平成213日目

平成元年8月8日(火)

1989/08/08

【海部俊樹氏】自民党第14代総裁に選出

8月8日のできごと(何の日)

自民党の第14代総裁に海部俊樹元文相(58)が就任した。8日午後の両院議員総会で総裁選投票の結果、海部氏が対立候補の林義郎元厚相(62)、石原慎太郎元運輸相(56)の2氏を破り、選出された。

有効投票数447票のうち海部氏279票、林氏120票、石原氏48票で海部氏が第1回投票で過半数を制した。反海部票は168票に上った。無効票は4票。昭和生まれの総裁は初めて。

海部氏は9日、宇野内閣の総辞職後、衆参両院本会議での首相指名選挙を経て第76代、48人目の首相に就任する。同日中の組閣に着手、新体制発足にこぎつけたい考えだ。《共同通信》




【自民党・海部俊樹総裁】消費税は福祉目的に

第14代自民党総裁に選出された海部俊樹氏は8日午後、党本部で総裁として初の記者会見に臨み、今後の党運営や消費税の取り扱いについての考えを明らかにした。

この中で海部新総裁は消費税による税収を地方分を除いてすべて福祉目的に充てる方針を明言するとともに、個々の商品の非課税化などを全体の議論の中で検討していく考えを示した。

また消費税問題、政治改革法案を審議するための臨時国会を9月中旬に招集する意向を示し、衆院解散・総選挙については「任期は来年7月まであるので、政治改革、政策努力を通じてじっくり自民党の考え方を知ってもらいたい」と、早期解散を否定した。《共同通信》

【宇野宗佑首相】残る未練

宇野首相8日、自民党両院議員総会で後継総裁に海部俊樹氏が選出されたことについて、記者団から感想を求められると「予想通りだな」「海部君は270はいくと言われていたが、林君の120というのは健闘したなあ。石原君も頑張った」と評論家気取り。

この日朝から「海部君が本命だろ。まあ一回で決まるやろうな」と記者団に予想していただけに、的中にまんざらでもない様子。それでも後継者が決まり、肩の荷が下りたのではないか—との質問には、一瞬、きっとなって「まだ(宇野内閣が)終わったわけじゃないッ。あと一日ある。最後まで気は抜けない」と短命内閣ゆえの未練がましさも—。《共同通信》

8月8日のできごと