統領と約1時間半にわたり会談。同国は、第2次世界大戦後に旧日本兵が抑留されたところで、墓地や日本兵が建てたナボイ劇場が今も残っている。同大統領は、アフガニスタンやパキスタンをめぐる不安定な地域情勢や、天然資源が豊富な同国への日本企業の投資などについて言及し、協力を求めた。羽田幹事長はこれに対し、「世界の安定のために日本やより積極的に確信を持って貢献していくべきだ」などと述べた。また羽田幹事長は、来年の文化月間にナボイ劇場で日本のオペラを上演したいというアイデアを披露し、同大統領も全面的に支持した。《民主党ニュース》



8月19日 その日のできごと(何の日)