平成2363日目

平成7年6月28日(水)

1995/06/28

【日米自動車交渉】合意

ジュネーブで開かれている日米自動車交渉は28日、橋本通産相とカンター米通商代表の閣僚協議で実質合意した。

カンター代表はこれまで強く求めてきた日本メーカーによる外国製部品の自主購入計画の上積みを断念し対日要求を①日本メーカーの北米現地工場の現地調達率の目標数値②1994年3月発表の外国製部品購入計画の再公表―の2点にほぼ絞り込み、日本側もこれを一部受け入れたとみられる。対日制裁決定期限当日ぎりぎりの合意となった。

これにより、日米経済関係に暗雲を投げかけていた米政府による対日制裁は取り下げられ、日本の世界貿易機関(WTO)提訴も撤回される。

日本側は前日までの交渉で、北米の現地生産能力拡大を柱とする対米協力策をメーカー5社が準備していることを表明。29日未明から各社が協力策を相次いで発表した。しかし、部品調達率に関しては北米自由貿易協定で定められた水準までの早期引き上げなど数字抜きの努力目標にとどまっていた。

この日の閣僚協議は当初予定より2時間余り早い午前8時45分(日本時間午後3時45分)から始まり、午後5時(29日午前0時)前に中断した。次官級や専門家による話し合いも並行して開かれた。

米政府は部品購入計画の新たな上積みは断念したものの、日本メーカーによる将来の外国製部品購入額を独自に算定する意向を提示し、そのためには現地調達率引き上げの自主目標となるはっきりした数字が不可欠だと主張。

同時に、米国内ではほとんど知られていない昨年3月にメーカーがまとめた第二次部品購入計画を追加することと、部品の輸入努力を継続することを橋本通産相や自動車業界に要請した。《共同通信》

日米両国政府は28日、閣僚協議で決着した日米自動車交渉の合意内容を発表した。日本の自動車メーカーの海外進出に関する日米の共同声明によると、米国は各社が発表した海外生産計画から独自に北米製部品の購入額、北米での完成車の生産台数と対日輸出台数を試算。日本での外国製部品の購入額も見積額をはじくとしている。

米国側資料はこれにより①メーカー5社の米国での生産を1998年末までに55万台増の265万台とする②この結果、米国での部品購入額は67億5000万ドル増える―などと明記。米国の強い期待を示している。

ただ、日本の自動車メーカーによる北米市場での部品購入計画や、日本での外国車を扱うディーラー数などの数値は「米国の予測であり、政府の責任の範囲外」との表現を盛り込んだが、米国による試算も認めた玉虫色の内容となった。

これにより、米国の対日制裁発動は回避されたが、目標数値の位置付けなどをめぐって将来に火種を残す形の決着と言える。また、米国車を扱う日本国内のディーラー網などについての共同声明も96年末に200拠点、2000年末までに1000拠点の新設という見込みが書き込まれて、いる。《共同通信》



【Jリーグ・サントリーシリーズ】第20節

Jリーグ・サントリーシリーズ第20節(28日・市原臨海競技場ほか=7試合)首位の横浜マリノスは浦和レッズに延長の末1−2で敗れ、13勝7敗で勝ち点40と変わらず。ジェフ市原は鹿島アントラーズに2−1で勝って2位に浮上し、横浜Mに勝ち点2差と迫った。鹿島は3連敗で4位に転落した。ジュビロ磐田は柏レイソルを3−2で下し、3位に上がった。ベルマーレ平塚は1−5でセレッソ大阪に大敗。ヴェルディ川崎は1−0で横浜フリューゲルスに辛勝し、6連勝で勝率5割に復帰した。名古屋グランパスはサンフレッチェ広島を2−1で、清水エスパルスはガンバ大阪を5−4でそれぞれ下した。《共同通信》

【自民党・加藤紘一政調会長】参院選後も村山体制

自民党の加藤紘一政調会長は28日、共同通信主催の「きさらぎ会」で講演し、参院選後の政権の在り方について「自民党首相はいまの3党の連立体制ではコンセンサスを得ていない。自民党に対する国民の信頼回復はほど遠い状況だ」と述べ、「ポスト村山は村山」との見方に変わりなく、参院選で社会党が破れても村山政権が継続されるとの見方を示した。《共同通信》

【大阪府・横山ノック知事】パーティーに右翼団体幹部

今月16日に開かれた横山ノック(山田勇)大阪府知事の政治資金パーティーに、大阪府内の右翼団体幹部が出席していたことが28日、分かった。関係者によると大阪府に本拠を置く暴力団組長が出席していたとの情報もあるという。

右翼団体幹部は一昨年12月、不動産会社役員らから金を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂容疑で逮捕されたほか、昨年3月にも政治資金規正法違反容疑で逮捕されている。

横山知事周辺筋によると、パーティーの案内は、1回でも名刺を交換したことのある人に送付し、事前に約600枚が売れた。20年来の知人に渡した40枚の券のうち、別の不動産業者を通して右翼団体幹部に渡ったという。また暴力団組長について横山知事側は「出席者名簿に名前はないし、金を受け取った事実はない」としている。この暴力団組長の関係者は「組長はそんな会には行ってない。行ったとしても言う訳がない」と話している。

メンバー数人とともにパーティーに出席した別の右翼団体(大阪市)の幹部は「横山知事と個人的な面識はないが、頑張っているので応援している。券をどうやって購入したかは言えない」と話していた。

横山知事の政治資金パーティーには約1200人が集まり、参加費が一人一口2万円。一晩で2400万円以上の売り上げがあったとされる。《共同通信》

大阪府の横山ノック(山田勇)知事の政治資金パーティーに右翼幹部が出席していた問題で、横山知事は28日午前、知事室で記者会見し「今回のパーティーに右翼の方が出席しているとは私は全く知りませんでした」とした上で「今、事務所で事実関係を調べています。皆さんにもう一度ご報告します」と述べた。

右翼幹部との面識について同知事は「(私の)友達に連れられて一回、事務所にお見えになったようです。でも顔を覚えていないし、パーティーで会ったこともないし、来ていることも知りませんでした」と釈明した。《共同通信》

6月28日のできごと