平成4138日目

2000/05/07

この日のできごと(何の日)

【ウラジミール・プーチン氏】第2代ロシア大統領就任

「強い国家」を掲げ3月の大統領選挙で当選したプーチン大統領代行(47)は7日、モスクワの大クレムリン宮殿で就任宣誓し、第2代ロシア大統領に就任した。任期は4年。旧ソ連崩壊以降、政治、経済の混迷を経た核大国ロシアは名実ともに「プーチン新時代」を迎えた。

大統領は就任後直ちに、これまで兼任していた首相職を退き、若手実務家のカシヤノフ第一副首相兼蔵相(42)を新首相指名までの間の首相代行に任命。近く同氏が首相指名されることが確実になった。

新大統領は就任式で「世界で尊敬される自由で繁栄した強いロシアを目指すことがわれわれの目的だ」と演説し、国家再建へ強い決意を表明。強大な大統領権限を背景に、エリツィン前政権が進めた改革の推進を誓った。

就任式では昨年末に辞任したエリツィン前大統領(69)が最高権力の象徴である「大統領章」を新大陸領に授与。民主的に選ばれた新旧の最高指導者の間で、ロシア史上初めて憲法に基づき権力継承が行われた。

新大統領にとっては経済再建に向けた長期戦略の策定やチェチェン情勢の安定化、腐敗追放などの公約実現が課題となる。

森喜朗首相は7日、プーチン・ロシア大統領の就任に際して「力強いリーダーシップの下で改革努力が推進され、ロシアに安定と繁栄がもたらされることを期待する」との祝福のメッセージを送った。

また、首相は大統領と協力しながら「平和案約交渉の進展を含むあらゆる分野で日ロ関係を一層前進させ国際社会の平和安定に貢献したいとの思いを新たにした」と決意を表明した。《共同通信》

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【大相撲夏場所】初日

大相撲夏場所初日(7日・両国国技館)両横綱が好発進した。貴乃花は栃乃洋を速攻で寄り切り、曙は小結貴闘力を豪快に突き倒した。大関はかど番の貴ノ浪が和歌乃山に、千代大海は朝乃若にそれぞれ勝ったが、出島は小結魁皇の右上手投げに屈した。関脇は大関とりの雅山が浜ノ島を逆転で下し、栃東は小城錦に敗れた。小結土佐ノ海は初日を飾った。横綱武蔵丸、新大関武双山ら関取8人が休場した。《共同通信》

【男子ゴルフ】フジサンケイ・クラシック

フジサンケイ・クラシック最終日(7日・静岡県川奈ホテル富士=6694ヤード、パー71)首位タイからスタートした尾崎健夫が70で回り、通算6アンダー、278で7年ぶりのツアー優勝を果たした。46歳の尾崎健は通算15勝目。賞金2200万円を獲得した。

尾崎健は好調なショットを生かして、前半でリードを広げた。17番で二つ目のボギーを打ち、1打差まで迫られたが、18番で確実にパーをとり、逃げ切った。

1打差の2位は佐藤信人と葉彰廷(台湾)。さらに1打差で飯合肇が4位。初日からトップの久保谷健一は6位に終わった。《共同通信》

【女子ゴルフ】ニチレイ・ワールドレディース

ニチレイ・ワールドレディース最終日(7日・東京よみうりCC=6387ヤード、パー72)米ツアー通算20勝の25歳、カリー・ウェブ(オーストラリア)が通算12アンダー、276で日本ツアー初優勝、賞金1080万円を獲得した。

ウェブは風の影響もあって1バーディー、2ボギーの73とスコアを落としたが、他の上位選手も伸びず、2位の不動裕理と安井純子に9打差をつけた。

4位は通算1アンダーの一岡本綾子と吉川なよ子。朴セリ(韓国)は通算3オーバーの10位だった。《共同通信》

【セ・リーグ】星野監督らに出場停止処分

セ・リーグは7日、横浜7回戦(6日・ナゴヤドーム)で球審だった橘高淳審判員に対し、判定を不服として暴力行為に及び、退場処分となった中日の星野仙一監督らに対して、出場停止と制裁金の厳しい処分を科した。

