平成4909日目
2002/06/17
この日のできごと(何の日)
【プロ野球・日本ハム】札幌に移転へ
プロ野球、日本ハム球団の東京都から北海道への保護地域の変更(フランチャイズ移転)が17日、事実上決まった。北海道にプロ野球球団が本拠地を構えるのは初めてとなる。
札幌にフランチャイズ球団があるのは球界にとってふさわしくないと異論を唱えていた西武球団の堤義明オーナーがこの日、北海道の北広島市内で会見し「日本ハムと札幌ドームが話し合って、日本ハムが札幌にフランチャイズを置くことが決まる。わたしたち(西武)は身を引く」と日本ハムの移転計画を容認した。
これで日本ハムの移転への障害がなくなり、今後は札幌側と具体的な詰めの作業に入る。移転は2004年のシーズンからで、保護地域の変更は1992年のシーズンにロッテが神奈川県から千葉県に移って以来となる。18日のパ・リーグ理事会で承認後、7月の実行委員会、オーナー会議で所定の手続きを経て正式決定する。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【サッカー・W杯】
W杯は17日、決勝トーナメント1回戦2試合を行い、5度目の優勝を狙うブラジルと、米国が準々決勝進出を決めた。ブラジルは3大会連続のベスト8進出。米国は第1回ウルグアイ大会(1930年)でベスト4に進出して以来の好成績となった。
ブラジルは神戸でベルギーと対戦し、リバウド、ロナウドの両エースがそろって4試合連続ゴールを決め、2−0で快勝。韓国・全州でのメキシコ−米国は、米国が前後半に1点ずつ挙げて2−0で勝った。《共同通信》
【平沼赳夫経済産業相】ボツワナ発言を撤回
平沼赳夫経済産業相は17日、秋田市内で前日行った講演での、アフリカのボツワナに関する自らの発言が不適切だったとして、「関係者の悪感情を招いたとすれば申し訳ない」と発言を撤回し陳謝した。17日に首相官邸で開かれた月例経済報告関係閣僚会議の終了後、記者団に語った。
問題となった講演で、同相は、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債の格付けを、ボツワナを下回る水準に2段階引き下げたことを批判。「日本はボツワナに政府開発援助(ODA)を行っている。ボツワナの人口の約半分はエイズにかかっている。そういった国より日本国債のランクが下だというのは意図的だ」と述べた。同相は自らの発言に関し、「(日本の格付けが不当に低いという)事実関係を言いたかった。撤回して陳謝したい」と語った。《共同通信》
【東京地検】鈴木宗男議員の逮捕状を請求
国有林無断伐採事件の行政処分をめぐり、製材会社「やまりん」(北海道帯広市)から林野庁に働き掛けるよう不正の請託を受け、現金500万円のわいろを受け取ったとして、東京地検特捜部は17日、あっせん収賄容疑で鈴木宗男衆院議員(54)の逮捕状を請求、内閣は衆院議長に逮捕許諾を請求した。《共同通信》
【小泉純一郎首相】与党党首と会談
小泉純一郎首相(自民党総裁)は17日午前、首相官邸で公明党の神崎武法代表、保守党の野田毅党首と会談し、重要法案の成立を図るため、19日までの今通常国会会期を7月31日まで42日間延長することを正式に決めた。3党首は延長国会ですべての重要法案の成立を目指すことを確認した。《共同通信》
【この日の民主党】
鈴木議員逮捕問題「自民党は責任感じるべき」羽田特別代表
民主党の羽田孜特別代表は17日の定例会見で、東京地裁が同日、内閣に対して鈴木宗男衆議院議員の逮捕許諾請求を行ったことについて言及し、「(鈴木議員は前回の総選挙で)自民党比例名簿の登載順位の第一位であり、党としてたたかった人だ。自民党では他人事のように言われているが、党としても大きな責任を感じるべきだ」と自民党の姿勢を批判した。
衆院正副議長が健保法改正案で与党に「円満採決」求める
民主党など野党4党の国会対策委員長は17日夕刻、国会内で会談し、鈴木宗男議員の逮捕許諾請求や会期末への対応について協議した。会談後に記者会見した民主党の熊谷弘国対委員長は、与党側が近く提案すると見られる大幅な会期延長について、4野党ともに反対の立場であること、他方、会期末を控えての鈴木議員逮捕許諾請求の国会議決については積極的に対応していくことで一致したと表明した。
熊谷国対委員長はまた、同会談の直前に、与党側を代表して自民党の大島理森国対委員長から連絡があり、「実は議長・副議長から呼ばれ、『健保法について、きわめて憂慮すべき事態が起こっている。いろいろとよく話し合って円満に採決できる環境を整えなさい』と諭された。ついては、明日午後にでも与野党国対委員長会談を行いたい」と申し入れがあったことを明らかにした。
熊谷国対委員長は、防衛庁リスト問題での報告書隠蔽疑惑や健保法の与党単独採決について、挙げて与党側に事態打開の責任があることを強調。野党4党として、18日の与野党国対委員長会談ではまず与党側にこの点を質し、与党側として打開案を出すよう求め、その上で会期末以降の国会対応の協議に臨むことで合意したことを表明した。《民主党ニュース》