平成2386日目

平成7年7月21日(金)

1995/07/21

【郵政省】サブミナルでTBSを厳重注意

郵政省は21日、東京放送(TBS)が5月7日と14日に放送した番組「報道特集」の中で、オウム真理教の麻原彰晃教祖の顔などの映像を、視聴者が気付かないように挿入する、いわゆるサブリミナル的手法をとったことに対し、「今後このようなことが二度と生じないよう」文書で厳重注意した。同時に再発防止への取り組みを徹底するよう要請した。

文書の中で郵政省は「サブリミナル効果を狙ったと疑われる画像を挿入したことは、放送に対する国民の信頼を著しく損ない、放送の公共性と社会的影響力にかんがみ、極めて遺憾な事態だ」と、厳しく指摘した。《共同通信》



【東京都・青島幸男知事】おわび行脚は2000万円

世界都市博中止に伴う「おわび」のため欧米を歴訪した東京都の青島幸男知事の11日間の旅に要した費用は「未精算だが2000万円」(都幹部)に上ったことが21日分かった。

飛行機はファーストクラス、ホテルも一流どころばかり。都議会内には「一銭たりとも税金を無駄にしないという公約は看板倒れ」と反発の声も上がっている。

青島知事の訪問先はジュネーブ、パリ、ニューヨーク。案内人の職員、警護官ら随行員8人のほか、「外交儀礼上の理由」(同)で知事夫人も同伴した。《共同通信》

【村山富市首相】「公共投資配分見直しが必要」

村山首相は21日、95年度予算の第二次補正予算の編成について、「公共投資の配分見直しをやって新しい時代に対応できるよう必要なところに集中的に配慮する。公共投資の配分を十分見直すことが必要だ」と述べ、科学秘術分野や情報通信分野などの課題に重点的に予算配分する考えを示した。

補正の規模については「思い切った大型補正を組むつもりだ」と述べた。遊説先の福島県いわき市内で記者団の質問に答えた。《読売新聞》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は21日、遊説先のJR秋田駅でキヨスクに立ち寄り「久しぶりじゃ」と言いながら駅弁を物色。女性店員から説明を受け、きりたんぽなど秋田名物がたくさん入った駅弁を選んだ首相は「コメどころじゃからね。おいしかろう」とすっかり食欲をそそられた様子。連日の参院選応援行脚で「一生懸命体を動かしている」ためか、次の遊説先の盛岡市に向かう列車に乗り込むと、早速弁当を広げ「弁当を食べて元気を出そう」と気合を入れてパクリ。「選挙は戦いじゃ」が口ぐせの首相。腹が減っては戦ができぬ?

○・・・自民党の森喜朗幹事長はこの日、土砂降りの雨の中、大津市で街頭演説。「細川、羽田連立内閣は口先だけの改革を唱え、混乱を招いた」と批判する一方、現政権の成果を強調、自社共同推薦候補の支持を訴えた。その一方で「景気対策をしっかりしないといけないが、自社に隔たりがあるのは事実。参院選で自民党が勝利しても今の内閣は変わらないが、自民党中心の考え方になるのは間違いない」と独自色の宣伝にも熱を込めた。選挙結果次第で自身の責任問題も浮上しかねないだけに、社会党にエールばかり送っていられない心境?《共同通信》

【メリルリンチ】英証券を買収

米証券最大手のメリルリンチは21日、英国の証券会社スミス・ニュー・コート(SNC)を約8億4000万ドルで現金買収することで両社が合意した、と発表した。

SNCは証券値付け分野などで国際的にも首位を争う実績を持つほかアジア市場にも強く、メリルリンチはこの買収で世界最大の証券会社にのし上がることになる。

同社はSNCの証券引き受け、調査・分析力を取り込むと同時に、SNCが積極展開してきたマレーシア、タイ、南アフリカなど米国外での業務拡大を狙う。SNCはメリルリンチ傘下に入ることで資本力をカバーする。

SNC買収交渉は当初、ドイツのコメルツ銀行が先行していたが、条件が折り合わず21日に買収断念を発表したばかり。SNCの筆頭株主で25.9%の株を持つロスチャイルド・グループも今回の買収を承認している。《共同通信》

7月21日のできごと