平成212日目
1989/08/07
この日のできごと(何の日)
【第115臨時国会】召集
先の参院選挙を受けて第115臨時国会が7日召集された。会期は12日までの6日間で、同日午前の参院本会議では正副議長選挙が行われ、議長に自民党の土屋義彦前議長(63)=埼玉選挙区=を再選、副議長には社会党の小野明副委員長(69)=福岡選挙区=を選出した。また常任委員長選出、特別委員会設置、議席指定など「院の構成」を行った。午後の衆院本会議では会期6日間を自民党などの賛成多数で議決した。天皇陛下をお迎えしての開会式は8日午前11時から参院本会議場で行われる。
注目の首相指名選挙は9日午後からとなる見通しで、8日の自民党両院議員総会での投票で自民党総裁に選ばれる見通しの海部元文相がすんなりと首相に指名されるものとみられる。しかし、参院では野党多数を背景に社会党の土井委員長が首相に指名される可能性が大きい。《共同通信》
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【巨人・原辰徳選手】延長十回サヨナラ打
広島2−3巨人◇7日◇東京ドーム
延長十回、巨人が原の左中間安打で今季6度目のサヨナラ勝ちを収め、広島との差を7ゲームと広げた。八回、救援津田から原の適時打で同点とした巨人は延長十回、再び津田を攻め、一死から川相が左中間二塁打。次打者篠塚の初級に津田が暴投して一死三塁。篠塚、クロマティが連続敬遠された満塁で、原は左中間にはじき返し、接戦にピリオドを打った。
十回まで粘り強く投げ切り、一回の小早川の本塁打による2点に抑えた斎藤は15勝目で、今季このカードは初勝利。
広島は万全を期して投入した津田が裏目に出た。過剰な気負いが、八回先頭打者への四球、十回の暴投につながって自滅した。《共同通信》
【運輸省】山梨県に実験線
時速500キロの超高速輸送期間として期待される超伝導磁気浮上式鉄道(リニアモーターカー)の実用化に向けた新たな実験線の建設について検討中の運輸省の「超伝導磁気浮上式<鉄道検討委員会」(委員長・松本憲司東京理科大教授)は7日、同省内で4回目の委員会を開き、先に建設候補地として選んだ北海道、山梨県、宮崎県のうち、山梨県を新実験線の建設地に選定、山村運輸相に報告した。
この検討結果を基に、同省は来年度から新実験線の建設に踏み切る方針で、1990年(平成2年)度予算概算要求に建設費を盛り込む。《共同通信》
【宇野宗佑首相】マスコミ対策も引き継ぐ
宇野首相は7日午後、臨時国会の議席などを決めた衆院本会議のあと「さっさと終わったね」と記者団に語り掛け、心なしか寂しそう。しかし、記者団が広島市での首相の先進国首脳会議(アルシュ・サミット)報道批判に水を向けると「ミッテラン仏大統領に会談をキャンセルされたと書いて、あとは何も書かん。論評はええけど、事実は事実として書いてもらわな」などと厳しい口ぶりで再びマスコミ報道を批判。
サミット出席が短い任期中唯一の実績だけに、会談の不首尾な部分を強調した報道はよほど悔しいらしく、最後には「次の内閣には(マスコミ対策を?)ちゃんと引き継いでおきます」と捨てぜりふ気味に予告も。《共同通信》