平成3813日目

1999/06/17

この日のできごと(何の日)

【小渕恵三首相】ドイツへ出発

小渕恵三首相は17日午後、主要国首脳会議(ケルン・サミット)に出席するため、羽田発の政府専用機でドイツに出発した。今回の中心課題であるユーゴスラビア・コソボ問題は復興、難民支援に焦点が移る。《共同通信》

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【TBS系連続ドラマ・魔女の条件】最終回

【スズキ・エブリイプラス】発売

スズキは17日、排気量1300ccクラスでは最も多人数が乗れる7人乗りの小型ワゴン車「エブリイプラス」をスズキカルタス北陸から発売した。前列から2人、2人、3人と並んで座る3列シートを採用。排ガス中の有害物質を現行規制値のほぼ10分の1に削減した。後輪駆動車でツインエアコン、サンルーフ付きの車両本体価格は148万円。《北國新聞》

【この日の民主党】

第145通常国会は17日、会期末を迎えたが、政府・与党が8月13日まで会期を57日間延長することを提案し、衆議院本会議で自民・自由・公明改革クの3会派の賛成多数で議決された。

本会議に先立つ代議士会で鹿野道彦国会対策委員長は「本会議に出席し、清々粛々と反対する」と党の対応を説明。さらに小渕首相がケルンサミットに参加する期間を「各自選挙区に帰り、国民との対話の期間としよう」と呼びかけた。

本会議で反対討論に立った佐藤敬夫・国会対策委員長代理は、「国会法の会期の取り決めは、多数党が少数党に対して横暴なる手段で全て自己に都合の良い法案を通すことのないよう配慮する側面を有している」と述べ、理不尽な大幅会期延長を批判した。

また佐藤議員は、反対の第1の理由として、民主党が常に対案を用意し、十分な委員会審議や修正協議を求めていたのにかかわらず、与党側は「数の力を背景にし、国会の場ではなく、国会の外で修正協議を行い、委員会、国会審議を形骸化させた」ことをあげ、「やりたい放題、横暴の限りを尽くした」ことに抗議。

さらに、佐藤議員は、会期延長が自民党総裁選の時期などと絡めて決められた「与党の党利党略」だと断じ、重要法案である地方分権一括法案の参議院での総括質疑が会期末の前々日に始まるなどの与党の国会運営のおそまつさにも矛先を向けた。

佐藤議員は、「政府与党は大幅な会期延長の口実に『雇用問題』を使い、その一方で産業競争力強化関連法案を提出し、無責任なリストラ策を推進しようとしている」ことを、「アクセルとブレーキを同時に踏んで失敗した橋本内閣の二の舞」と断じ、「国民はこうした小手先の対応には決して騙されない」と述べた。

その上で、佐藤議員は、いったん今国会を閉じ、諸準備を整え、国民が納得する「雇用国会」を改めて召集することを求め、反対討論の演説を終えた。

自民、共産、社民の代表がそれぞれ討論した後、起立採決の結果会期の延長が決まった。《民主党ニュース》

今月9日から16日まで、ユーゴスラビアの首都ベオグラード、コソヴォ自治州、難民キャンプのあるマケドニア共和国を訪問していた民主党の川内博史衆議院議員が、17日国会内で記者会見し、「NATOの空爆はバルカン半島の火種を更に大きくした」と感想を語った。会見には藤田幸久・党コソヴォ難民避難民支援対策本部事務局長も同席した。

ユーゴスラビア、マケドニア両国で、川内議員は、政府高官や日本大使館関係者、ジャーナリストと会い、双方の見解を直接確認した。首都ベオグラードではモレナ人道担当大臣と会い、空爆で被害を受けたセルビア人難民にも目を向けるよう要請を受けた。

また川内議員は、現地関係者からの取材の結果から「民族浄化」と称されるユーゴの行為について「過激なテロ集団であるコソヴォ解放軍(KLA)に対するユーゴ軍の軍事的優位が国際的な非難を呼んだ」と分析。「アメリカとNATOの一部の国が、人道的惨劇を防ぐという口実で独立心旺盛なユーゴを叩いたのが真相」との見解を示した。さらに、停戦合意にかかわらず、「NATOの空爆は、コソヴォにおけるアルバニア人の独立運動、KLAのテロ活動を一層支援することになる」との懸念を表した。

川内議員は「バルカン半島の平和にはユーゴの復興と、マケドニアなど隣国の政治的安定・経済成長が不可欠」として、欧米諸国が躊躇しても、日本は積極的にユーゴの復興に手を貸すべきだと述べた。《民主党ニュース》



6月17日 その日のできごと(何の日)