星野監督への処分は7日から11日までの5日間の出場停止と制裁金50万円で、同監督が不在の間は島野育夫ヘッドコーチが代理監督を務める。

立浪和義内野手に対しては5日間の出場停止と制裁金20万円で、大西崇之外野手は10日間の出場停止と制裁金20万円となっているが、橘高審判員に激しく、暴行したとされており、追加処分が検討されることになった。

また、橘高審判員はこの日、名古屋市内の病院で診察を受け「右ろっ骨骨折及び左肩、背部打撲」と診断され、今後2週間は治療に専念することになった。

紛糾したのは七回で、見逃し三振に倒れた立浪内野手が判定に怒って橘高審判員の胸を突き、ベンチを飛び出した星野監督、大西外野手も同審判員に暴行を加え、セ・リーグでは初めて同一チームから3人が退場を命じられた。《共同通信》

【民主党・菅直人政調会長】公明党は閣外出るべき

民主党の菅直人政調会長は7日午後、名古屋市で記者会見し、公明党議員の入閣について「宗教団体が作った政党が閣内に入ることは日本の民主主義にとって問題だ。憲法20条に抵触する」と批判した上で、「どこと政権を組むにしても、公明党には閣内への参加は遠慮してもらうのが適当」と述べ、閣外に出るべきだとの考えを示した。

また、「共産党、公明党との連立政権は考えていない。今の時点で細かく想定しても仕方がない」と両党との連立政権の可能性を否定。次期衆院選の獲得目標議席数については「(単独過半数の)241が目標だが、簡単ではない。自民党の獲得議席を一つでも上回りたい」と述べた。《共同通信》

【西鉄バスジャック事件】「学校は何もしてくれなかった」

西鉄高速バス乗っ取り事件で逮捕された佐賀市の少年(17)が今年3月、佐賀県警に「中学時代にいじめられたが、学校は何もしてくれなかった」と話し、県内の国立療養所に入院する際も不満を示していたことが7日、分かった。

少年が中学校でいじめに遭ってから、療養所に入院するまでの過程で、社会に対する不満を蓄積していたとみられ、事件の背景を解明する重要な手掛かりになりそうだ。

少年は今年3月、自室にかきを掛けて長時間出てこなかった。少年の不在時にサバイバルナイフなど複数の刃物が部屋から見つかり、不可解な言動をすることもあったことから、両親が佐賀県警に相談した。

少年は応対した佐賀署員に中学校でいじめられた体験を詳細に語り「学校は何もしてくれなかった」などと、学校の対応に不満を述べた。

た、佐賀県警は両親の相談を受け、少年の診断を療養所に依頼。少年は「心因性の軽度の精神障害で、入院の必要はない」と診断されたが、県警と両親は「刃物で事件を起こすといけない」との理由から強制力のある措置入院の手続きを取り、入院させた。その際、少年は納得せず、不満を示していたという。

中学時代の同級生の話によると、少年は非常にまじめな性格、からかわれることが多かった。中学三年の3学期には、友達に筆箱を隠され、「階段から飛ばないと返してやらない」と言われて、非常階段の最上部から飛び降り、背中に大けがをした。

中学三年のときの担任の教諭は「クラスメートとも仲が良かったと思う。いじめられていたようには感じなかった」と話している。

広島県警西条署捜査本部が逮捕された佐賀市の無職少年宅からバタフライナイフなど刃物数本を押収していたことが7日、分かった。

捜査本部はこうした護身用ナイフでは威圧感がないため、少年が犯行当日の3日、一時帰宅した自宅からバスセンターに向かう途中に刃物店で大型包丁(刃渡り約30センチ)を購入した可能性が高いとみて調べている。

少年は調べに対し、見返してやりたかったとの趣旨の供述のほか「世間に注目されたかった。目立ちたかった」とも話しているという。

捜査本部は6日の少年宅の捜索で、刃物のほかパソコンや日記帳なども押収。バス内の現場検証では、少年の所持品とみられるバッグの中からメモ類も見つかっており、犯行動機や背景を示す手がかりなどを調べている。



5月7日 その日のできごと(何の日)